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客観と、「なら私は?」

flumpool Special対バンツアー2022「Layered Music」2022.6.18 @大阪・オリックス劇場
w/フレデリック

flumpoolとフレデリックの対バン1日目、フレデリックのファン目線でフレデリック中心の感想をまとめました。

オンリーワンダー

ホールでフレデリックのライブを観るのが初めてで、全体通して音の良さに感動した。
武さんがたくさんクラップ煽ってくれて楽しかった!
「扉を開くのは 君じゃないのか」の後の大サビの入りが今まで聴いた中で一番気持ちいい音。心の中の銀テが飛んだ。

リリリピート

あのアレンジのイントロと健司さんの「リピートして、リピートして、リリリピート」が最高だってリリリリリリリリリピートくらい言ってるけど今回も最高だったので言う!最高!!
嬉しさが溢れ出ちゃってクラップ前の挙手かなりフライングしちゃうのそろそろ直したい。
最近ライブでリリリピートたくさん聴けて毎回大感激してる。ほんと嬉しかったですありがとう!!!!

KITAKU BEATS

ライブで観るのが意外と久しぶりだったから嬉しい👏👏
「だらしないRouteはやめて」で康司さんが飛び跳ねながら移動してたのがかわいい。ベース弾きながらなのがすごい。

峠の幽霊

事前特番で話に上がってたからもしかしたら…と思ったらもしかした!!大阪来てよかった!!!!
健司さんの衣装の赤と後ろの3人を照らす青の照明の対比が幻想的。2番の「どこいった」の双子のハモりで鳥肌立った。
私の席からだとステージに置いてあるペットボトル加湿器の蒸気が緑の照明で人魂みたいに見えて、偶然といえど演出の一部のように感じた。

NEON PICNIC

このブロックの3曲、1曲ごとに会場の空気が変わっていくのをすごく感じた。
今回は神戸空港経由だったのもあって、フレデリック聖地巡礼も兼ねてライブ前に神戸で遊んでいて。
南京町の中華街の看板とかネオンを見てNEON PICNICの世界みたいだよね、なんて話していたからこの日に聴けてすごく嬉しかった。

ラベンダ

ライブで観るのは初めてで、度肝を抜かれた。
歌い出しの思わず息が止まってしまうほどの緊張感と、サビにかけての流れるような心地良さの両方が音源よりもさらに強く印象づけられていて、それでいてそのバランスが絶妙。ホールならではの照明の使い方も好き。

Wake Me Up

Wake Me Upも前回のフレデリズムツアー以来だから意外と久しぶり。
リリースからライブでいろんなアレンジが加わって変化する過程を見ていたけど、この曲はまだまだ化けていくんだなと実感した。楽しさとシニカルと狂気が一緒になってギアが上がってる。
健司さんが最初の「愛されたいばかりのSOS」をオクターブ上げて歌っていたのが最高。

ジャンキー

Wake Me Upからの怒涛の流れもすごいけど、健司さんがあのサビを踊りながら歌うのがすごすぎるしメンバーが客席負かす勢いで盛り上がってる。踊らせる側が踊るとこんなに爆発力のあるステージになるのか…!
FCツアーや春フェスで観たときももちろん楽しかったし全力で踊ったけど、今回はフレデリック自身がミュージックジャンキーを体現しててこっちも狂うくらいに踊ってしまったしアドレナリンがすごい出た気がする。
代々木でどんな景色になるのか本当に楽しみ。

オドループ

他のアーティストでも、長いことファンでいると代表曲って「いつものやつ」みたいな、いつでも聴けるからめちゃめちゃ嬉しい!みたいな感情が湧きにくいように思う。
けど、オドループはいつでもテンション上がるし大好きだし、何回観ても楽しい。flumpoolのファンの人もすごく楽しそうで嬉しかった。
隆児さんのギターソロ中、武さんの後ろに双子が並んで3人で見守ってたのがなんかいいなって思った。

TOGENKYO

「悲しくたってそんな顔見せずに笑って過ごしてんだ」
フレデリックもflumpoolも、バンドとバンドの居場所を守るためにどれだけの苦しみがあったのか私は知らない。知りようがない。
それでもバンドとしての人生を選び続けてくれていることを後悔してほしくないな、と思う。
あなたが私の桃源郷を作ってくれたように、私があなたの桃源郷を作る要素の1mmにでもなれているのならこんなに嬉しいことはありません。

今回のライブで、TOGENKYOを聴いて見える世界が少し変わった気がする。

flumpoolのライブ

flumpoolさん。今回初めてライブを観て、先輩の余裕と優しさも見せつつ本気でバチバチに魅せていく姿がすごく格好良かった。フレデリックへの愛あるイジりも好き。一生さん、3人連れて蕎麦行ってあげてください。

決まった振り付けとかクラップとかタオル回しとか、見よう見まねでやってたけど楽しかった!!君に届け、もちろん知ってはいたけど改めて聴くと歌詞がすごく真っ直ぐで強さもあって少し泣きそうになった。

アンコールの夏よ止めないで、初めて聴いたけど爽やかで素敵な曲で、健司さんが楽しそうに歌っていて良かった。

ボーカルの隆太さんはflumpoolの楽曲の世界の人そのままな感じで(作詞者だから当たり前かもしれないけど)、弱さや悲しみを抱えながらも周りに光を与え続ける存在のように思う。

flumpoolを知ったきっかけのOver the rain、それきっかけで買った「Unreal」の中で一番好きなlabo、中3のNコンで歌った証の3曲が聴けたらいいな〜って思ってたけど、1日目のセトリには入ってなかったのでいずれワンマン行きます。
大人になった私はflumpoolのライブ観に行ってるよって10年前の私に伝えてあげたい。ライブ観れて本当に良かった!!



最後に。

隆太さんがMCで言っていた、健司さんがライブ中も満たされていないように見えるのは目の前の人をもっと楽しませたいという想いが常にあるから、という話。

きっとバンドマン同士だから見えること、気づけることがあるんだろうな。正直、1ファンの私は今までそう見えていなかったし気にもしていなかった。

でも話を聴いたらたしかにと思ったし、それと同時に、じゃあどんな方法で、どんな言葉で届けたら、発信したらより伝わるんだろう、そう考え始める自分もいて。
だって音楽を通して貰った幸せを返すには、私にはまだまだ足りないものがある。

烏滸がましいけど、健司さんの気持ちと少し似ているのかもしれない。

フレデリックほど「伝えずにはいられない」バンドってなかなかいなくて、ライブや曲の感想はなるべく純度高く的確な言葉を選んで、「これがさ僕のハートですが どんな形に見えていますか?」って歌詞みたいに、自分の心をそのまま見せるくらいの気持ちでライブで踊ったり感想書いたりしてる。
でも、まだ伝えきれない。まだ足りない。
ライブで踊る体力はもっとつけられるし言葉も表現ももっと磨いていける。これが自己満足でも本人に届いたとしても変わらない。伝えずにはいられないだけだから。


代々木まであと1週間と少し。今まで培ってきた感性をすべてこの2時間に向ける気持ちでいます。会場で、言葉で、今の私のベストを尽くして愛を届けられたら。

フレデリックは絶対に大丈夫だから。このまま突き進んで暴れ倒して、私を、私たちを踊り狂わせて。