トランス脂肪酸とアトピー

アトピーにとってよくない油の話は以前書いた。

認知度はまだまだ低く、この記事では、「新たな危険」と書かれている。

http://biz-journal.jp/2014/11/post_6523.html

「トランス脂肪酸は脳梗塞や心臓病のリスクを高めることから、世界的に規制の動きが強まっています。トランス脂肪酸は、植物油など液体状の油脂や、マーガリン、ショートニングのような固体状の油脂を製造する加工工程で生成します。欧米やWHO(世界保健機関)などの専門機関は、トランス脂肪酸の摂取を総エネルギーの1%以下にするよう勧告しています。これを受けて米ニューヨーク市はトランス脂肪酸を含む油脂製品の使用を禁止するという厳しい措置をとっています。また米国、カナダ、韓国では、加工食品についてトランス脂肪酸など4種類の脂質について含有量を表示することが義務付けられています。

しかし、日本では「日本人のトランス脂肪酸の摂取量はWHOの目標を十分に下回っている」(食品安全委員会)などとして、基準値の設定や表示は義務付けられておらず、野放し状態です。

こうした中、トランス脂肪酸の新たな健康リスクが明らかにされ、トランス脂肪酸の使用を放置している厚生労働省や食品安全委員会に対する批判が強まっています」

それにしても、欧米がこうだから、日本もこうしなくては・・という論調は説得力がない。

アトピー性皮膚炎の患者は日本人が圧倒的に多いので、それを治癒する研究もさかんになるべきであるが、生死にかかわらないので医者としてのリスクが少なく、しかも、アレルギー疾患という性質上、特効薬がなく、手術や治療のてだてのない疾患は、いい儲け口なのであるから、医師が率先して研究するわけがない。

国際機関に望みを託したところで、WHOですら企業との癒着が問題になっているのだから、大学やNPOなどはもちろん、お金にならないようなことにエネルギーを注がないのだ。




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