ロマサガD&D

どうも。前々から「ロマンンシング・サガ」のワールドセッティングでD&D5eをやりたいと思っている僕です。
いろいろと妄想だけが広がっていくので、一旦書き留めておこうと思い、これを書いてます。

<キャラクタービルドの特殊ルール>
・基本的にキャラクター種族は一律「選択ルールのヒューマン」のアレンジ版(ゲッコ族としてリザードマンは可としますが推奨はしません)
・父、母の設定を作ってもらい、それによって選択ヒューマンの能力値+1がどの能力値につくかを決定します。(詳しくは後述)
・5版において意味をなしていないアライメントという概念は不採用(そこに変に縛られるのを避けるため)
・背景で「隠者」「相続者」を選択したキャラは、このマルディアス(世界の名前です)の秘密に一部気付いていることとします(なのでパーティに一人くらいいると良いですが、もちろんいなくてもいいです)
・利き腕を決めてください。1LV時特技で「二刀の使い手」を得た場合は、両手利き可とします。
--以下細かいところ
・みんな忘れがちなトリンケット表は必ず振ってもらいます。
・そしてみんな誤解しがちな「人格的特徴」は『2つ』付与されますので、2つ得ましょう。背景の選択肢の中身に拘らず、自分で新たに考えることを推奨します。そしてこれらは、ビルドゥングスロマン的に、冒険中何かの体験、教訓を得て上書きされる可能性が高いものと定義します。(初期設定と運用との乖離や、成長したのに精神だけ成長しない、みたいなことを防ぐため)
・能力値はポイントバイです。人間の種族ボーナスの振り方には条件があるので後述します。
・特技は通常通り選択してください。サプリの縛りはありません。
・リザードマンは、通常ルールと変わりません。
・とにかくいろいろ相談してください。

<両親の設定とボーナス能力値について>
ロマンシングサガは、両親の設定で初期能力値が変わります。そのシステムを採用して、両親が何をしていた人なのかと、ボーナス能力値を合計2になるように決めます。
戦士(筋力+1)
女戦士(耐久力+1)
聖戦士(筋力+0.5、魅力+0.5)
武闘家(敏捷+0.5、判断力+0.5)
魔戦士(筋力+0.5、知力+0.5)
僧侶(判断力+1)
シーフ(敏捷+1)
詩人(敏捷+0.5、魅力+0.5)
魔術師(知力+1)
占い師(魅力+1)
例えば、聖戦士と僧侶の両親だとした場合、筋力+0.5、判断力+1、魅力+0.5となりますが、この場合は判断力の+1は確定とし、筋力か魅力かのどちらかを+1するということになります。
また、例えば占い師と詩人の両親だった場合、敏捷+0.5、魅力+1.5となりますが、こうした場合、敏捷と魅力にそれぞれ+1でも、魅力+2でも可能ということになります。(通常の「選択ルールのヒューマン」ではひとつの能力に+2はできませんが、今回は可とします)
できれば、「両親は存命かどうか」「何人兄弟で自分は何番目の生まれか」といったステータスは、何らかのかたちで書き記しておいてください。兄弟の名前まで決めているとスムーズですね(何が?)
設定が作られることが重要なので、プレイヤーが望むのであれば、ここに記載してある以外の両親を設定することも可能です。

