*ラポールの大事さを知る*

皆さんこんにちは☺️
こどもの可能性を引き出す言霊ボイスコーチング、音羽菜月です✨

早速ですが、皆さんは「ラポール」という言葉を聞いたことがありますか?
ラポールとは「架け橋」の意=親密な関係や信頼関係を意味します。
そしてラポール形成というと、信頼できる間柄を意味するのです。
目の前にいるいる相手と、言葉がなくても信頼関係を築けている状態になります。

ラポールが形成されていると、どんないいことがあるの?

ラポールが形成できていると、相手とのコミュニケーションがスムーズになります。
相手が、自分に心を開いてくれている状態だからです。
そしてこのラポールの形成なしには相手との心の距離が縮まることはないはずです。

ラポールを形成するには?

人は、自分に共感してくれる人に対して好感を抱きます。
自分の体験したことや気持ちを相手に分かってもらいたい、その時の気持ちを伝えたいと思うものです。
共感を得られた時、自分の価値が認められたと感じられ、同時に「自己重要感」が満たされることに繋がります。
自分の存在感そのものが高まっていくのです。

つまり、相手に心を開いてもらうためには、相手の話にしっかりと耳を傾けることが大切なのです。

では、具体的にどうしたらいいのでしょう?
話を聴く、耳を傾けること自体はもちろん大事なことですが、言語的な部分以外でも意識してみてほしいことがあります。
以下3つです。

  • ミラーリング

これは、相手の仕草や姿勢を鏡に写したように真似るテクニックです。
相手の姿勢や座り方、表情、身振り手振りなどを真似るのが効果的です。

話している相手と同じテンションで話を聴いているということを伝えるため、
相手が前のめりで話をしている時はこちらも前のめりに、
相手の表情が悲しそうな時は、こちらも悲しげな表情を。

こうすることで、相手には同じ気持ちで聴いているよということが伝わりますし、
同時に聞き手が話し手のことをより理解する手段にもなり得るのです。

機会があったら、カフェなどで仲のよさそうな人たちを見かけた時に少し観察してみてください。
そういう人たちは自然にミラーリングが行われているということに気付けるでしょう。

  • バックトラッキング

これは、相手の言ったことを返すこと、つまりオウム返しです。
バックトラッキングには3つの方法があります。

  1. 相手の話した「事実」を返す

  2. 相手の話した「感情」を返す

  3. 相手の話を要約して返す

一般的には事実を返す方法が多く使われますが、
相手が感情を表現した際には「悔しい思いをされたんですね」など
相手の感情を返してあげることで、よりラポールは築きやすくなります。

バックトラッキングを行うと、相手は「自分の話を理解されていて、受け入れてもらえている」という感覚になりますので、ラポール形成においてはとても有効なテクニックであるといえます。

  • ペーシング

ペーシングとは、相手の話し方や状態、呼吸などのペースを合わせることです。
ポイントは、非言語にフォーカスすること。
声の調子や話すスピード、ボリューム、リズムを合わせるようにします。
また、明るさや静けさ、感情の起伏に合わせるのも効果的です。

呼吸にペーシングする時は、相手の肩や胸部、腹部の動きを観察して、同じリズムで呼吸するよう合わせます。
そうすることで、気が合っていくのです。

このようにペーシングを行うと、話し手と聞き手の中に一体感が生まれ、話し手はより安心して話をできるようになります。

まとめ

人は、自分の話を聞いてくれる人を求めています。
しかしそれは、誰でもいいわけではありません。
より自分のことを受け入れて、共感してくれる人を求めているのです。
今回紹介したテクニックを使うことで、ぜひ聞き上手を目指してみてくださいね!
円滑な友人関係や職場での人間関係、ビジネスではクライアントに心を開いてもらうためにも使えるテクニックです。
もちろん、相手のことを知りたい、関係を築きたいという気持ちは最低限必要ですが、そのうえで意識してもらうと効果的なものばかりですので、これから生活の中に少しずつ意識して取り入れてみてください。

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