POETRY 「夏秋」

春の訪れは咲き乱れる花

夏の訪れは照りつける太陽

冬の訪れは曇る窓ガラス

秋の訪れは、何だろう?


秋は人知れずやってくる

秋とは、夏と冬の間だろうか

それでも、夏から秋へと

季節は、ぼんやりと変わっていく


涙の雨は夏の夕立

臆病風は秋の木枯らし

孤独は冬の寒さ

それらを乗り越え手にした幸せは、春の訪れ


いつしか心に誓った言葉

「臆病風に抗え

 涙の雨にうたれて進め

 さすれば春はやってくる」


春には花が咲くように

夏には夕立が降りしきるように

秋には木枯らしが吹くように

冬には冷気が包み込むように


幸せも、悲しみも、臆病も、孤独も

当たり前のように訪れる

春も、夏も、秋も、冬も、どうか負けないで

君は、季節の中を、ただ生きているだけだから

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