ナツドキ2019の振り返り

こんにちは。
今日はオープンチャットを飛び出して、昨日(9月26日)Optloquatたかしさんディレクションのもと行われた「ナツドキ2019振り返り」の内容について、ここでもまとめておこうと思います。
たかしさんはこんな想いで振り返りをやろうと言ってくれました。

ナツドキ2019とても楽しかったですよね。僕はとても良い一日と感じたし、2020も出たいとその日の内に感じました。2020に向けて、より良い一日を一緒に作りたいなって思ったんですね。
けど僕はアイディアマンではないので、何が良かったんか/何がもう一声だったんかを考える位しか出来ないのです。来年を良き日にしたいと思う方と是非お話ししてみたいなと思って名ばかりご指名仰せつかりました。
この機会に色んな方と話せたらと思います。

ナツドキ2019が終わって既に2ヶ月以上が経ちますが、きちんと振り返りをしていなかったので、"何が良かったんか/何がもう一声だったんか"を考えねばというたかしさんの言葉にハッとさせられた次第です。
前置きが長くなってしまいました。以下振り返りのまとめです。

振り返りの手順

①色違いの付箋に10分間でそれぞれ思うことを書き殴る
 緑:よかった点・来年も継続すべき点
 黄:良かったけどまだ改善の余地がありそうな点
 青:あんまり良くないので来年は改善したい点
 赤:確実に来年は改善しないといけない点
 ※黄・青の違いはベース「ポジティブ」か「ネガティブ」かの差

②内容のまとめ
 項目ごとにまとめて、それに対して出たアイディアの数・内訳をまとめる

参加人数:7名

大まかには以上の手順でした。細かくは、たかしさんお手製のプリントを参照ください。↓

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振り返りの具体的な内容 

①コンセプトについて

アットホーム・文化祭的な空間など、「みんなで作っている形」(一体感)は出せていたものの、みんなで「何を」作っていたか、このオリジナリティがないために「お祭り感」が弱かったという意見でした。
オリジナリティを出すためにコラボや展示を取り入れていますが、そのことを事前のPR・当日の空間づくり含めうまくリリースできておらず、コンセプトを伝えることができていないという結果になってしまいました。
どうコンセプトを分かりやすく伝えていくか、考えていきたいです。

 計:16枚
 緑:アットホーム・ボーダーレス・文化祭的な空間(7枚)
 黄:ナツドキ MAP(3)時間・予算・PR強化したい
   コラボスペース(弾き語りと映画)をもっとよく運用したい(1)
     展示について(1)よりお客さん・出演者を巻き込みたい(1)
     コンセプト’お祭り’が弱かった(2)
 青:コンセプト’お祭り’が弱かった(2) クオリティをもっと上げられる。
 赤:無し

②Promotionについて

今年は、イラストレーター三上唯さんのビジュアルを、フライヤーやポスターのメインビジュアル以外にもネット媒体の宣伝用に4枚描き下ろしていただきました。朝から夜までの時間の経過を感じられるイラストになっており、「下北沢を1日楽しめるお祭り」を表現することができたし出演者の解禁のタイミングでビジュアルを発表することでインパクトを与えられることができました。
ビジュアル以外にも今年新たに作成した宣伝物が多くありましたが、それらの宣伝が甘く認知されないまま終わってしまいました。"なっちゃん"もその一つで、うまく認知・活用できなかったのが反省としてあります。
なっちゃんは、ナツドキのイメージキャラクターというか守護霊みたいな、架空のキャラクターとして作り上げたものです。
なっちゃんはじめ、持っている宣伝物すべてを駆使していかに興味を持ってもらうか・拡散してもらうかを考えていきたいです。

計:10枚
緑:ビジュアルの出し方、時間の流れが分かる(1) フライヤー等
黄:なっちゃん(1) 作ったのは良いが活用甘かった
  SNS・Webについて(6)宣伝文句に具体性がない、公式グッズの宣伝が弱い、Twitter・フライヤの活用、ナツドキ 100人動画のHPへの掲載
  HPにスタッフ紹介ページを構えたのは良かったが認知度が低かった(1)
青:なっちゃん(1) 作って終わってしまった。作るのがそもそも遅かった
赤:無し

③場所・立地について

受付・物販・出店の場所が分かりづらいという意見が多くありました。
コンセプトの話にも通じるところがありますが、コンセプトありきで、
それらの場所をどこに配置するか、
さらに、いかにすべての出店をお客さまの目に必ず触れさせ目立たせるかということを考えていかなければなりません。

計:13枚
緑:出演者荷物置き場があった(1)
黄:物販の場所(1)分かり辛い
  展示(1)あるけど場所的に目立っていなかった
青:受付(ReG)の位置が分かり辛い(1)
   出店は目立つ場所へ移動するべき(1)
赤:受付(3)場所・導線が分かり辛い
  打ち上げ代が高く会場が狭い(1)来年は外打ち説
  スタッフの休憩場所がない(1)
  誘導・場所(2)物販やフードの場所が分かり辛い。
  ReG入り口の空間デザイン、コンセプトが伝わらない(1)

