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ランジェリー業界の今と未来

WWDという誰もが知る大きな媒体で、“ランジェリー業界のゲームチェンジャー”のひとりとしてご紹介いただいた。

WWD ランジェリー業界のゲームチェンジャー vol.1 ファッションとしてのランジェリーを発信する「イルフェリーノ」の北菜月

一本の電話は、コロナ禍外出自粛期間の真っただ中。
既に、市場の流れの変化を感じ、店舗をクローズすることが決まっていた頃だった。
川原さんとのお話の中で、ランジェリー業界・物販業界の変革期が訪れているということを確信した。

今回、こういった形で“ランジェリー業界”について大きく取り上げて頂いたことは、業界にとって大変重要なことであると思う。
僭越ながらも、次世代の業界を担っていく責務を感じた。

規模を縮小もしくは倒産するアパレル企業も多い中、下着の売り上げは全体的に好調だという。
これは、コロナ禍において人々の心境変化が大きく関わっていると思う。
いかに、プライベートな部分を充実させられるかの方が、他人にどう思われるか、どう見せるかという承認欲求を満たすよりも贅沢なことだと感じたからだろう。

下着の価値は“機能”だけではなく、自分自身を認め鼓舞するものとして確立してきている。

ゲームチェンジャーの方々の記事を熟読してみて
皆、目指す方向が同じだということに私は喜びを感じた。

すべては、女性の背中を後押ししたい。
その手段としてそれぞれの美学に基づいたランジェリーを提案している。

カルチャーとして、補正にとどまらない下着のバリエーションが定着しつつある。
日本にもとても素敵なブランドやショップがある、それを皆さんにも知ってほしいと思う。

WWD ランジェリー業界のゲームチェンジャー vol.9 プレーヤーが増え多様性が広がることで業界の活性化に


私たち小売は、変わることを余儀なくされた。
これは、ただ単純にデジタルシフトをすればよいということではない。
より熱狂的なファンを増やして行くことと、顧客満足度を上げていくこと。

デジタル化の中でも、結局重要なのは“人の力”であることは変わらないだろう。
モノ消費<コト消費となったことを目の当たりにしている。

モノ以上のどういった価値を、提供できるだろうか。

この課題にまっすぐに向き合っていきたいと思う。


WWD 連載 ランジェリー業界のゲームチェンジャー
ライター:川原好恵 氏


#ランジェリー

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