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ヒグチアイ独演会【反応】ライブ備忘録 2023.11.24 名古屋今池ガスホール

 今年も早いもので、もう年の暮れが迫ってきている。毎年、この時期になると、公私ともにやり残していることに追われている。早めにやっておけばよかったのに・・・と、毎年、必ず思うのだから、「成長」という言葉は自分の辞書にはもう無いモノだと認識している。それでも、以前よりは、改善できてきているな、と実感できるものも日々の生活の中で多々、出くわすこともある。それを、自分としては「成長」の証として認定したいのだけど、果たして、自分は以前よりも、精神や人格がレベルアップしているのだろうか?いや、そうとも言えない。それは「成長」ではなくて「変化」なんじゃないだろうか。もう、自分の中では形成しきった精神や人格を、レベルアップすることはできないと思っている。できることは、誰かからの言葉や支援を受けて、物事の見方を少し変えてみる、というような「変化」が、世の中を渡り歩くスキルであったり、人生を豊かに幸せに生きるための秘訣だったりするようにも思っていた。


 ヒグチアイ独演会の開催が今年も決定し、そのタイトルが【反応】だと発表された時に、『あぁ、この言葉、使っちゃうんだぁ』と、少し驚きもあった。ミュージシャンはある意味、そういった【反応】を最も追求している職業だと思っている。リスナーの【反応】も然り、世の中の様々なモノからの影響を自分の作品に活かしていく【反応】もある。【反応】の捉え方ひとつで、その評価が0にも100にもなる。

 “ヒグチアイの【反応】ってなんだ?”


 それは、すごく興味深いものであり、タイトルだけで、独演会のハードルを上げてしまったんじゃないかな?とさえ思った。

 昨年からの“進撃の巨人”効果で、より多くの【反応】を実感しているだろうから、きっと必然だったとも言える。

【反応】は、薬にも毒にもなる。おそらく、そのどちらも力に変えて、アイさんは立っているのかもしれない。

 そんな、満を持した覚悟も勝手に感じてしまった。

・・・と、前置きが長くなったのだが、(久しぶりのライブレポで感覚がどんどん鈍っている)当日のレポを綴っていきたいと思う。


 寒風が吹きすさぶ11月24日


 今年は10月に入るまでが、もの凄く暑かったせいか、秋を実感しないまま、冬に突入してしまったような気候となっている。


 前日の11月23日、勤労感謝の日は、ヒグチアイデビュー7周年ということで、SNS上でも盛り上がり、ご本人もYoutubeでも特別配信を行うなど、お祝いムード一色となった。


 一転した翌日は、世の中、平日に逆戻りし、自分も業務モードに頭を切り替えて、夜のライブを頑張る糧として、夕方まで、がむしゃらに働いていた。


 ライブハウスや音楽ホールなんて近所に無い、ド田舎なので、「ちょっと仕事終わりにライブ行ってきまーす」なんて、夢のような感覚も無く、「所用により、早退けさせていただきます」なんて、有給を消費しなければいけない、世の不条理と折り合いをつけながら、今日も頑張って生きている(笑)


 会場となる今池ガスビルに到着したのは、開演20分前の午後6時40分


 ライブ単独施設ではないので、「今日ここでヒグチアイがライブやってます」的な雰囲気はなく、ビルのエントランスに集まっているご婦人方が花束を持っておしゃべりしていたので、“もしかしたら・・・ライブのお祝い用なのかな?”と横目で見つつ、エレベーターに乗り込む。


 ホールは今池ガスビルの9階にあり、エレベーターのドアが開くと、いきなり目の前に受付口があり、スタッフと目が合う。エレベーターから出るや否や、チケットを用意するという選択肢しかなくて、あっという間に会場入りとなる。最上階で眺めもいいらしいが、そんな満喫をする余裕も無く、一目散にホールに向かう。


 ホールの入り口には、お祝いのスタンド花があり、送り主は「名古屋芸大芸術学部音楽領域教員・学生一同」と書かれていたので、アイさんが“特別客員教授”を務めた、この名古屋の地での特別感も出てくる。