④当日のコンテンツについて

新たな試みである生配信やナツドキTVに関しての意見が多く出ました。今年は事前の宣伝物として、ラジオ風CM・ナツドキTV(出演者紹介動画)、当日はTHE TOKO-JOESに総合司会を担当していただき、ナツドキ2019出演者をゲストに迎え10時間生配信を行いました。
結果、たくさんの出演者に楽しんでいただけたものの、配信システムの構築や番組のスケジュール管理、認知度の向上に関して課題が残っているので、一つ一つクリアしていく必要があります。
また、2年続けている来場者配布用マップは、協賛店の特典内容・全出演者おすすめの下北沢のお店・タイムテーブル等すべての情報を掲載しているマップですが、その価値をうまく出せずに終わってしまいました。お客さまに首からさげていただき、下北沢を歩いている人に「何だろう?」と注目していただくことも狙いですが、実際に首からさげる人は少なく、狙いも達成できませんでした。
マップに関しては、コンセプトの踏襲・認知度の向上・目立たせるための方策について考えていきたいです。

計:13枚
緑:動画(4)生配信を行った事実、CM、転換動画、TOKO JOES
  展示(1)カメラマン、クリエーターも展示ができたこと
  ライブ(1)ボーダー・ジャンルレスな熱いライブの数々
黄:動画(4)ナツドキ TV、TOKO JOES負担でかそう、ゲストをタイムスケジューリングしたら
  余剰のフード(1)終演後サバサンド食べたかったという人多かったが、意外とあまりが出ていた
  グッズ製作・販売(1) 次回は販売数を増やしたい
青:マップをぶら下げる方法(1)マップを来場者にぶら下げてもらって目立たせたいけど、それができなかった
赤:ReG写真展示(1)せっかくいい写真だけど誰なのかわからん

以下⑤〜⑦は対スタッフ・対出演者・対お客さまについて出た意見です。

⑤スタッフ間連絡(対応)について

去年から始めたスタッフ公募ですが、今年はカメラマンを十分数公募で集めることができました。他にも紹介などで、今年も多くの人がスタッフとして参加してくれたにも関わらず、準備期間と当日含め役割分担がうまくできませんでした。
やることを洗い出し、役割分担を明確にすることが課題です。

計:5枚
緑:カメラマン含むスタッフを公募で十分数集められたこと(1)
黄:役割分担(1) スタッフの役割が不鮮明
  協賛店連携(1) 次年度はより早期より深く取り組みたい
青:無し
赤:分担(2) 当日の役割・割り振りの明確化

⑥バンド向け連絡(対応)について

お客さまに「初体験」をしてもらうためにも、ニッチな音楽性のアーティストに出演していただくことを重視していますが、音楽好きを集めるという観点でいわゆる「売れ線」のアーティストをブッキングすることも重要だという意見が挙がりました。そこにも気をつけたブッキングを考える必要があります。

計:5枚
緑:無し
黄:連絡頻度(1) もう少しマメかつmotivateできる連絡ができた
  ブッキング(1) コンセプトは変えないが、音楽好きを集めるという観点で売れてるバンドを多少呼ぶことも必要か
青:モザイク 物販のタイテミス(1)
赤:ブッキング(2) TL催促が多かった

⑦お客さま向け対応について

ナツドキは、初めてライブハウスに来るお客さまもとても多いです。そんなお客さまにも不安とか嫌悪感を最後まで感じずに帰ってもらうためにはどうしたら良いか、ということを考えていきたいです。

計:2枚
緑:無し
黄:無し
青:会場近くで酒を飲み騒いでいる人が目立った(1)
赤:受付でのお客さまへの対応が悪かった(1)

⑧お金について

お金に関して出た意見は1枚でしたが、とても大事な1枚です。お金の管理方法、収入源のできる限りの明確化が課題です。

計:1枚
青:お金の管理と財源の不安定性が課題(1)

たかしさん's解説

たかしさんが全体を踏まえて以下のように解説してくれております。

色分け付箋で書き殴ると、最終的に「どの観点にどのくらい意見が集まっている」「どの観点がポジティヴ/ネガティヴな意見が多い」のかがぱっと見で分かることです。
例えば、コンセプトやPRは赤がないですが場所については赤だらけです。素直に捉えれば、赤が多い項目について要検討すれば良いですが、逆に「PRやコンセプトという企画を打つ根幹で赤がないのはダメでしょ、深堀しよう」と捉えることもできます。
 本取り組みの目的は、文字通り「現状の把握」が第一です。
そういう意味では大成功なので、ご参加いただいた皆さんはありがとうございました。今日文字化したネタをどう扱うか=どうよくしていくかは皆さんで考えるなり、担当分けしてプロジェクトチーム作るなり、日程別に特定項目について話し込む日を設けたり、方法はいくらでもあります。

あとがき

長くなりましたが、以上が振り返りの全貌でした。以下は原岡個人の感想になってしまいますが、
たかしさんが仰っているように「現状の把握」ができて、頭の中が整理された感覚でした。さらに他の参加者の意見に触れることでナツドキ2019当日に引き戻され、付箋に書いた以上のことをたくさん考える時間ができました。他にもきっと忘れていたり、自分では気づかない点(良いことも悪いことも)まだまだあると思うので、振り返りに参加できなかった方の意見や感想も聞きたいです。そしてどうやったら来年がもっと良くなるかもみんなで頭を悩ませられたら良いなと思うし、悩むべきだと感じて1日経った今日も熱量高めで過ごしております。

最後に付箋の一部の写真を載せて終わります。ありがとうございます。

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