手首の傷跡を隠すのをやめた

こんにちは、水原なつめです。

タイトルの通り、私の左腕にはリスカ・アムカ跡があります。
高校生のころ自傷した跡です。
現在進行形でたまにしますが、切れ味の悪いカッターを使っているためうっすい傷跡にしかなりません。放っておくとかさぶたになって消えるくらい。
夫と知り合ったのが冬だったのでしばらくは隠し通せましたが、春に旅行に行ったとき袖をめくられて傷跡(のごく一部)を見られました。
夫は冗談のつもりで見たのでしょうが、私は「これガチのやつだから見るのやめて」と言いました。

Twitter(X)で傷跡隠しのコンシーラーをフォロワーさんに教えてもらって、半袖の季節はやり過ごしました。
でも、結婚するなら日常的に見られる機会はあるよな?
そう思い、ある日隠すのをやめました。
手首にわかりやすいものが3本、二の腕にわかりやすいものが6本。白く浮かび上がったそれらは、私の生きてきた証でもあります。
他にも最近切ったところがありますが、半袖でも隠れる部分にしています。
いい歳して何やってんだ、と言われそうですが自分を希死念慮から守るための手段だと思ってほしいです。

夏は普通に半袖の服を着るので、夫も傷跡が複数あるのを分かっているんだろう。でも何も言われないです。
リスカ跡よりも病気持ちであることのほうを先にカミングアウトしたので、もう何も思ってないのかもしれません。

私は時々リスカ・アムカ跡をなぞって、愛おしい気持ちになります。
20歳になるまでに死ぬつもりだったので、将来のことを考えずにつけた跡のことにそんな感情を抱きます。
自傷して分かったのは、そんなに簡単に死ねないこと。傷跡は一生残るということ。

昔の私も今の私も全部抱えて、今日も生きていこうと思います。
皆様、どうか健やかにお過ごしください。


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