 ・・・にしても、あの映画関係者からは・・・無かったのかな??と、若干、引っ掛かりながら(苦笑)

 その隣には、今回の独演会【反応】ロゴが鮮やかにあしらわれた“ツアーフラッグ”も掲げられている。


 やはり、撮影スポットはここに決まり、とも言えるほどに、多くの来場者が写真撮影をしていた。


 ようやく、ホールに入る。


 ちょっとした中規模のシアターサイズに、木の質感を基調とした暖色系の内装と、シートの赤さが妙に際立つ、明るい印象のホールだ。


 定員が350名くらいなのだが、コンパクトなせいか、ぎっしり人が込み入っているような感覚と、何よりステージの近さも際立って臨場感もある。


 自分の座席は2列目だったので、すでに7割程度埋まった客の合間を縫って座席に腰かける。


 ほぼ正面で、距離は4,5メートルくらいの近距離。昨年の独演会の飯山と同じくらいの席で、ライブに臨めることに心から感謝した。座席がちょっと硬かったのと、少し空調が寒かった(前の席の方がライブ中に上着を羽織り直して凍えていた)のが一瞬、気になったくらいで、良い会場だったと思う。


 ステージにはグランドピアノ。傍らには加湿器が置かれていて、そのうち、スタッフが頃合いを見て、加湿器を持ち去って、代わりに、ライブ中、アイさんが飲む、ペットボトルにストローを挿したミネラルウォーターが置かれる。


 今回のライブで、特別に目を引いた舞台演出の、壁スクリーンには、開演前は、【反応】のツアーロゴに“シノワズリ”を基調としたデザインが一面に投影されていて、インパクト抜群だった。

 このスクリーンがライブとともに変化していく様はこのライブのみどころのひとつにもなった。

また、会場BGMは、聴いたこともないラップが流れていたが、アイさんがライブ中のMCで『「反応」にちなんで“feat.(フィーチャリング)”と付くミュージシャンタイトルの曲を集めてみました』とのことだった。言われなければ気付かない、毎度のことながら、細部までこだわりがすごい!


 19時00分


 独演会の“ちょっとした重さ”で、ライブが始まるのかと思いきや、客電は明るいままに、赤いカジュアルドレス姿のアイさんがニコニコしながら、『よろしくお願いしま~~す』みたいなユル~イ感じで入場してきたので、面食らってしまった。


“こういう「独演会」もアリかな・・・?というか「独演会」に定義なんてあるのか?”


そんな戸惑いから、『今年は名古屋でいっぱいお仕事させてもらい嬉しかった。そんな気持ちで、さっそく手拍子でいきましょうか』とくるもんだから、これは、ここ最近のお約束のあの歌かな???と予想したのだが・・・


M1.自販機の恋
 1曲目の手拍子というと、今年は『縁』が不動の玉座に鎮座していたが、年内中にその座を明け渡すことになろうとは・・・。でも、やっぱり、今年の曲は、今年の顔なので・・・。手拍子が会場中に響く中、アイさんもしきりに客席に顔を向けて笑顔を送る。今回は、そんな場面がたくさんあったようにも思う。
 入場時に履いていたと思われる黒いスニーカーは傍らに置かれて、ソックスのままで、ピアノペダルを軽快に踏む。席位置からは鍵盤を叩く指先は見えなかったが、音を聴いただけでも、飛び跳ねていたことが分かるくらい、アイさんの嬉しい気持ちが全身から伝わってきた。
 手拍子の拍子は『どっちがいい~♪』のあとにパパンと拍子を変える事がオフィシャルだということが、そのリズムでアイさんが鍵盤を叩いていたことからも分かっていたが、会場は一定のリズムのままだったことが、次回以降の改善点だろうか(笑)でも、やっぱり、理屈抜きに楽しい。


