とかげのしっぽ2024への寄稿作について

犯人は嘘をつかない

魔法によって嘘がつけない村で起こった毒殺事件を描いた。推理パート前に情報が出揃う、純粋な犯人当てである。ハウダニットともとれるが、どうやって犯行を為したかではなく、どうやって誤魔化したのかに焦点を当てている。
トリックにはある程度自信があるが、導入と推理が少々雑だった自覚はあるし、一回目の推理のクオリティも低かったので、書き直す機会があれば修正したい。
オルゴーリェンヌが好きなので自分も少年二人組のミステリを書きたい!と思い、年齢設定は少し高めだが男二人組にした。今まで書いた小説の中でもかなりお気に入りの2人なので、続きを執筆中。次回作は「雨はもう止まない」の予定。

近いのに遠いあなた

少女百合小説。恥ずかしいのであまり語らない。
あの要素は他の小説で使おうと色々模索したのだが、あまり難しいものは考えつかなかったので、せっかくだからここで使ってしまった。

北山猛邦全作品レビュー、二〇二三・二〇二四の本格ミステリ

軽い気持ちで書いたのだが、ちらほらとTwitterで言及されていて驚いた。大した文章ではないのだが……。
強いて言うなら、『アリス・ミラー城』を一種のアンチミステリとして扱っているのが特徴?

以上。『とかげのしっぽ2024』は、文学フリマ札幌9で販売予定。

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