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塩釜港から近い松島湾の離島で過ごす島時間。4つの島を巡る浦戸諸島をご紹介 【野々島編】
すぐ隣の島、野々島へは5分くらいで到着します。
野々島の人口約64人。
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野々島にはラウンジがあり、来客者の休憩スペースになっています。
この時は、写真展をやっていました。
ここで一休みしても良いですね。
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野々島を歩く:キリシタンの熊野神社~椿の森を歩く
【ボラの上に立つ熊野神社】
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ラウンジの建て物のすぐ裏手に岩場があり、その上に熊野神社が祀られています。「ボラ」という洞窟のような岩が特徴。
ボラは、松島付近に多く見られます。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764481/picture_pc_40a9942b2f3ab4c972e4cdafb81295ab.jpg)
御神像の奥に厨子入りのキリシタン仏があり、隠れキリシタンが拝んでいた神社と伝わります。
島にはキリシタンの歴史が多いです。
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特に宮城県の海側には熊野神社が多く祀られています。
西洋の島も岬に教会を建てるそうです。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764493/picture_pc_4acfaf72bc580d6de0e72f72d72f6708.jpg)
【椿の森のトンネルへ】
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764521/picture_pc_69f9c35823a95b8b07d8981f67986225.jpg)
信仰深き神社を後して向かった道は、椿のトンネルです!
まだ椿が少し咲いていました。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764527/picture_pc_d488fcc1ea60f7ee55ea117acfa828c8.jpg)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764549/picture_pc_8835768c91ec4397fd0733062b50f376.jpg)
野々島の東端に、陰田(掛田)という島があり、
昔は数枚の田圃があり陸続きだったそうです。
『島は高さ100メートル余りの直立した姿をしており、
別名「おいらん島」とも 呼ばれて、名勝のひとつになっています。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764566/picture_pc_c810cd190a87155f6bc49bc55b1f8f14.jpg)
一年中、いろいろな鳥が棲息し、繁殖の絶好の場所でもあるので、
大そう珍しい鳥も見られます。
ことに、「みさご」「鷹」「むくどり」などの巣が、松の枝々にたくさんあります。
みさごという鷹がいた島を別名「花魁島」というため、
おそらくタブーな歴史にされてしまいがちですが、島は配流される所であり、多くのキリシタンが配流されたように、島には重い歴史があります。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764608/picture_pc_7766fbee747679233e846d6fc3fd03a2.jpg)
「夜鷹」という陰語は、江戸時代、遊女や売春を目的に使われた言葉です。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764621/picture_pc_f8b11e5f84ab3cff7d43c11ccefc0902.jpg)
野々島を歩く:宇内浜で海を見ながらお昼休憩
さて、ここまで約30分くらいかかりましたが、
そろそろ、お昼休憩としたいところ。
ゆっくり休める場所がないか探していたら、海が近くにみえてきました。
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764661/picture_pc_e85a0b8b4d11999751be7138408727de.jpg)
大きな木の下にテーブルとイスを発見!
海がみえるデッキがありました。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764700/picture_pc_34e13ca3c47499d3530ba3d99afeb288.jpg)
大きな木にブランコもあって、子供の頃の夏休みを思い出す…。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764814/picture_pc_f7c361b22e651caf278bbc2ae7330149.jpg)
「宇内浜」は、干潮時に島と地続きになるそうです。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764709/picture_pc_aa29cafb79005f82778513a2846059b0.jpg)
スーパーで買ったお総菜とおにぎり、いなりを並べてお昼休みです。
何もない海だけの世界は、贅沢です。
しばらくここで過ごしました。
海も観光しすぎて多くの店が軒を連ねる光景がありますが、
ここは、何もありません。
人の暮らしがそのまま島に息づいています。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764735/picture_pc_e39a3b39a448f50d573bf36844eb57fa.jpg)
それこそが、離島の楽しみ方です。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764827/picture_pc_4e9bb9e4a144d9f6ba509d6392624208.jpg)
島全体がアートみたい。
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764850/picture_pc_97fb5f39a358bf5b0ddbc4da69d5fd06.jpg)
のんびり浜辺で過ごしたら、寒風沢へ。
![画像20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38764875/picture_pc_6130368a8f49da9738ef71924fe20af5.jpg)
マップには、「野々島学校下」から渡船が出ています。
ここでも待っていると、渡船が来てくれます。
歩いた所要時間:約1時間30分(休憩含め)
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