ここで、アイさんのMCが入ったと思う。

『今年は名古屋で名古屋芸術大学の特別客員教授をやったり、映画の「女子大小路の名探偵」の主題歌もやりましたが、なんで名古屋だけチケットがソールドアウトしないの?どないなっとんねん』とお茶目に不満を口にするアイさん。それはまったく同意したい。
『東京と大阪と比べると私の人気度は低いのかも・・・』だなんて、口にしますが、もしかしたら、平日夜という設定も若干、影響しているような気もする。


 続くMC

『次の曲でも手拍子をお願いしたいし、コール&レスポンスもしたい思いがあって、大阪では、ひよっちゃって出来なかったけど、お願いします』とのことで、その曲も意外だった。


M2.バスタオル
 『一声讃歌』は、どの曲を選んでもハズレがない(そもそもハズレ曲自体がヒグチアイにはあるのか?)と思う自分としては、一番、素朴な印象があるこの曲は滅多にお目にかかれないかなと思っていたので、意外な選曲だった。“この曲でコール&レスポンス???そんなところあったっけ?”記憶をたぐりよせながら、最後のフレーズの『♪大丈夫よ~♪』の部分かな?と予想を立てていたが、思いがけない部分で『♪つ・よ・く・なら~なきゃ~♪・・・ハイっ!』アイさんが客席に向かって振るので、“そうきたかぁ~”とまんまとのせられて(笑)歌ってしまう。
 コロナ禍では、実現できなかった光景が戻ってきて、そんな感動も当たり前になってきて、“おかえりなさい”と言いたい気持ちでいっぱいになる。

 そもそも、ヒグチアイライブで、ましてや独演会で“コール&レスポンス”を出来る事自体が嬉しかった。


M3.恋の色
 ここで、会場が暗転となり、照明も、ピンク色の“恋の色”に変わる。期待通りの『叶わない~恋の色が~』の歌い出しに、もう貫録すら覚える。間違いなく、ヒグチアイ2023年の代表曲となったこの歌に、ドラマ「初恋ざらり」の主人公のピュアな心情や名シーンも脳内再生される。きっと、ドラマのイメージが無かったとしても、多くの人が多くの想いを重ね、その歌の中の主人公にもなれる、思い出の塗り増し能力の高い稀有な曲だと思う。アイさんの集中力も前曲までと打って変わり、一瞬にして没入するような、一切ぶれない感動がそこにあった。大感動!


M4.この退屈な日々を
 2023三部作が序盤にして出揃う。本編ラストかアンコールのどちらかで歌われると思っていたので、早くの登場に、これまた驚かされた。名古屋を舞台にした「女子大小路の名探偵」の主題歌だったこともあり、特別な雰囲気もあったのかもしれないが・・・自分はまだ見ていないので、この歌の勝手な自分なりのロードムービーを頭に思い浮かべている。小さなありふれた日常から『永遠の愛と呼ぼう♪』の最後のフレーズに行き着く瞬間がたまらなく愛おしい快感があって大好きな曲。幸せだなぁ・・・。


 ここで、MCで「女子大小路の名探偵」つながりで、「女子大小路」にアイさんが行った時のエピソードが披露された。

 女子大小路近くの公園にいた若い女性に、お兄さん(おじさん?)が声を掛けていて、気になって探偵気取りで尾行(!)したそうで、途中で、コンビニに寄って、何故か“アンパンマンチョコ”を買ってもらった女性たちが、近くのホストクラブに入って行くところを目撃したアイさん。アイさん自身は、ホストクラブに怖くて入れないけど、こうやって、入れる方法があるんだ、という発見があった、とのこと。

文字にしてみると

“・・・で?”という感もあるが(笑)


M5.最後にひとつ(新曲)
『新しい曲ですが、手拍子をしてもらいたいです。いきなり、初めてなのに手拍子をさせてしまうスタイルですが(笑)ちゃんと聞きたいひとはやらなくてもいいです。空気を読んで手拍子してみてください』

