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マレーシア入国からの14日間隔離

インドから帰国し、10日間のホテル隔離+4日間の自宅隔離を終えたのが8月上旬。東京での夏は、感染拡大にともなう外出自粛で、国内旅行も泣く泣くキャンセル…。

それから約1ヶ月後、私たちはマレーシア・ペナンに到着しました。

9月からの新学期、娘はペナンにあるインターナショナルスクールに転校したからです。ペナン親子留学を決めた経緯はまた追って書き記しておこうと思います。今日は、これから渡航を考えている方々のご参考になるかも(?)しれないので、2021年9月現在のマレーシアでの隔離生活について記録しておこうと思います。

留学でのマレーシア渡航に必要な書類・手続きなど

まずは、とにかく下記2点がないと話が始まりません。

*MoEレター(入学する学校が教育省に申請。留学を正式に許可するという証明)

*MyTravelPass(MoEレターをもとに、出生証明書<日本人なら戸籍謄本とその訳>を添えて学校が申請。留学の場合はこちらの入国許可書が必須)

(あくまでもうちの場合ですが)MoEレターは、5月中旬頃に学校が教育省に申請を行ってから、発行に3ヶ月近くかかりました。いつ出るのか、まったく予測がつかなかったので、これを待っている期間がいちばん落ち着かなかったです。

それに反してMyTravelPassは、MoEレターが出た当日に学校に必要書類を送ったのもあり、翌日に出ました!

そこから

*航空券の手配(学校からは、KLではなくペナンに直接来て隔離を、とアドバイスがあり、シンガポール航空でシンガポール経由の便を予約)

*MySafeTravelにログインし、マレーシア入国後のPCR検査(空港と隔離ホテルで10日目に実施)と隔離ホテル滞在費、そのほか費用の支払いを済ませる。

*マレーシアのアプリMySejahteraを携帯にダウンロードし、アクティベイトさせておく。

*出発時刻から逆算して48時間以内にPCR検査(鼻咽頭ぬぐい法のみ有効)を行い、英文陰性証明書をゲット。

が必要となります。

PCR検査は、マレーシア自体は72時間前でOKなのですが、シンガポールが、私たちの出発日の数日前に急遽48時間前の検査結果のみ有効と変えたため、予約を取り直すという手間が生じました。結局、出発前日の検査でその日のうちに結果も出たので良かったです。

MySafeTravelでの事前支払いは、子どもと二人で合計22万円弱かかりました。わかってはいたけど、痛い出費でした…。ちなみに、料金前払いが必須と入国時の注意事項にあった気がするのですが、空港到着後でも支払えるみたいです。

いざ出発

そのほか留学の際の入国に必要な書類も揃え、出発当日成田空港へ。シンガポール航空のカウンターで、陰性証明やそのほか入国に必要な書類の確認がかなり細かくあります。

私たちに関しては、書類確認にかなり時間がかかり、結局、こちらが揃えたもので大丈夫なのかよくわからないままチェックインを済ませることになり、出国手続き。

今年1月終わりの羽田(インド行き)、7月の羽田(インド帰り)に続き、今年3回目の日本の空港ですが、相変わらずお店がほとんど閉まっていて寂しさが漂っていました。

今回は留学目的の移住のため、荷物も多く、20kg以上超過するのがわかっていたのと、夜中過ぎにシンガポールの空港に到着し、翌朝の便でペナンという、子連れにキツい旅程だったので、エコノミークラスのチケットを購入後、アップグレードの入札に最低価格(1名¥22,000くらい)で申し込みました。

空いているのはわかっていたので、たぶん取れるなという読みが当たり、無事にエグゼクティブクラスの席を確保。

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機内食のディナー。本当はワインとか飲みたい気分でしたが(笑)、まだ入国までの道のりが長いのと、大事な書類を抱えていたので、酔って粗相しないよう自制…。笑

食後は、シートをベッドにしてもらい、3時間くらい熟睡しました。

チャンギ空港に到着し、機内を降りたらすぐに、乗り継ぎ客だけ集められ、手に目印のリボンを巻いてもらいます。乗り継ぎ便の搭乗券をカウンターで提示し、しばらくそのカウンター付近で待機。

その後、カートで、次の便のターミナル付近まで移動。そこの待合ラウンジで待機するように言われました。

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ゴロンと横になっても余裕の幅があるベンチシートがある待合スペースは、そんなに混雑もしておらず、かなり快適でした。ここに娘と横になってしばし休憩。たぶん2時間くらい寝ました。(意外にどこでも眠れる私)

トイレも綺麗でした。さすがシンガポール。

夜が明け、7時半頃、ペナン行きの乗客が呼ばれました。今度は一列に整列して、係員の指示に従って徒歩移動。

搭乗口に着いたら、手荷物検査を行い、搭乗ゲート付近で待機、それからようやく機内へ。

シンガポールからペナンへは約1時間で到着。(もちろん機内では爆睡)

ペナンの空港に到着後

降機後はまずアプリのダウンロード確認、陰性証明書の提出、必要書類の記入、MySafeTravelの支払い確認などを順々に行っていきます。その後、PCR検査。

羽田空港到着時の手続きのように空港内をひたすら歩き回るようなことはなく、数十メートルの移動だけで済むのはありがたかったです。(が、他の隔離者からは、空港の換気や衛生がなってないという意見も)

PCR検査後は、個別に隔離時の簡単な説明があり、その後ようやく入国審査。持参した書類を確認していただき、あっさりとパスポートにスタンプを押してもらえてホッ。

荷物を受け取り、隔離者移動用のバスに乗り込みます。なんと滞在ホテルまではパトカーが先導…。これって、無理矢理途中で降りたりするのを防ぐためなのでしょうか…?

隔離ホテルにて

滞在ホテルに到着後、屋外の椅子に着席した状態で、隔離時のルールなどの説明を受け、係員の指示にここでも従い、ようやく入室…。

自分史上最高に気疲れした旅になりました。もう移動は当分いいです…。

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隔離ホテルの部屋からの眺め。海〜!

ホテルは古いけど、ここのホテル、おそらく全室がスイートルーム仕様らしく、広さはまったく申し分ないです。

羽田空港到着時の隔離でも実感しましたが、同じ場所にずっとこもっていると、どんなに仲良し親子でもお互いにイライラが募るので、距離を置ける空間があるのは大事です。

それに隔離中も娘はオンライン授業を受けるので、別室に分かれてそれぞれ自分のやるべきことに打ち込めるのもいいです。

隔離ホテル暮らしもやっと折り返し地点。あと1週間頑張ります…。






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