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SUB MACHINE,BESTMACHINEを聴いて

UNISON SQUARE GARDENを愛する皆様、ごきげんよう。

20周年を迎え記念すべき武道館ライブから1ヶ月経った。
さて、武道館ライブと同時に発売された20周年アルバム「SUB MACHINE,BEST MACHINE」を皆様聴いておられるだろうか?
筆者はと言えば、購入してからひたすらに聴いてると言っても言い過ぎではないくらい聴いている。

Disc2のカバー、Remixされた過去シングルたちも新たな味わいを見せているが、見所はやはりDisc1の未発表曲の数々だろう。
筆者は恥ずかしながらファンになってまだ10年程であるので、これらの曲については存在を知ってる曲こそいくつかあるものの、実際に聴くのは今回が初めてである。

実際に聴いてみた感想だが……


こんなすごい曲たちを未発表のまま温めていたのか!?!?


……いや、1曲目から良すぎる。
さすがに1曲1曲ここが良いだの何だのと書き連ねるつもりはないが。
1曲目の「星追い達の祈り」がいちばん好きかもしれない。
静かな立ち上がり、激情を奏でるサビ…とても好み。


ちなみに発表させていただくと筆者のお気に入りは
「星追い達の祈り」
「空の在処」
「ミカエルは雲の上」
「愛はきっと」
「アナザーワールドエンド」※新曲
あたりである。


さて、未発表曲たちは全体的に若さを感じる曲が多い。
実際に若かったのだから当然なのだが…
そこは突っ込まずに聞いてほしい。
筆者がこのDisc1に並々ならぬ魅力を感じるのは、その「若さ」こそがポイントなのだと思う。

……痛い痛い。石を投げないで。
いや君たちの気持ちも分かる。だってここだけ聞いたら若い頃のユニゾンしか好きじゃないと言ってるようなもんだ。

勿論だが筆者は今のユニゾンも大好きである。新譜が出れば買うし聴くし、可能な限りそれぞれのツアーの中で一度はライブに行きたいと思っている。
(ちなみに最近の曲の中だとスペースシャトル・ララバイ、あまりに写実的な あたりが特に好き)

しかし、同時に「今のユニゾン」と「過去のユニゾン」には確実に違いがあると思っている。
演奏の仕方、声の出し方、曲調などなど…
それは年齢によるものや、流行りによるもの、そして勿論演奏技術の向上などによるものである。
今には今の良さがあり、過去には過去の良さがある。
3ピースとは思えないほどの重厚感は今のユニゾンならではの強みだ。

ただ、私がユニゾンを好きになったきっかけの曲「センチメンタルピリオド」。そして星や空を歌った曲たち。
私の中で昔のユニゾンは「星降る夜空の下 草原で歌っている」イメージが強い。

今のユニゾンも別ベクトルとして好きなんだ。それは確実にそう。この気持ちに全く嘘はない。
だけど、私が好きになったユニゾンは星空の下で歌っていたから、それを思わせる曲には特別な想いを抱いてしまう。


若いメロディーラインや、爽やかな歌詞。
聴いていると、
「うわー!爽やか!こんなのユニゾンじゃない!」
「でも好きだ!!」
こんな気持ちでいっぱいになる。
いささか爽やかすぎるところもあるが、草原で歌うユニゾンにまた会えた。
ああこれこれ、こういう曲好きなんだよ。
そんな曲たちが集まっていて、聴いていてすごく楽しい。
よく未発表のまま温めておいたと思う。
勿論若さに溢れている曲も多いが、今普通にシングルやアルバム曲として発表していても遜色ないものばかりだと思う。今のユニゾン風にアレンジはしていて、当時のままでは無いのだろうけれど。


若かりしユニゾンに浸っていると、唯一の新曲
「アナザーワールドエンド」で一気に現在へ。
ユニゾンにしては優しすぎる歌詞。それが20周年の特別さを感じさせてくれていい。
世界がひとつにならなくても、それでもユニゾンの曲に救われている人間がここにいたりするよ。


ありがとう、UNISON SQUARE GARDEN

もう少しこのまま魔法にかけていてくれ


君たちのお気に入りの曲はなんだい?
もし最後まで読んでくれた物好きがいたら是非教えてほしい。