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俺は人間が大好きな一人先生の事が好き(K2感想)

頑張って言語化しようのnoteを見てくださってありがとうございます。
このnoteを書いている現在K2の無料公開の終わり間近ですがよく聞く全話無料(ただしチケットや時間制含めて無料)パターンではなく制限なしに本当に全部読むことができ、期間も長めとあって私自身のタイムラインや多くの人達が現在公開中の最新話まで完走していた印象です。
私自身タイムライン上で読もうか迷っている人におすすめしたり読んでくださっている方の初見の感想をニコニコしながらたくさん吸いました。

私自身の推しは当代のドクターK、神代一人先生なのですが先日K2を読むもくりをしていて一人先生のどこが好きか?と聞かれて拙いながらも人間の事が好きな一人先生の事が好きと頑張って言語化して返したのですが改めてどこが好きなのかもう一度改めて自分自身で考えてみようと思います。

Oh!一人先生かっこいいかっこいいね


意外と表情豊かな一人先生

ギュッとしがちな険しい印象が多い一人先生ですが読み返したりしてみると結構色んな表情をしているな…?と改めて気付きました
テレビに出ている芸能人が突然来て目の前とテレビを2度見する驚いた表情や柔らかく微笑んでいたり龍太郎に熊扱いされたことを心外にしている顔ととっても魅力的ですね。
連載初期の頃は無医村の中のただ一人の医者と言う事や絵柄もあり気を張っていたのか硬い印象が多めでしたが富永先生や一也ちゃんを始め、村井さん麻上さんと診療所の面子が増えだして段々と色んな表情を見せるようになってきてなおさら私自身好きになっていたんだと思います。
眉間の皺がなくて普通に微笑んでいるとウオッ美人だと改めて実感しますね。

ただ例外もあるにはありまして龍太郎の穿刺ミスからの「ド素人に任せた俺のミスだ」の表情はこれまで作品を読んできた中、今まで見たことの無い顔をしていて一人先生も老けたな…と思うと同時に色んな感情が混ざったような顔で怖くなりました。
ちょっと一人先生が大型新人ばっかり見すぎただけだから龍太郎頑張ろうな…


割と感情的になる事もある先生


もう皆読んだから言わんでも分かるよなと言いたい所ですがちゃんと書きます。
いつもクールで落ち着きのある一人先生ですがそんな一人先生でも珍しく感情的になる事があり前作スーパードクターKシリーズの登場人物、ドクターTETSUが教えを授けた和久井譲介と言う天涯孤独の少年を一人先生へ預けるのですが、その際手紙のみで言付け、TETSU先生は姿を晦ましてしまうのですが度々TETSU先生が一人先生の前に現れた際に一人先生自身が母親の死後父親の失踪、師である村井の失踪と急に周囲の大人がいなくなる経験をしたせいもあってかいつも冷静な一人先生がTETSU先生に対しては当たりが特に強い印象を受けました。
でも流石にもう少し段階を踏んでから譲介を一人先生に預けるべきだったのでは…と私も正直少し思います。

もうちょっと段階を踏めぇ!(CVノブ)


教える人、帰る場所である先生


富永先生を始め一也ちゃん達を送り出す師の立場である事が多い先生ですが麻酔科の道尾先生の技術に感心したりゲストの患者さんの職人さんに対して敬意を抱いてくれる真摯な姿勢も一人先生の魅力ではないでしょうか。
私が村の婆ちゃんなら診察の度にお菓子を渡していると思います。
現在の診療所の新人枠は龍太郎ですが今までの弟子たちと違うタイプの為
指導のアプローチに読んでいて一人先生楽しんでるな?と感じました。
道筋を少し教えれば答えにたどり着く龍太郎が村で今後どのような成長をするのかとても楽しみです。

また、前述した譲介をアメリカに送り出す際に頑張ってこい、と声をかけるのではなくお前の帰りが今から楽しみでしようがないと送り出してくれたK先生がテツ先生に託された時に空のマンションの部屋で帰る場所はないと泣いていた譲介に対してここが帰る場所だと言ってくれているようなものなのが天涯孤独であった譲介への最大の激励だな…と読んでいたこちらもとても嬉しくなりました。
アメリカ編を読みたい気持ちもありますが成長して帰ってきた譲介を前情報を入れずに見て成長を喜びたい気持ちもあるジレンマ…

君よ、命に対して諦め悪くあれ


K2ではたくさんの医者の先生が登場していますが誰もが命に対して諦めたり
せず、自身のベストを尽くします。
ですが富永医院編での牧村先生のように理不尽という現実に打ちのめされることもあり、それでも心が折れている暇はなく日々やってくる患者さんは待ってはくれないし死に対して否が応でも向き合う医者という仕事に向き合い、受け入れていくしかないのも分かっています。

GWのトークショーにて真船先生は主人公は悩まない神のような存在として書いている、と参加された方のレポートにて拝見しましたが神のような一人先生もTETSU先生の胃がんスキルスのポート埋め込みという可能性に賭けたり、健康な体にメスを入れる事への選択を正しかったのか迷ってしまうような人間らしい一面を時々見せることがあります。

Kの一族のスペアであった神代家の一人先生が富永先生やKEI先生の助力もあり表舞台に立ち、いつも毅然とした態度で患者や病気と向き合い、昔には治療法が確立していなかったもの、治療技術が追い付いていなかった病気にKAZUYAさんのメスというバトンを一人先生が受け取り、またメスを次代のKへと渡していく中たまにある迷いを見せる一人先生はとても貴重だなと思いますしむしろ迷いという”揺らぎ”があるからこそ完璧な一人先生の魅力がさらに引き立ち、譲介へ命に対して諦めの悪い人間になれと話したのも今まで自分がずっとそうしてきたことから出たんだろうなと思います。
そんな一人先生の事を私は人間が大好きなんだろうなと読んでいて受け取りました。

生きている限りけがや病気はついて回り、まだまだどうなるか分からないご時世ですが一也ちゃんや龍太郎の成長、一人先生の着陸地点がどうなるか
これからリアルタイムでずっと読めるのがとても楽しみで仕方ないです。

ここまで拙い文章を読んでくださりありがとうございました。




フットワークが結構軽いところも好きです。


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