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サ高住にAIR滞在中アーティストの自己紹介

現在、サービス付き高齢者向け住宅に滞在しています。
アーティストインレジデンス(AIR)、アーティストとして滞在しております。
日々、居住者の皆様と対話をする中で見つけた学び、発見、驚き、不思議、沸き起こってくる感情などなど、投稿してゆきます。

現在、美術系大学院博士2年です。
制作テーマ「老い」「認知症」で博士課程在学中です。

老いは誰にでもやってきます。
堂々と怯まずに老いることができる社会になったらと願います。

これまでに会社員としてシステムエンジニアをしたり、中学高校の非常勤講師として書写書道を教えたり、コロナ前は通訳案内士として海外からの旅行者をご案内したりしておりました。時々、「で、結局ご専門は何ですか?」とご質問いただくのですが、自分の中では全部つながっていて、あの仕事のあの経験があるから、この仕事のこの部分がよくわかる、というような感じがよくあります。その上で専門を選ぶとしたら、強いて言えば、書道の経験が長いです。

書では線を大事にします。

線は点と点を結んだ軌跡です。
点と点の結び方は、無限です。
同じ線のようで、同じ線は2度とひけません。
線は、点と点との出会いです。

出会いは、一期一会。

様々な人、生き物、
時空を超えて、
広がります。

点と点とが出会うことで、時として発想の転換を引き起こし、

世紀の大発見につながることもあります。

線、つながりが、次の時代への期待を膨らませ、新しい時代を創り上げるキッカケとなります。

私は作品を創ることで、世界を披いてゆく誰かが世界を豊かにする新しいアイデアを引き出すことを応援したいとおもっています。

書道の表現は、
自分が培ってきた技術、コントロールしきれる部分に加えて、コントロールしきれないニジミやカスレ、飛沫等の偶然性が加わることで、より魅力的になると、私は考えています。

これは、意外にも、いろんなことに当てはまります。
例えばプログラミング、私の頭の中で想像しきれていないことが現象として表現の中に現れてきますから、私には、似ているように感じます。
そうゆう意味での書道との類似性も面白いです。

これからも、世の中はどんどん変化することでしょう。
その時代その時代に出てくる、様々なテクノロジー、サービスに怯まずに、むしろ好奇心を持って、接し続けられたらと思っています。

自分がどんな風に変化し続けるのかも、未知であり好奇心の対象の一つです。

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