全身が爪が生える病気

最近、全身に爪が生える難病の人の記事を見つけた。

発病のきっかけは、喘息の発作を抑えるために大量のステロイド剤を投与されたことだという。

ステロイド剤を投与されれば、この病気を引き起こすというわけではないが、おそらく、彼女の遺伝子に病気を誘発させたのだと思う。

実は、私がアトピー性皮膚炎を発症したのは、背中にヘルペスができ、その治療で、ステロイド剤の点滴を受けてからだ。背中の激痛は点滴のおかげでなくなり、その後快方に向かった。が、それ以降、それまで夏に汗で膝やひじのうらにできた程度のアトピー性皮膚炎が頬にではじめた。肌の抵抗力が落ちてきた。

喘息の発作は、死を招くこともあり、医師がステロイド剤を投与したこと自体は適切である。がんの場合も同様に、抗がん剤は、体の抵抗も弱めて、敗血症など他の病気を誘発する。

医薬品は、あくまでも化学物質であることを覚えておかなければならないだろう。人間とっていい結果をもたらす化学物質が薬と呼ばれる。しかし、その化学反応はいろいろな現れ方をする。

薬を飲んだり、塗ったり、点滴で投与したりすることは、体の中で、化学反応を起こさせていることを、われわれは意識しなければならないと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?