これから社会人になるヲタク達への応援歌

これから社会人になる君達へ伝えておきたいことがある。

社会人となり、新たな人生を歩む事をまずは祝福したい。
おめでとう!
新たな一歩を踏み出した君を、心から尊敬する。

そんな君に、少しだけ老婆心で伝えておきたいことがある。

社会人になり、会社の歯車の一つとして働き始めると、今までとは違う事が多くある。
例えば、仕事に対する責任の重さだとか。
例えば、仕事仲間との付き合い方など、学生時代とは違う事も多いと思う。

それこそ、今までA×Bというカップリングが好きで、ハッピーエンドな時折漫画もしくは小説などを書いていたとしよう。

だが、社会人になり、突然上司から
「B×Aのメリバを書(描)いてきて。締め切りは一週間ね」
などと言われるような事があるかもしれない。
自分の好みではないけれど、何故そんな好きでもない話を書かなければいけないのだと思うような事もあるかもしれない。

仕事というものは、時折全く自分の好みと真逆でも、嫌々でも、やらなければいけない事もあるだろう。
苦しくて、落ち込んで、全てを投げ出したくなることもあるだろう。

だが、その苦しみは消して無駄にはならない。
努力して頑張った成果は、確実に君の中に残るだろう!
自信となり、明日への歩みへの確実な一歩になることは間違いない。

けれど、頑張りすぎてはいけないことも、重々頭に入れておいてほしい。
仕事がつらくて、死にたいと思うなら、その仕事を続けるべきではないこともある。
君の命をかけてまで頑張る仕事など、基本的にないのだから。
もちろん、警察官や自衛隊など、職種に寄ってはあるかもしれない。
だが、そこには、「君」という個人を尊重し、認めてくれているかがとても重要ではないだろうか。

君の事を「人財」として尊重してくれる会社なら、きっと辛い時が来ても、皆で乗り越える事も出来るだろう。
けれど、君を「使い捨ての駒」のように扱う会社は、君に相応しくない。

「私がいなくなったら他の人に迷惑をかけるし……」
「俺がいなくなったら、だれがこの仕事をするんだろう」

大丈夫。
人は互いに迷惑を掛け合い、助け合い生きていく生き物だ。
今日、誰かに誰かに助けてもらったら、明日誰かを助けてあげればいい。
それだけで大丈夫。
そして、厳しいようだが、君にしか出来ない仕事など、実はほとんどない。
「自分しか出来ない」と思って、自己犠牲精神に陥る必要は全くない。

だから、本当に辛くなったら、大丈夫。仕事なんて放りだしてゆっくり休もう。

最後に。

これから社会に出る君は、様々な経験をするだろう。
辛い事も、悲しい事も、楽しい事も、たくさん、たくさん知るだろう。
けれど、一番大事な事は「君が元気でいる事」なのだ。
自分が幸せで、元気でいられるように、これからの人生を歩んでいって欲しい。

そのことを願い、これを贈る言葉とする。

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