その目論見どおり?会場中は、手拍子で溢れる。小気味よいリズムで、自分ものせられて手拍子を一生懸命やっていたので、ほとんど、記憶がない(笑) 「サボテン」と「縁」の間のような印象??・・・かろうじてタイトルはメモしていたのだけれど・・・アルバムのお楽しみでとっておこうとする。


M6.誰でもない街
 ふたたび、ステージは暗転し、おどろおどろしい雰囲気になり、スクリーンに投影された白が、黒い煙のような影に覆われていく演出が身震いするくらいインパクトがあった。バンドサウンドでカッコいいこの歌が、弾き語りになると「八月」みたいな雰囲気の曲になるのもライブ化けする曲だなという印象だった。ここから、“独演会の核心部”に入り込んでいくのだと思わされた。


M7.備忘録
 独演会のテーマソング【反応】とも言えるような、壮大で聴き応えのあるインストゥルメンタルのあとに、学校のチャイム音のメロディ・・・そして『・・・中学2年生の頃・・・♪』のあのフレーズが連なっていく。昨年の独演会でも核を担った「備忘録」が、今年も満を持して登場する。しかし、あのリフのようなピアノのリフレインが無く、代わりに学校のチャイム音をモチーフにしたメロディが挿入される。まるで、別の曲に「変化」させるかのような、まさに【反応】がそこにあったのかもしれない。ただ、最後のほうで、あのリフレインが戻ってくるので、「備忘録」に刷り込まれた、あのピアノリフのイメージは強いのだと改めて実感もした。


続いてのMCで、今回のテーマの【反応】について語る。

『「〇〇反応」と付く言葉で思い浮かぶ言葉って「化学反応」しか思い浮かばないですが、ほかにありませんかね??』

(会場・・・シーン(笑))

『ほかに浮かばないですよね、次までに考えておきます』


“・・・・で?(笑)(本日2回目)”


『【反応】は相手がいないとできないもの。よく自分のライブで言っていることは、わたしを通して自分のことを見つめる時間にしてほしい。今日しか響かない言葉があって、その日、その日の【反応】が皆さんの心に起こったらいいなと思って、このタイトルにしました』


『のんちゃんにも自分の作った楽曲を歌ってもらったが、のんちゃんの体験談を通して、自分の裏切られた体験や、言ってしまった言葉の後悔の積み重ねを歌にした曲を歌います』


“・・・え?”


M8.荒野に立つ
 まさかのセルフカバーにびっくり!のんさんの歌が、あまりにも“アイさん節”なので、イメージはわきやすかったとはいえ、大感動!あの歌は、のんさんが歌うからこそ、響くものがあるなぁと思ってもいたので、セルフカバーを聴くことはおそらく無いかもとも思っていたのに・・・アイさんの『ふざけんなぁ♪』のフレーズが聴けて、胸にグッときたし、“これはアイさんの物語でもあるんだなぁ”とも実感できて、本当に嬉しく感動的な誤算だった。


M9.まっすぐ
 「荒野に立つ」の余韻の中で、童謡「夕焼け小焼け」のフレーズがピアノで弾かれ、ノスタルジー感が会場中を包み込む。そして、『かどーでをー・・・♪』の歌い出しに、この日、一番の衝撃!あまりの驚きに、この曲のタイトルがすぐに浮かばなかった・・・

“え・・・?「ホームタウン」・・・??じゃなくて・・・”

ずっと生で聴くことを待ち望んだ歌だからなのか、曲名が出て来ないほど頭が真っ白になる瞬間は久しぶりだった。もう放心状態で、ずっと耳と心をアイさんの歌声に委ねていた時間だったと思う。


気が付いたら、≪パチパチパチ≫の拍手。


あっという間に終わった。


こんな体験も独演会だからこそとも言える。最高だった。


M10.悪魔の子
 この歌を避けて通ることはできないほど、世間の期待に応える時間のようにも思う。この歌がワンマンのセットリストから抜ける日が来ることを、ある意味、期待している自分がいる。それにしても、1億回と1,000万回というYoutube再生回数の記念碑をアイさんにプレゼントしてくれたことも、自分のことのように嬉しいので、ここは『ありがとう』と言わせていただきたい。ちょっと・・・ステージのライトがきつかったかなぁ(汗)・・・そして、ハイレベルを歌い切って、アイさんが息をついた瞬間も印象に残った。


