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尿管がんになりまして。病理の結果報告

さて、本日、退院後、初めての外来受診。
病理結果も出るからね。
どうなることやら。

と、とりあえず、現時点での状態を確認。

傷口は、腹腔鏡を入れたところは全部閉じた。
触っても何しても痛くない。
正中の傷は一番下のところが少し気になる。
陰毛も生えてるところだから、生えてるところを縫い合わせちゃったんじゃないかなー?
なんかちくちくするんだよね。
寝返りうったりしても、特に痛くない。
腹筋使うと少し痛いけど、かなり良くなった。
大丈夫だけど、腹筋は鍛えられないかな...くらいの感じ。

鼠蹊部に少し圧痛が。
普段は平気だけど、押すと痛みがある。
変に動くとその痛みが強くなる気がする。
これはなんでなのか聞いてみないと。

下着やパンツも今まで通りに履けるようになったし回復はしている。
靴下はわからない。

歩くとどうしてもお尻が引けちゃって変な歩き方になっちゃう。
痛みがあるわけでもなく、なんとなくそうなっちゃうってことで、これは時間が解決かな。

14時半の診察予約だったので14時に病院に。
本当はもう少し早めに行きたかった。
というのも、受診前に採血等をしないといけなかったからね。
嫌な予感は当たり、14時半を過ぎてもなかなか呼ばれない。
結局1時間以上待たされる。
この時間、嫌だねー。
特に今日は、いろんな結果を聞かないといけない日だから、悪い方向に考えが巡っちゃってね。

さて、そんなこんなでようやく診察。
まずは体の調子の確認から。
痛みや動きにくさについて伝える。
それについては、手術で筋肉を切ってかなりの力でつなぎ合わせているので仕方がないところもあるとのこと。
確かに少し出たお腹だったけど、手術で切ったところは凹んでるんだよね。
上はしっかり出てるのに、切ったところは脂肪吸引でもしたのかってくらいに全く出てない。
それだけのテンションがその部分にはかかっているわけで。
そして、そこを縫い合わせている糸は最終的には溶けて無くなっていくやつなんだけど、溶け切るまでに3ヶ月くらいかかるとのこと。
それまではどうしてもその糸の刺激もあって、違和感や動きにくさを感じることもあるかもしれないと。
リンパ節を取ったからとかではないらしい。

現状の理由を説明してもらって、それについての質問とかにもしっかり答えてもらったので、納得。
なんかほっとする。

さて、ただ、この日はそれだけではなく、まだまだ多くのことが残っているわけで、続いては採血結果。
一つになった腎臓は術後から継続して順調に働いてくれているようで。
多少の負担はあるようだけど、これなら問題ない範囲とのこと。
水分しっかり取りつつ、塩分を控えめに。
これを徹底するようにと言われる。
まぁ、これもよかったかな。

そしてここからがメイン。
病理結果の説明。
まずはいいことから。
今回のがんは悪性度としてはかなり低いG1。
また、がんの広がりを示す壁内深達度はTaと粘膜内にとどまってた。
リンパ節は22ヶ所とったけど、いずれも陽性なし。

ただし悪いかもしれないこともある。
それが、一番下に書いてあることで、断端陽性であるということ。
今回は左の腎臓から尿管、そしてその尿管が交通する膀胱の一部までとってる。
がんは尿管の下のほうにあったわけなんだけど、それが切り取った膀胱の一部まで連続して存在するとの診断。
つまり、がんを取り切れていない可能性があるということです。
ただ、説明にも書かれている通り、全体的に構造異型があって、その中に明らかにがんというところと、がんではない異型細胞があるという面倒な感じらしい。

絵を描いてもらったけど、明らかながんはしっかり取れてる。
ただ、がんじゃないけど、少し顔つきの変わりつつある細胞が切り取った先まであるので、全部取り切ったとは言えないかもしれないというか、切り取ったと断言ができないってことらしい。
そして、これはがんというよりは、長くステントを入れておいたことで細胞が炎症を起こし、それが見えているだけかもしれないということも考えられ、悪性度も高くないので、可能性としてがんも考えられるというくらいとの話。

だから、追加治療が今すぐ必要ということではない。
ただ、しっかり経過は確認しないといけないので、これから3ヶ月ごとに膀胱内を内視鏡で見るのと、MRIで確認していきましょうということになりました。

切り取った残りのところは、膀胱に穴を開けているので、縫い合わせているから、そこは表面的にはみることはできない。
だから、MRIで、がんが発生していないかを定期的につぶさに確認して、もしがんが疑われたら、すぐ組織を確認して、もしがんが確定したらまた手術で取りましょうということになりました。

いやはや、なんとも難しい判断ですよ。
基本的に悪性度が高くなくて、ステントも入っていたので、断端部分のがんではない構造異型はその影響と考えるけど、ただ、がんというものを考えた時、悪いほうに考えて備えておいた方がいいから、要経過観察で。
そんな病理診断の結果。

今すぐ化学療法が必要なわけではないことに、そして転移がすでにあってということではないので、その部分はほっとしている。
だけど、様子は見ないといけないと。
舌がんの時も同じ感じだったよなとは思いつつね。
しっかり経過観察をしていきたいと思います。

とりあえず、祝杯はあげてもいいよね...

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