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📚美味しいミステリー②運命的な謎とき


なつです!こんばんは🌝
370日目!
りんごまるかじり🍎


では本題!
【📚アンと幸福(坂木司さん著)】
100ページ目まで読んで。part2


この本は、本屋さんで
一番最初目についた本だった。


やっぱり運命かもしれない。

印象的だった登場人物。
和菓子店「みつ屋」の新しい店長。


私自身を見ているようだったからだ。


店長は、言動の意図が読めない、
直球で距離感が近い「いい人」だ。

その店長の特徴を
「直情径行(ちょくじょうけいこう)」と言い換えている。

単細胞(グサッ)とも
猪突猛進(グサッ)とも言われるそうだ。


「直情径行」の代名詞になりうるのが
落語の登場人物でおなじみ、熊さん・はっつぁん。

落語の世界でよく出る熊さんはっつぁんは、
1.  相手や周りの状況を気にすることなく、自分の感情のおもむくままに行動
2.  酒や博打などの道楽が好き
3.  江戸下町言葉「べんらんめえ口調」は乱暴だが、根は素直
4.  おっちょこちょいで失敗することも多いけれど、職人としての腕は最高

とのこと。
(最も、現代の「みつ屋」店長と私は好きなものや口調は違えども、おおむね共通点は多い。)


話を戻すが、

みつ屋店長の「直情径行」型による
意図不明な行動は、

主人公アンによって解き明かされる。


私にとって、一番印象的だったのが

アンが解き明かすまでの道のり。


相手(店長)の言動を振り返りあらゆる予想をたてていく。
意図不明な言動がアンを不愉快にさせたけれど。

なぜならアンは「いい人(店長)」とは働き続けたいから。


私は、アンから学んだ。

相手を深く知るというのは、

本人に直接聞くだけではないんだと。


相手の性格(意図を必ず言う人が意図を言わないのには理由があるはず)や考え方などを考慮した上で、
なぜか理由を想像し予想を立てる。

相手に関わり伝える時も、言葉を選ぶ。


私自身、謎を突き止めることは好きだ。


この「直情径行」の性格は、どうしようもないと思っていた。

どうすれば良い方向に生かせるか、どこかで恐れながら探っていた。


アンのお陰で
私自身の「直情径行」と前向きに付き合っていく

現実的で素敵な機会になった。


今日も素敵な自分で🌻

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