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英検一級体験記④二次試験対策

一次試験の結果が出てから、私はC日程のため二次試験まで1ヶ月ぐらいありました。が、またもなかなか対策を始めず……純ジャパとしては一次よりもっと厳しいと分かっていながら本気を出したのはまた試験の10日前ぐらいでした。遅いよ!

※ちなみに二次の形式としては、5つあるトピックから1分で選び意見を考える→2分スピーチ→スピーチの内容に関連して4分程度Q&A です。全部で10分程度。

まずは一人でインプット/アウトプット

合格が分かってすぐ、まず最近受かったという友人に「なにかオンライン英会話は使った?試験の雰囲気とか教えてほしい🥹」など聞いてみて、そこでバリューイングリッシュを教えてもらいました。コスパがよくきちんと英検一次に特化しているとのこと。少し調べてみて、ほぼ迷うことなく自分もそれを使おう、と思いましたがまず自分には「瞬時の作文力」「話す内容」がないと分かっていたので、せっかくオンライン英会話をやるならそこをまずある程度伸ばしてからと、まずはアウトプットの練習を自分で始めました。

たしか、持っていた過去問集にある問題を一つずつ見て、自分はなんて答えるかちょっとノートに書き出してみる。喋ろうともしてみる。
でもまず時間をかけても話す内容がやっぱり思いつかない(意見をサポートする理由を二つは挙げる必要がある)。でもそれを続けました。

そこから旺文社の二次対策本と、一次で使っていたジャパンタイムズの英作本を使って例題をいくつか同じように意見をノートに書く(なるべく1分以内)→2分で喋ってみる を続けました。
この頃から、YouTubeで一ノ瀬先生の二次対策の動画をちょこちょこ見始めだと思います。理由の出し方など参考になるし、とにかく問題数が多く色んなテーマをカバーしてくれているので有り難かったです。
2週間ぐらいは、まず色んな問題に対して答えが出せるよう(2分話せるよう…)に問題を解きまくり、完璧でなくても一人で話してみる練習をしました。

ニュースに触れる

二次試験で必要なものに、時事問題を知っている+自分の意見を理由とともに論理的に話せるというスキルがあります。これがかなりきつい…
まず自分は朝と夜のテレビでのニュースぐらいしか見ていないし、政治経済、歴史も昔からかなり苦手でした。人並みの知識すらないと思います。それなのに「民主主義が〜」とか「途上国への支援は〜」とか聞かれても薄っぺらいことしか答えられません。日本語でも。
ということで、不可避である最低限のニュースを知ることも始めました。日本の新聞を読んだり、BBC CNNニュースをネットで読んだり。
全方向を勉強することはまぁ無理なのである程度分野は絞り、まだ話せそうな教育、社会、科学技術あたりを英検の過去問/例題に沿って自分なりに意見と具体例を調べる。
あとたまたま図書館で見つけた英語で時事を知る本(↓)も通勤時間に読んだりしました。色んな分野を扱っているのでそこまで専門的な話はなく、「これって英語でなんて言うの?」というのを知るぐらいの目的で使いました。(用語の英訳が大体括弧書きで書いてある)

英単語がいろいろ学べました


オンライン英会話を始める

2週間ぐらい前になり、そろそろ対人で練習しないとまずいぞと思ったのでそのタイミングでバリューイングリッシュの無料体験を申し込みました。が!ここで大失態

やはり試験直前のため多くの人が利用していたようで「申し込んだ当日/翌日」ぐらいに受けられるなんてことはなく、試験1週間ちょっと前ぐらいからしか空きがありませんでした。しかも土日にレッスンをしている講師が少ない…😭あと一人の講師で一人の生徒をみる、というスタンスだったので基本的に一人の講師のスケジュールで5回分取るというシステムでした。全然!予約が!取れないよ!!!(自分が悪いです)
結局、無料体験を受ける前に本レッスンも契約して、なんとか10日前ぐらいから平日の夜を中心に予約をしました。
とにかく人にアドバイスをするとしたら、レッスンの予約は早い方がいい!!そりゃ当たり前なんですけど……

