401
10/4 23:52
低気圧と風邪気味のせいで体調はさほどよくなかった。哀しい夜になるかと思いきや、久々にシャーペンを持ったら絵を描き始めるのに成功。嬉しい。
以前録音した曲のアルバムジャケットを描いている。
自分で自分に仕事を依頼し、自分で自分に納品する。この感覚がスゴく楽しい。絵を純粋に「絵を描こう」という動機で始めると、世紀の超大作を描かねばならない気がしてくる。そのせいで自分にとってハードルが高くなる。そのままでは描かないから上達もしない。悪循環だ。
自己表現でも練習でもなく、すべてを仕事依頼としてテキパキやるのがいい。元々、芸術家は職人なんだ。自分に依頼されて仕方なく身体を動かすべきだ。わたしがラップが得意なのは、それは最初からトラックであらかじめ方向性が決まっていて、ラッパーは最後に調味料をデコレーションするくらいのことしかしないからだ。
お絵描きもそうする。ゼロイチは自分にはできない。自分で自分の仕事を作るのだ。ブログ記事のヘッダー、楽曲ジャケット、アイコン、なんでもいい。タスクを熟すように絵を描くんだ。やはりわたしは「怠惰な事務職」というのが本質らしい。締切と企画書さえあればなんだかんだやれる。みずからの信念によって昔から有を生みだすという、ステレオタイプな芸術家像はできるだけ避けろ。怠惰な事務職による怠惰なタスク処理としての創作。エクセルの数式やRPAを組むみたいにしろ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?