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言葉を味方につける

益田ミリさんの「言えないコトバ」を読んだ。

図書館でたまたま目に留まり借りてきた本
さらさら読めて、読書に時間がかかる私が気分転換に読む本として丁度良いボリュームであった。

言い回しとか略語がしっくりこなくて言えない
これ分かる!ってエピソードが多く、心でうんうん頷きながら読んでいた。

例えばリモコン、パソコン、マックとかよりももっと略しました感の強いヤツ

原チャとか
インスタグラムをインスタとか(今は言える)
他にも思い出せないけど、みんなが普通に使っている言葉でも、
自分が言うとなると、くすぐったくなるような感覚になって言えないという経験がある

この本の中にあった居酒屋とかでの「おあいそ」もそう。
ちなみに私は「お会計お願いします」派
日本語として正しい使い方かどうかはわからないが
「おあいそ」が言いにくい。笑

インスタグラムの件に関しては
バカリズムの「架空OL日記」に登場する酒木さんもそうだった。

ロッカールームで酒木さんはみんなからインスタグラムをインスタと略さないとイジられ
ついに「インスタ」と発するエピソードがあった。

少数派かもしれないけど
略さない派をみかけたら
お手柔らかにお願いします。

ちなみに、私が好きなハンバートハンバートの曲の中に
「国語」という曲がある。


歌詞の中に
”外国のコトバをカタカナに わからないことを曖昧に”
”みんながフツーに使っている そのコトバの意味が分からない
ねえ、マニフェストって ねえ、プライオリティって
騙すときにだけ使うなよ
わからないくせに使うなよ
テメーの都合で使うなよ”
という歌詞がる。

そうそう。これも良く分かるし、
私の事でもあるなぁと

言葉をできるだけ正しく使いたいけど使えない
言葉を使っているけど正しいかどうか分からないけど使う
の裏には
自分みたいなのがこんな言葉使ったら恥ずかしいな…とか
この言葉使っておけば、勉強して理解しているっぽく見せられるな…とか

自分を謙遜したり、自分を賢そうにしたり
瞬時に相手に見せる自分の位置を上げ下げするという
変なバロメーターが働いているのが面白いなと。

言葉や言い回しを味方につけて
自分をできるだけ等身大に反映させてアウトプットしたい
と思う今日この頃です。

アウトプットってカタカナかっこよくない?

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