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YUNA ASIA TOUR in TOKYO

 月曜日の夜、YUNA ASIA TOUR in TOKYO(恵比寿LIQUIDROOM)を観た。週末や休前日ではない平日のスタンディングは、多分久し振り。

 YUNAはマレーシア出身・LA拠点の実力派シンガー。洗練された大人のR&B、その歌唱力表現力にノンアルのピンクレモネードでも存分に酔いしれる。なにせ上手い。上手いうえに魅せる。
 指先まで美しくしなやかな、そして自由な動き。コレオなのか、音楽とともに身体から湧き出しているのか皆目わからない。音と絡みあい一体になっている。 
 英語の楽曲とマレー語楽曲、新しい曲と初期の曲、様々に織り交ぜたセットリスト。考えてみれば、マレー語の楽曲を生で聴くのははじめてだった。その響きがR&Bにのると、何ともやわらかく心地良い。

 MCは英語で。次の曲の準備中「えっ、超静かじゃない?(意訳)」と笑い、紹介では「こちらはアッシャー!(意訳)」とギャグを飛ばすなど、キュートで楽しい。表情をくるくる変えながら観客を魅了する。

 これまでに観たどのライブよりも客層が多彩なのも印象的だった。
 国も年齢もまったくもってばらばらといった感じで、日本在住のファンもきっと数多く駆けつけたのだろう。海外イベントでは入場規制がかかっただけあって、待ち望んでいたファンもいただろうと思う。その反対に、全く予備知識なく参加しているといった会話も聞こえてきていた。
 なんとも多様だ。しかしながら、ばらばらでありつつもコーレスやシンガロングの一体感よ。それは幸せのかたち。時勢もあり、ああこれって平和だなと噛み締めてしまった。

 アンコール含めて全19曲、ボリュームもパフォーマンスもすべてが素敵なステージ。
 sooooooo special Monday night !

 セットリストはTwitter(X)にてしゃぴろ様にご教示いただきました。ありがとうございました。

special thanks : For Ticket Pia and Kyodo Tokyo, I really appreciate for invite me this WONDERFUL live show!!

なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」