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パンクロックドリーム!!!

大学1年生の頃、パンクにハマっていた。 きっかけは、チャットモンチーのライブに行った時、対バンにken yokoyamaが出ていたこと。 やたら前の方に行けるなあ〜、と不思議に思いながら、ライブハウスの前の方へ行ったら大変なことになった。始まった途端モッシュの嵐! kenさんが出てきた瞬間のことを今も覚えている。その時45歳だったkenさんは、とんでもなくカッコよかった。それまで聴いたことなかった激しい音楽も、その衝撃にやられた。 そこから、kenさんを追い、ライブハ

    • 冷笑冷笑

      冷笑の時代だそうです。 不特定多数の人々が何かを嘲笑い合っているイメージが浮かんで、ゾッとします。冷笑って何だろう。 今日YouTubeで、「たかまつななチャンネル」を観ました。オリラジあっちゃんとの対談。物事、社会へのスタンスについて語っていました。 たかまつななは、YouTubeでも様々な社会問題に切り込んでいたり、講座に出向いたりしているそうで、「どうしたら若者が政治に興味を持つのか?」「日本は廃れていく一方」と現状を嘆きつつ、何か自分にできることはないかと模索し

      • 広島ひとり旅

        2月末、広島へ行った。 原爆ドームが見たかったのと、関西にいるうちに行っておこうと思っていたから。 コロナの影響で、山陽新幹線は割引を前年からしていた。最寄りの駅にポスターが貼ってあるのをよく見ていた。「金土日こだま半額」。 ひとり旅は初めてだった。金曜、仕事が終わってから新大阪へ急ぎ、新幹線に乗った。車内でお弁当を食べた。 姫路や岡山を通ったけれど、暗くて外はよく見えなかった。いつも時間が空くと必ず音楽を聴くが、なんだか疲れていてぼーっとしていた。案外人が乗っている

        • バランス感覚って難しい

          「正しさとは何か?」 人間にとって常につきまとうテーマなのではなかろうか。欲望と理性の戦い。矛盾。 性のバランス。上下のバランス。左右のバランス。 全てのバランスが取れて、中立でいることが賢くて正しいことだと何となく思ってきた。 しかし、梶井基次郎の「檸檬」に入っていた短編を読んだ時、ハッとしたことがある。 「両方が分かるということは、どちらも分からないということだ。」という一節があった。 痛いところを突かれたような気がした。 仲違いしている人がいれば、双方の話

        パンクロックドリーム!!!

          女装問題

          「女」へのハードルが高い。 私だけかもしれないが、日々それを感じる。 まず、手入れが大変で、やることが多い。 最近は男性もスキンケアをすると聞くから、私以上に努力している男性もたくさんいるのかもしれないが、なんせ多い。 仕事から帰ってきて、ご飯を食べてお風呂に入ることでも精一杯なのに、スキンケアやら何やらTo Doリストが山積みだ。 当たり前のように、肌は全身を覆っているから、耳なし芳一のような気持ちでクリームを塗っている。 そのくらいやっても大してレベルアップし

          女装問題

          徒然草が気に食わない

          半年ほど前、「徒然草」を買った。 鎌倉時代の歌人・吉田兼好のエッセイだが、隠居の身で高いところから世間を見下ろしたような文体が鼻についた。人間様の愚かさを嘲笑っているようなイメージが浮かび、ムカムカしながら読んでいた。 しかし、さすが現代まで残る名著なだけあって、内容は鋭い。昔も今と同じようなことを考えていたんだなあ、と感慨深くもなった。 その中で、私が特に印象深かった「花は盛りに」について書いてみる。 「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。(桜の花は満開だけを

          徒然草が気に食わない

          共有すること

          誰かと気持ちを共有することは難しい。 景色を見て、誰かが「綺麗だ」と言う。私は、いまいち感動できずにいる。そんなことがよくある。 同じことを体験しても、思うことは人それぞれで、共有できることは少ない。 共感に飢えて、音楽や本にのめり込んだ。 音楽や本といった芸術は、その表現に共感することで、作者と繋がったような感覚になる。それに、そのアーティストのファンとも間接的に繋がった気分になる。 「この気持ちを同じように持っている人がいる」 それは、挫折でもあり、救いでもあ

          共有すること

          伝えたい

          複数のSNSが私のスマホに入っている。 常に持ち歩いているスマホ。いつだって自分の意見を発信することができる状態にある。 個人の価値観、趣味嗜好、思想。その気になれば、誰でもお手軽に不特定多数の人へ意見を届けることができる。 頻繁に投稿する人、何年も投稿がない人。趣味のこと、友人知人のこと、面白いと思ったこと、ファッションや化粧品のこと。否定、肯定。一見スタンスはそれぞれ異なる。 「好きな服は何ですか?好きな本は?好きな食べ物は何?」とサカナクションの"アイデンティテ

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