子供と楽しむXRコンテンツレポート
こんにちは!STYLY人事のnackyです。
この記事は STYLY Advent Calendar 2023 22日目の記事です。アドカレ初参加です。
はじめに
私は会社では人事として採用や社内の制度、仕組みづくりなどをやっており、プライベートでは1児の母として5歳娘と毎日口ゲンカして過ごしています。コードなんて書けないし、人に語れるほどのコンテンツ作りもできませんが、いちユーザーとして子供と一緒に体験してきたXRについてまとめてみようと思います。ちょっとでも「へぇ」と思っていただければ幸いです。
※観察対象はn=1、個人の感想であります。ご了承ください。
これまでに体験した印象的なコンテンツと娘の反応
カボチャが増えるAR
去年の社内ハロウィンハッカソンでCTOの@afjkが制作したシーン。社内では散々言っているのですが、うちの娘は本当にこれが大好きです。タップするとカボチャが無限に増えていくというシンプルなものが子供にはとても刺さっており、ゲラゲラ笑いながら愛犬をカボチャで埋めて遊んだりしています。
ARフォト
2歳ごろからプリンセスが好きになり、ドレスを着るのが大好きな娘。このシーンを見せたら大喜びですぐに「動画撮って!」とカメラの前に立ちました。ARを見て、その中で写真を撮るという流れが当たり前なところが今どきの子供らしい。
ソアリン
言わずと知れたディズニーシーの人気アトラクション。HMDを被るものではないですが、裸眼立体視のVRのようなアトラクションと勝手にイメージしています。私はどうしても目の前のものを「映像」として認識し、「映像なのにリアルですごいね」という感想。一方で娘はその映像を本当にそこに広がる景色として楽しんでいる様子で、水面が近づいたら足をあげて濡れないように頑張っていたし、目の前に飛んでくるものは本気で避けていました。今の娘にとっては現実とデジタルの境界線がなく、純粋に楽しめるのが羨ましい。
お絵描きAR
娘はお絵描きが普段から大好きで、体験当時はママの絵を描くのがブームだったので、ママの絵を書いてくれるかな♪と期待しながらイベントに行きました。しかし人見知りが発動し、見知らぬお兄さん&お姉さんに緊張し全く絵が描けない。時間をかけてなんとか描いたのは見たこともない虫の絵。描いた絵が空に浮かぶのを見たら嬉しそうにしてくれていたので一安心だったけど、その場で絵を描くことができなくなるのは予想外でした。
AR水族館
スマホ越しに見えるクジラや色鮮やかな魚たち、目の前が海の底のようになる演出は、「すごい!綺麗!」と感動したものです。しかし娘の反応は「ふーん」程度のもので、すぐに見なくなってしまいました。5歳だとHMDが被れず基本的にスマホでの体験になるので、画面に映る非日常の景色はYouTubeの動画を見ているのとあまり変わらない感覚なのかな?という印象でした。
評価から見えてきた傾向
他にも色々と体験したものはありますが、印象的な上記5つの体験を通してなんとなく見えた傾向は以下の通り
インタラクティブ要素や、自分がコンテンツに参加している感覚があると喜ぶ
子供が一番喜ぶ、やりたいのは「遊ぶこと」。XRコンテンツで遊べる、コンテンツ自体に自分が参加できるというのはとても楽しい体験になるようです。生まれた瞬間から毎日スマホを向けられ写真、動画を撮られまくっている娘は、見えないARに合わせてポーズをとることもお手のものです。さすがXRネイティブ。
見て楽しむ系はあまり刺さらない
上記「AR水族館」の感想でも触れた通り、5歳児はまだHMDでの体験ができないのでスマホ、タブレットでの体験がメインになります。そこに映る映像は、普段見ている動画やアニメとの区別があまりなく現実と重なっているものであるという実感が持ちにくいのではと感じます。
コンテンツは単純でわかりやすいものがいい
細部にこだわったパーツや演出は残念ながら子供は気づかない、わからないことが多いようです。視野も広くなく、興味を持ったものに全力投球のスタイルなので、おっきいのドーン!!パーン!キラキラ〜みたいな単純で見た目が派手なものがやっぱりすき。
親目線での希望
楽しんでいる様子を残したい
子供が楽しいのが一番ではあります。でも親としては、楽しんでいる子供の写真、動画をいい感じに残したい!一緒に楽しむのもいいですが、遊んでいる様子がわかりやすく映像に残せると嬉しいです。そういった意味ではAR水族館などは自分もコンテンツを立ち上げながら子供を撮るとめちゃくちゃいい写真が簡単に撮れるので、親からするととても嬉しい。
お出かけするなら、いろんな楽しめる要素があってほしい
張り切ってお出かけしても、AR一つ体験してその日の楽しみが終わってしまうのは正直少し寂しい気がします。帰って公園で遊べる時間があっては親の体力が持たないので、お昼食べつつひと通り周辺で遊んで帰ったらもう夕ご飯だね、くらい楽しめる時間があると助かります。ARスタンプラリーとかは時間がかかりそうなのがいいですね。あとは商業施設内とかならついでにお買い物したりもできて嬉しい。
駅近または車で行ける場所がいい
子連れのお出かけは荷物も多くて大変です。帰りは子供が体力尽きて寝てしまう可能性もあり、便利な場所で体験できるのは必須な気がします。駅から遠いかつ駐車場もない場所だったら多分行かない。駅からバスもちょっとハードル上がります。我が家は休日は基本車移動なので、駐車場が近くにある場所だと行きやすいです。
ということで、全国のショッピングモールのみなさん、親子で楽しめるXRイベントやってください!もちろんSTYLYで!
最後に
採用担当なので、求人の宣伝します!
現在Psychic VR LabではUnityエンジニア、サーバーサイドエンジニア、プロダクトデザイナーなど各職種積極採用中です。興味のある方はぜひお気軽にエントリーしてみてください!お待ちしています。