【境界悪性腫瘍】発覚~手術までの経緯
最終診断結果は「左卵巣境界悪性腫瘍」でした。
それまでの経緯です。
きっかけは膀胱炎?
2023年9月
膀胱炎と思い泌尿器科を受診。
私は5~6年前の膀胱炎をきっかけに、年に一度は罹るようになっていました。排尿痛はなく、いつも頻尿と残尿感。 細菌がいないのに膀胱炎っぽい症状がでることもありました。
今回は膀胱炎の診断がくだり、抗生剤を5日服用。
ただ、まだ違和感があったため1週間後再受診。尿はきれいになっていたのですが、「一応エコーしてみましょうか!」と。
「産婦人科の病気かかったことありますか?」
「ありません・・・」
「膀胱や尿道には問題ありませんでしたが、
左卵巣が腫れているので一度婦人科にかかってみてください」
左卵巣嚢腫と診断
2023年9月
レディースクリニックにて左卵巣6センチの卵巣嚢腫と診断される。
大学病院で精密検査を薦められ、紹介状をかいてもらいました。
2023年10月
大学病院にて精密検査 MRI
悪性ではない
血液のたまる「チョコレート嚢胞」ではないかと診断されます。
仕事の都合で転院する予定だったため、治療は受けず。
2023年1月
実家近くの病院で手術を受けることにし、紹介状もらい転院
診察の際、「紹介状には成熟嚢胞性奇形腫と書いてありました。がエコーの影からして、別のものだと思いますね・・」
(いや、前の先生血液っぽいって言ってたのに成熟嚢胞性奇形腫ってかいてたの??どういうことー。)
悪性の可能性は低いけど、
手術してみないと嚢腫の種類はわからない。とのことでしたが早く治したかったため手術に臨みました。
1度目の手術【腹腔鏡手術】
2024年2月16日
腹腔鏡手術にて、左卵巣腫瘍のみ摘出
病理検査の結果①
手術から3週間後、摘出した嚢腫の病理検査を聞きに行くことに。
仕事の復帰も数日後だったので、軽い気持ちで一人で聞きに行きました。
先生に「今日はお一人で来た?」と聞かれ何か怪しい空気を察知。
「取り出した腫瘍が境界型悪性腫瘍(良性でも悪性でもない)
さらに一部に上皮腺癌を含む細胞も見つかりました。
左卵巣、卵管を摘出する追加手術をしたほうがいいですね。」
「・・・境界型?がん?追加手術」
予想していなかった結果に呆然としてしまいました。
診察室内にいた看護師さんに待合室で「驚いたよね。大丈夫?」と言われたときは涙があふれそうでした。
卵巣境界悪性腫瘍は悪性ではないのですが、抗がん剤などは効かないため摘出手術が最善の治療法。
腹腔鏡の術中に卵巣が破れ、内容物が腹腔内にこぼれたことから
「卵巣境界悪性腫瘍1C期」 と最終診断がくだりました。
2度目の手術【開腹手術】
2024年4月
開腹手術にて左卵巣・卵管・大網(胃から腸管の前方に下垂した腹膜の部分)を切除
腹腔内精査、腹膜生検、右卵巣の生検
病理検査の結果②
腹腔、腹膜、右卵巣に異常なし。
1度目に手術した左卵巣にも残存はなかったとのこと。
現在療養中。
ここまでの想い
1度目の手術からも回復してきた矢先の境界悪性腫瘍の診断。
また、左の卵巣、卵管を切除するということに大きなショックを覚えました。未婚で出産もしていません。将来への不安でいっぱいでした。
ただ、今の状態では妊娠もできない。(そもそも結婚すらしていないが・・・)遅かれ早かれ手術が必要なら早めにしていまいたい。と思い2度目の開腹手術をすぐに受けました。
一部、軽度の上皮腺癌もあったといわれたことも気になっていたので。
2度目の術後の病理検査には問題がなかったので、たらればにはなりますが、残存がなかったなら卵巣を切除しなくてもよかったのでは・・・という気持ちになることもありました。
ただ今後の再発リスク等も含めて、この選択がベストだったと思います。
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