危険物質とアトピー

でも、ちゃんと調べようとおもったら、専門家が専門知識で専門技術を駆使して研究しないと、確実性の高い結論や情報ではないと思われている。

特に、トランス脂肪酸のように、摂取してもなんら悪影響がすぐに見られないような「おとなしい」化学物質は全くわからない。

江戸時代、将軍の子供が早死にしたのは、一説には、乳母の白粉(おしろい)が原因というのがある。当時の白粉にはヒ素が含まれており、乳児だと吸収が早いからだ。

結局は、自分で情報収集して自分で判断するしかないのか、と思ってしまう。

放射性物質についても、まだよくわからない。XXミリシーベルとなら安全など、不毛の議論である。

しかしながら、実は確実なのは人間のカンではないかと思っている。特に食べ物の場合、「いやな予感がする」というのはたいていあっている。翌日体調をくずしたりする。

火山の噴火の予知にしても、科学的な研究に確実性はあまりないそうだ。高い費用をかけた地震予知連絡会の発表よりも、付近の住民や農民の「噴火しそうな気がする」といった「カン」のほうが当たったりする。

「バターじゃないのにバターみたいな味がする」というのはやっぱりあやしいのだ。トランス脂肪酸と同様に、ノンカロリーのコーラなんていうのも疑ったほうがいい。糖分は甘い。甘いのに糖分ゼロというのはやっぱりおかしい。

いろいろ見てみると、危機管理には自分のカンが重要であることがわかる。

自分のカンがくるっていることが問題である。以前の同僚で(独身男性)で毎日カップラーメンばかりたべて、にきびだらけになり、胃腸をこわした人がいたが、正しいカンを持っていたら、毎日同じものを食べ続けるとまず、あきてしまう。体によくないことは感覚的にわかるはず。

住環境にしても食べ物にしても、自分にとって大丈夫、いいものというカンを大事にすると、アトピーは改善する。

危険を察知する力を磨こう。

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