オンライン英会話で練習するにあたって、これまでレアジョブやDMMも使ったことがあり、これらは相当安いし予約しやすいとは分かっていたのですが、今回に関しては試験の形式をきちんと理解していて、専用の対策をしてくれるか、ということを考えました。正直「会話」や意見を伝える練習という点では他のオンライン英会話でも全く問題なかったと思いますが、スピーチを受けての質問などもあるので、効率的に、試験に沿った練習をする必要がある、ということでこの5回に集中しようと決めました。
本当はバリューイングリッシュと並行して「毎日とにかく喋る」練習を他の英会話でできたら良かったのですが…時間的に実行できず。今思うと手を広げ過ぎずよかったです。

バリューイングリッシュで特訓

前の記事でも載せましたが、こちらのコースを利用しました。Skypeを使った一回30分程度のレッスンです。
オンピークだったので5回のレッスンで7980円。
でも無料体験レッスンも同じ時間(約30分)、そのままの内容で受けられたので6回8000円という感覚です。個人的に、そこまで安いとは思いませんが一級に特化と謳うオンライン英会話としては良心的みたいです。

レッスンの流れは、大体どの先生でも本番のように【アイスブレイク+スピーチ+Q&A】の流れからこちらの回答を振り返ってアドバイスをしてくれる、というものです。毎回1問しかできないんですよね、でもあっという間…
感想としては、一級の試験内容、必要なスキルを熟知している先生(フィリピン人)によるもので無駄がなく、満足でした。個人的に安いオンライン英会話で先生に感じがちな「バイト感覚でやってる」などは全くなく、質は高いと感じました。
うまく話せなくても否定されることはないし、良かったポイントを具体的に伝えてくれました。「私だったら10点中○点を付ける」と言ってくれた先生もいました、分かりやすくて良い。(通常一人の先生に見てもらいますが、色々あり私は合計3人の先生のレッスンを受けました)
まぁ教え方や進め方、話すスピードは講師によるので自分に合うかどうかはやってみるまで分かりませんが、少数精鋭で良いなという印象でした。
でも口コミがとても良い講師はなかなか予約が取れないようなので要注意です。

正直全然自分の中に話すネタを蓄えられていない中でのレッスンでしたが、なんとか毎回乗り切ってレッスン後は自分の選ばなかったトピックでもとりあえずは2分スピーチできるように練習しました。初めてのレッスンの時はドキドキで声も身体も震えてガクガクしてましたね〜何度やっても5つのトピックを見せられる瞬間の緊張はすごかった。

直前の追い込み

参考書、増やすだけでも意味がないと思いつつ、問題と模範回答の数は増やしたいと思ったので、ネットでは良い評判のJリサーチ出版の面接特訓の本を2週間ぐらい前に慌ててAmazonで購入。あまりに苦手な分野は除いて、載っている問題は一通り練習しました。
本番が近付いてくるとさすがに追い込まれ、嫌々ながら2分間のスピーチをスマホで録音→聞き直して絶望しながらもう一度内容を練り直す→もう一回スピーチ、を繰り返しました。
やっぱり二次対策の追い込みは、自宅で一人でベラベラ喋るに限りました。


そのような感じで、結局最後まで自分的に納得のいくパフォーマンスはできませんでしたが計6回のレッスンを通して「良い受け答えはできているから大丈夫」「狙うのはただの合格じゃなくて良いスコア(のレベルに来ている)」「必要なのは自信」など言ってもらえたので、自信が全くない自分としては少しだけ勇気をもらえました。ありがとう!!!
純ジャパ意識が強い人間としては、他人からポジティブなことを言ってもらえないと萎縮してなかなかうまく話せませんでした………

二次対策をやって感じたのは、スピーキングのスキルは短期間でなんとか上げられても、教養や社会問題に関する知識などはちょっとの勉強ぐらいじゃそう増えないなということです。
分かっちゃいたけど、英語「で」なにを伝えるか、ということが本質だと再び感じる日々でした。英語はあくまで意見を伝えるためのツールです……


長くなったので、当日の様子と結果は次に続きます。

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