『イノベーションに必要なアジャイルで協働的なガバナンス』を考える有志

私たちは、東大大学院「イノベーションガバナンス養成講座」に企業を代表して参加し、これか…

『イノベーションに必要なアジャイルで協働的なガバナンス』を考える有志

私たちは、東大大学院「イノベーションガバナンス養成講座」に企業を代表して参加し、これからのイノベーション創造に不可欠な、「アジャイルで協働的なガバナンス」について理論から実践までを学んできました。 noteでは、新しいテクノロジーを題材とした考察や実例などを発信していきます!

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イノベーションに必要なアジャイル・ガバナンスとは?

イノベーションの創造に欠かせないアジャイルで協働的なガバナンスについて、アジャイル・ガバナンス研究の第一人者である羽深氏が解説しています! このnoteで考察する記事の根幹にある考え方ですので、ぜひご覧ください。

    • なぜ炎上広告が生まれるのか?

      「今日の仕事は、楽しみですか。」 これはユーザーベースグループのアルファドライブが展開する広告です。これを、品川のコンコースで大量に出稿したところ、SNSで炎上し、1週間の出稿の予定が1日で出稿停止になりました。「仕事がつらい人の気持ちがわかってない」などといった批判があったようです。 広告を作ることは簡単ではありません。普通の表現だと全く広告として機能しないため、若干奇異な角度からの表現や視点で、無関心な人の目を引く必要があります。しかし、この角度が行き過ぎると広告が炎

      • ガバナンスについて考える~オンラインマーケットにおける製品の安全性を支える仕組み~①

        オンラインマーケットにおける製品の安全性を支える仕組みについては「イノベーションガバナンスエキスパート養成プログラム」でも大きなトピックの一つでした。私、「ネットショッピングが大好きなコンサルタント」が当時の模様を会話形式で振り返ってみます。 受講生1(敏腕さん):オンラインマーケット運営企業の敏腕社員 受講生2(買い物好き):ネットショッピングが大好きなコンサルタント 敏腕さん:オンラインマーケットにこそ”ガバナンス”が必要だということを強く物申したい! 買い物好き:

        • 日本の金融業界がイノベーションを起こす日はくるか②

          前回、「日本の金融業界はイノベーションが起きにくい」理由は、大雑把ではあるが、下記2点と記載した。 ・「伝統的な金融機関」は、新たな商品・サービスを提供する際、社内外ステークホルダーによるガバナンスプロセスで”No”とならないため”萎縮した新規事業”となっている ・「FinTechスタートアップ」は、規制の厳しさ故、監督当局や既存金融機関を向く傾向があり、「自らの技術やテクノロジーでお客様の生活をどう変えるか?」が十分でない 今回は上記の壁を越えるためのヒントを考察する。

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        イノベーションに必要なアジャイル・ガバナンスとは?

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          日本の金融業界がイノベーションを起こす日はくるか①

          「日本の金融業界はイノベーションが起きにくい」、ここ数年ささやかれている定説である。ただし、その”理由”については、「規制業界であり法規制の縛りが強いから」といった漠然とした言葉で語られる場合が多い。本稿では、「イノベーションにはアジャイルで協働的なガバナンスが必要」という考えに基づき、解像度の高い”理由”を模索したい。 日本の金融業界の規制が厳しいのは周知の事実だが、その場合、なぜイノベーションが起きにくくなるのだろうか?この議論は、「伝統的な金融機関」と新たなプレイヤー

          日本の金融業界がイノベーションを起こす日はくるか①

          オードリー・タン氏とアジャイル・ガバナンスをテーマにディスカッション

          http://www.pp.u-tokyo.ac.jp/news/2022-03-08-34121/ 2022年2月、オードリー・タン氏とアジャイル・ガバナンスについて議論を交わしました。イノベーションにおいて必要なガバナンスの本質が垣間見える、とても有意義な内容となっていますので、ぜひご参照ください。

          オードリー・タン氏とアジャイル・ガバナンスをテーマにディスカッション

          医療のイノベーションを考える② ~医療AI実現に向けて~

          イノベーションの社会実装を研究している講師と、若手コンサルタントの受講生A、及び事業会社の新規事業開発本部長の受講生Bと、医療のイノベーションについて考えます。 第1回目では、医療のイノベーションの必要性とこれからの医療が目指す世界観について考えました。第2回目では、医療のイノベーションを社会に実装するため、法律といったハードローのみならず、政府と民間企業の連携の在り方等を含む、イノベーションのためのガバナンスの在り方について取り上げます。 AIスクリーニング実現に向けての

          医療のイノベーションを考える② ~医療AI実現に向けて~

          医療のイノベーションを考える① ~医療AIへの期待~

          AIが我々の生活を大きく変えようとしている分野の一つが医療の世界です。しかし、医療の現場にAIを導入することについては、慎重な声も少なくありません。本記事では、イノベーションの社会実装を研究している講師と、若手コンサルタントの受講生A、及び事業会社の新規事業開発本部長の受講生Bが、医療のイノベーションの社会実装について考えます。 今回の第1回目では、医療のイノベーションの必要性とこれからの医療が目指す世界観ついて、第2回目では、医療のイノベーションを社会に実装するため、法律と

          医療のイノベーションを考える① ~医療AIへの期待~