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【五輪】北京2022 大会10日目・お茶の間観戦記

本日は北京が悪天候だったので、競技スケジュールが色々と変更になりました。

フリースタイルスキー女子スロープスタイル予選は明日(大会11日目)の11時に変更。
アルペンスキー大回転もコース内の除雪作業の影響でスタート時間に遅れが出ました。

しかし雪上競技にこうした予定変更は付き物です。
選手も待たされたり延期は慣れっこだったりするので、そこまでコンディションに影響は無いと思われます。


クロスカントリー男子40kmリレー

クロスカントリースキーは最も過酷な全身運動と言われています。

高低差のあるコースをストックで掻きながらスキーで登り、凍りつくような冷気の中を滑り降りていく、の繰り返し。
凍傷や低体温症の危険に晒されながら、ひたすら同じコースを黙々と進む姿は修行僧を思わせます。

見どころは最終周後半の駆け引きです。
今回も銀メダルを争ってノルウェーとフランスの熱いデッドヒートが見られました。

8位入賞を狙っていた日本は10位。
第1走者の広瀬選手が8位でバトンを渡しただけに、ちょっと悔やまれる結果となってしまいました。



バイアスロン女子10kmパシュート

謎の競技代表格のバイアスロン。
ライフルを背負いながらクロスカントリースキーでコースを走り、途中にある射撃ポイントで標的を撃ってから、またスキーで周回します。
射撃の腕前+スキーの速さを競うスポーツです。

銃を扱うため、選手のほとんどは軍隊や国境警備隊に所属しています。
日本の立崎芙由子選手も自衛隊員です。

今日は私が好きな種目、パシュートが行われました。
射撃ポイントで50m先にある小さな的を狙うのですが、5つ全部を正確に撃ち抜く必要があります。
1つ外すごとにペナルティコースを150m走らないといけないのです。
リアル罰ゲーム

たとえ先頭を走っていても2つ外すだけで後ろの選手から300m詰められるのと同じことなので、順位がどんどん入れ替わってめちゃくちゃ面白いです。

立崎選手は祖父が狩猟をしていたことから「マタギの孫娘」と言われるほど射撃能力を評価されています。
20個の的の内、外したのはたったの3個。
しかしスキーはそこまで得意ではないとのことで、今回は42位でした。

優勝したノルウェーのレイセラン選手が外したのは1発だけ
ノルウェーの国境は安泰ですね。



スピードスケート女子500m

高木美帆選手、今回は笑顔での銀メダル!
やっぱりヨハンコーチの合流がメンタル面の支えになったのではないでしょうか。

そして。
ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ小平奈緒選手は、まさかの17位という結果でした。

フィニッシュラインを越えた後、膝に手を置いて呆然とする彼女を見ながら、関係者席でひとり涙を流す女性がいました。
小平選手と一緒に競い合い、励まし合ってきた親友、李相花イ・サンファです。

2019年に現役を引退し、今回は韓国のTV放送の解説者として会場に来ていました。
バンクーバー大会・ソチ大会と2連覇の経験がある彼女には、小平選手の背負うプレッシャーがどれだけのものか、痛いほど分かっていたのでしょう。

気持ちの整理が着くまで時間が必要だとは思いますが、17日の1000mでは悔いのない走りができることを祈っています。



大会11日目の観戦予定

フリースタイルスキーは前日からスライドした影響で、多分TV中継は無いと思われます…。
生配信はあるので一応時刻を入れておきました。

スノボビッグエアが男女共に始まります。
スロープスタイルに参加した選手とほぼ同じメンバーなので、濱田くんも健くんもまた見られますよ!

そしてカーリングの韓国代表は、平昌大会で話題になったメガネ先輩のチームです。
ヨンミもいるよ!(リザーブだけど)

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