<ワールド設定>
4つの国、6つの地域が存在します。
概要はこちらに。
そしてイメージを補強するために補足すると、
●騎士団領=中世ドイツ
 -ミルザブール=悪神と刺し違え英雄神となったミルザの名を冠する港町。現在の領主はテオドール。ドイツの工業都市は大都市になってしまったので、近い都市を挙げるのは難しい。
 -オイゲンシュタット=騎士団を創設したオイゲンの名を冠した街。今の領主はその末裔ハインリヒ。ドイツのノイシュヴァンシュタイン城だと思っておけば間違いない。
 -バイゼルハイム=フラーマという高名な魔術師が住んでいる塔。厳密には都市ではないが、弟子が多く在籍する。
●バファル帝国=多分ローマ帝国
 -メルビル=首都。貿易都市でもあり、多くの富が流れ込む。富につられたものもまた多く流れ込む。
 -ローバーン=ローザリアとの国境の町。公爵領ということもあり、内にも外にもピリピリしている。
 -ブルエーレ=海洋貿易都市。近隣の地域の文化の影響を少しずつ受けている雑多な都市。
 -ゴールドマイン=その名の通り、バファル帝国の資金の源、金鉱山を持つ皇帝の直轄地。
●ローザリア=多分大航海時代前のスペインからフランスあたりにかけて
 -クリスタルシティ=首都。かなり発展している壮麗な都。クリスタルレイクという湖から水を引いて水路を張り巡らせた都市でもある。
 -アルツール=農業都市。鍛冶も盛ん。
 -ヨービル=交易都市。海洋貿易で栄えている。
 -イスマス=海に面した砦。最近モンスターにより陥落したという噂が流れている。
 -北エスタミル=いわゆる、イスラムに制服されたときのスペイン。地域としてはローザリアだが、国家としてはクジャラートに属し、現在は首都とされている。
●クジャラート=15世紀くらいのオスマントルコ
 -タルミッタ=旧首都。マラル湖という湖に隣接した水の街。アジア系の民族で、水竜を信仰している。(ウコムを水神と認めていない)
 -南エスタミル=イスタンブール。貧民街があり、犯罪も多い。
●バルハラント=古代の北欧
 -ガトの村=バルハル族という蛮族達の住まう地。ウスガード氏族みたいなものと言えばわかりやすいか。付近は雪原で、殆どの者が狩りで生計を立てている。
●ドライランド=内陸モンゴルの古い時代
 -ノースポイント=北の港町
 -ガレサステップ=遊牧民達が暮らすステップ地帯。砂漠に隣接している。
●フロンティア=入植時代アメリカ
 -ウエストエンド=西部開拓時代のような村。
 -ヤシ開拓村=谷間のつり橋につくられた村。
 -サオキ開拓村=山間につくられた村。
●ワロン島=宝島
 -ウェイプ=ドーム屋根の建物が並ぶ港街。
 -ゴドンゴ=いわゆる南国リゾート。ゲッコ族(リザードマン)と共存している。
●リガウ島=ジュラシックパーク
※上記のなかから出身地を決めてください。できればどの街かも。実家があるということにしても構いません。(●が国名、-が都市名)
何故設定するかというと、その地域出身の場合、知己から情報収集を行うとか、宿の代わりに実家に泊まる、という選択肢が出てくるからです。

<マルディアスの神々>
神格それぞれの説明はこちらに。
クレリックの領域的には以下のような感じかなと。
エロール(光、鍛冶)
ニーサ(自然、生命)
ウコム(自然、嵐)
シリル(自然、生命)
エリス(自然、欺き)
アムト(光、生命)
ミルザ(戦、オーダー)
デス(死、墓場、知識)
サルーイン(欺き、黄昏(UA))
シェラハ(知識、黄昏(UA))
※デスはもはや悪神ではないとする「既成デス教団」と、今でも世界制覇を目論む悪神だと信じる秘密結社「冥府を説く」という2派が存在し、「冥府を説く」からの「既成デス教団」に対するテロ事件が発生している。
※クジャラートでは、水竜という竜神を信仰し、ウコムが水神であると認めない者達が多い。

信仰する神のイメージとドメインに齟齬があれば相談してください。

<インスピレーションの特殊ルール>
自分への使用を禁止します。必ず他者(NPCも可)へ、台詞とともに使用してください。インスピレーションの使用が行われると、両者の友好度ポイントが1上がりますが、友好度ポイントの具体的な運用は未定です(コンフューズしたときに殴らない可能性が上がるとか、NPCだと反応が変わるとかかなと)。何か厳しい状況で「友好度ポイントがあるので」とか主張してみてください。

<物語のスタート>
物語のスタートは、騎士団領最北の港町、ミルザブールとします。
この町は英雄神ミルザの名を冠している通り、サルーインを封じた騎士ミルザを慕う者達が集まって建設された騎士団領最大の町です。
騎士団領は一人の専制君主を据えるわけではなく、各領主の合議によって方針が決められます。
そんな港町に、見聞を広めるためか、商売のためか、はたまた士官のためか、あなた方は来ている、あるいは住んでいます。


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