見出し画像

スーパーシティ法で注目されてくる銘柄

先日5月27日に、「スーパーシティ法」が国会で成立しました。
「スーパーシティ法」とは、簡単に言うと、
2030年頃を想定した社会を作ることを目的としており、
自治体や企業が住民目線で、次世代技術を特定の地域に
導入できる法律になります。

そして、どこの地域が採用されるかは、
年内には選定されていくとのこです。

そうなると、この次世代の技術を取り扱っている会社が
今後注目されていくのではないかと考えることができます。

この次世代の技術とは、やはり自動運転やAI等が
キーワードになってきます。

そして今回ご紹介する会社は、フィックスターズ(3687)という会社です。
この会社はまさにこういった自動運転技術を対象としたアルゴリズム開発や
半導体メーカー向けソフトウェア開発、
AIによるソフトウェア開発マネジメントサービス、
また量子コンピュータに関する研究開発をしている会社になります。

そしてこの会社は、金融業界や自動車業界を中心に
100%近いリピートオーダー率を誇っており、
非常に信頼された会社でもあることが分かります。

そして収益モデルとしては、SaaSを採用しており、
利用者は非常に導入しやすく、
またサブスクリプション形式で、
収益を安定化させやすいものになっています。

それでは、フィックスターズ(3687)の業績を順番に見ていきましょう。


〇貸借対照表


画像1

純資産の割合が高く、健全だと言えます。


〇損益計算書

画像2

営業利益の割合が、他社に比べると比較的高く、
利益が残りやすい会社であると言えます。



〇キャッシュフロー計算書

画像3

営業キャッシュフローがプラスで、
投資、財務キャッシュフローがマイナスなので、
健全なお金の流れと言えます。


〇ROE(株主資本利益率)

株主のお金を効率良く運用できているかどうかを測る指標ですが、
この会社は、「28」もありますので、
非常に効率良く利益を出していることが分かります。

〇ROA(総資産利益率)

こちらは、自己資本か他人資本かを問わず、
企業が資産をどれだけ効率的に運用できているかを表す指標です。
この会社は、「33.8」もありましたので、
非常に高いと言えます。

〇自己資本比率

こちらは、会社の全ての資本(総資本)のうち
自己資本が占める割合を指すもので、
通常は、40%以上あれば、健全な財務体質だと言えますが、
この会社は、「79.15」もありました。

〇流動比率

一般的には流動比率は200%以上あるのが望ましいのですが、
この会社は、「450.72」もありました。

〇配当利回り

こちらは、「0.57」あります。
ただ、配当利回りが高いと、投資家からすると、
余計な税金を払わないといけないことになりますので、
個人的には配当利回りに関しては、低い方が良いと考えています。
配当金にお金を使うくらいなら、
株価を上げる為の努力をして欲しいと考えています。
その方が、より利益に繋がりますし、
また2年、3年と長期で持つことで、
税金の支払いも先送りすることができる為です。
これはウォーレン・バフェット氏と同じ考え方ですね。

〇業績推移

画像4

売上も営業利益等も順調に伸ばしていっています。
ただ次回の決算では鈍化することが予想されていますが、
これは決算短信等を読む限りでは、
やはり新型コロナウイルスによる影響とのことで、
今後感染が収まっていけば、
また売上等も順調に伸びていくことが予想できます。

〇株主構成

画像5

社長である三木さんが、一番多くの株式を持っていることが分かります。
社長が株式を持っていない会社も多くありますが、
そうなるとやはり株価を上げるよりも、
自分の報酬を上げることを優先してしまう人も中には居ますので、
そう考えると、やはり社長が多くの株式を持っている会社の方が、
株価は上がりやすいと考えています。


〇チャート

画像6

最後にチャートを見ていきますが、
やはり3月に大きく下落した後、
ある程度は戻ってしまっていますね。
少々高くなり過ぎている気もしますが、
非常に将来性もあり、健全な会社ですので、
タイミングを見て買っていきたいと考えています。

結論


直近の底値からある程度戻ってきてしまっていますが、
スーパーシティ法成立によるこの会社の必要性の増加、
また健全な経営体質等から、
打診買いをしていきたいと考えています。
一気に買うのではなく、タイミングを見計らいながら、
少しずつ買っていきたい銘柄だと判断しています。


【免責事項】
・当ブログの内容において、
 可能な限り正確な情報を掲載するよう努めていますが、
 誤情報が入り込んだり、情報が古くなったりすることもあり
 必ずしも正当性を保証するものではありません。
・当ブログで紹介した銘柄の売買を推奨しているものではありません。
・当ブログの内容を利用して損失を被った場合でも一切の責任を負いません。
・最終的な決定は、ご自身の判断(自己責任)でお願い致します。

サポートありがとうございます!! もっともっと役立つ情報を伝えていけるよう、日々邁進していきます! 今後とも末永く宜しくお願い致します!