ここで、MCが入ったように思う。

『デビュー7周年・・・?7年目?8年目?ややこしくて迷うんです(笑)』


“・・・で?(笑)(本日3回目)”


『やりたいと思った時にやりたいことをやっていたい。逢いたいと思った時に逢っておきたい。そう思いながら、これからも続けていきたい。』


“・・・うんうん・・・”


M11.いってらっしゃい
 「進撃の巨人」の最終回の余韻がまだまだ世界中に漂っている中で、この歌はエンディングとして、物語の終幕を優しく見つめていた気がする。そんなエンターテインメント性を差し引いても、本当に名曲だと思う。アニメソングというジャンルを超えて、恋愛ドラマの主題歌としても、とてつもない没入感のある、心の芯まで響くバラードだ。『ほらね鼓動が聴こえる♪』の時に、ピアノのペダルを踏んで、鼓動音を再現したり、弾き語りならではの演出もあった。
 「恋の色」は「初恋ざらり」の有紗ちゃんのような、まだ大人になりきれない純真な切なさを歌声で響かせるが、「いってらっしゃい」は「進撃の巨人」のミカサの、芯のしっかりとした大人の内に秘めた独白のような切なさが、まるで、乗り移ったかのように、歌声にまで変化も出てくる。本当に同じ人物が歌っているのかと思うくらい、その色分けは、この2曲を比較しただけでも、アイさんが歌い手として“神業の領域”に到達しつつある瞬間でもあり、それに立ち会えることは幸せでしかないと思う。圧巻!!最高!!


アンコール

 本編が終わり、あまり待たせることなく、今日も早々に登場するアイさん。

 独演会の【反応】ロゴトレーナーを着て登場する。


 『グッズを買ってくれた人いる?』と、挙手を促すが、あまりにも買っている人が少なくて、少し落胆するアイさん・・・が、かわいい(笑)


 そして、『この私が来ているトレーナーは・・・』と、ピアノの椅子にちょこんと正座で座って説明し始めるアイさん・・・が、かわいい(笑)


 トレーナーがお揃いの会場のお客さんに向かって

『お揃いだね・・・このステッカーも持ってる?彼女と私、お揃いが多いね』と喜ぶアイさん・・・が(以下省略)


『このステッカーは、ヒグチアイって入ってないですが・・入れ忘れてしまったみたいで』というカミングアウトも(笑)


『高い目標を立てるのは得意じゃなくて、まだまだ目の前のものを頑張って続けていきたいと思います。そんな気持ちを込めた新曲を最後に聴いてください』


“・・・え?”(←こんな「反応」の多いライブ)


M12.大航海(新曲)
 タイトルはきっと、こう書くのかな?まさに海原に漕ぎ出すような、スクリーンの演出もあって、また、壮大なグランドピアノの流れるようなメロディー、そして、アイさんの力強い歌声が圧巻で、すごくカッコイイ曲という印象だった。やりきったあとのアイさんの満足と出し切った感の息使いが印象に凄く残った。

新しいアルバムでも代表格になるのであろう曲だとも思った。


 『元気じゃなくてもまた逢いましょう!』


 いつもの最後の言葉でしめくくる。


 本当に充実した独演会だった。


 新しい曲とちょっと昔の曲も織り交ぜて、まさにそんな意味でも、楽曲達の【反応】を楽しむ公演にもなったと思う。

 また、ひとつ、ヒグチアイが、この【反応】を受けて、次の高みに挑戦しようとするならば、【変化】よりももっと前向きで【成功】よりももっと期待を込めた言葉・・・


 『ヒグチアイは「成長」しています!』



 「成長」を忘れかけていた、いちファンから


 心より感謝を込めて









つづく

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