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子どもの学校のプロジェクトで、親も学ぶ。

子どもの学校で、現在、毎週休み時間の間に、THE GOALS PROJECTというものに取り組んでいます。

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このようなダッシュボードに、より良い世界を目指すためのゴールが記されています。もちろん簡単には解決できない目標ばかりですが、まずこうした問題があることを知り、一人一人が解決策を考え、できることから実行する、というのが狙いかと思われます。

最近まで取り組んでいたのが、上の表、上段左から3番目の「ZERO HUNGER」でした。

飢えをなくすためにできることとして、

●食べるものに困っている人へ食事や食材を寄付する。

●フードロスをなくす。残り物を活用したレシピを発表。

といった提案が学校側からなされ、子どもたちにも実行し、発表するように伝えられました。

インドなので、路上に暮らしている家族やスラムに住んでいる人たちもたくさんいます。なので、困っている人々へ食べ物を寄付するという行為は一般的に浸透しているとは思いますが、その様子を写真やビデオに撮って発表、というのが、私としては違和感があり…。

もちろん、何もしないよりは、写真を撮りつつも食べ物をちゃんと寄付する方が、寄付される人たちにとってもずっといいかもしれない…けど、自分の善行を知らせるために撮影するというのはどうなのか? 

そんな考えを巡らすこと1ヶ月近く…。

これはきっと「やらない偽善よりは、やる偽善」ってことなのかな、というところに私の中では落ち着きました。

「ゼロハンガー」プロジェクトに関して、とりあえず今、私と娘がすぐ取り組めることは、家庭内のフードロスを減らすこと。

フードロスについては、農林水産省のホームページによると、日本人ひとり当たり1年で48kg、お茶碗に換算すると毎日1杯分の食べ物を捨てているとか。

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そのまま食べるにはちょっと熟し過ぎてしまったバナナを、いちごジャムやアーモンドバターを入れてミキサーに。クリーム状になったものを冷凍したバナナアイスクリーム。

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ジャガイモのサブジ(汁気のない、いわゆるカレー味のジャガイモのおかず)の残りに衣をつけて揚げたひと口コロッケ。

なんてことのないレフトオーバー(残り物)レシピですが、美味しくできるし、ちょっとの心がけでフードロスを減らせるのはいいことですよね。

子どものプロジェクトから、私も気づきが得られました。


子どもの学校の近況メモ。

1月末に東京からインドへ戻りました。娘の学校は、1月下旬頃に10ヶ月ぶりに登校が再開。とはいえ、登校は小学校内で2学年ずつ、週に2、3日のみで、登校も選択制なので、オンライン授業と並行です。

私たちは帰印後、自己隔離を済ませ、娘は2月上旬から登校開始。久しぶりに同級生たちと実際に対面できたことがとても楽しかったらしく、毎週登校日を楽しみに頑張ってきましたが…。

春休み後の4月から再び登校はなくなり、今はまたオンライン授業のみで、母娘共々うんざり…。

インドのコロナ禍は本当に終わりが見えません。

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