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迷子でも進め-新人女性声優選択会議2023

2023年10月22日(土)、新人女性声優選択会議2023が行われました。
指名一覧は以下の通りです。


はじめに

今年はコンテンツ単位で盛り上がりを見せていたMyGO!!!!!、蓮ノ空、ブルーアーカイブ、ウマ娘等の声優が複数人指名されました。
また、絆のアリル括りで3人指名された(川口莉奈、夏目妃菜、小玉ひかり)のは、世間?と少し違うこのドラフトの特色かもしれません。

私の指名は画像通り、1位から青木陽菜、橘杏咲、井料愛良、乾夏寧、小森結梨、白那美アンジュ、涼本あきほです。
今年もすでにTwitterで振り返っているものを少し加筆修正する形で書いていきます。
また、昨年まで毎年1年ずつ振り返るnoteも作成しています。

目次の通り、まず次段から私自身の指名を1つずつ紹介し、続いて他に欲しかった方や他の参加者による指名で注目される方、締めの文章を記載します。
また、この段に他の参加者による振り返りのブログ等も貼っておきます。

↑今年はほぼ運営協力という形だった、おにじさんの総評も載せておきます。

1位 青木 陽菜(響)

1位では青木陽菜さんが3球団、川口莉奈さんが2球団の競合となり、外れ1位でも伊駒ゆりえさんが競合する荒れた展開となりました。
その中で青木陽菜さんを獲得できたことにまず感謝ですね。
外れた場合は嶋野花さんでいく予定でした。

青木陽菜さんはMyGO!!!!!の他、シークフェルト音楽学院中等部、ヴァンガードアニメのヒロインと主題歌…と、昨年から今年にかけてブシロード関連の出演等が増えました。
1位でいくと決めたのは中等部公演がYouTubeで期間限定配信された際に、「夜の女王のアリア」を歌う場面を観て、希少な高い声の良さを感じたときです。

そして、ドラフトのひと月前ミニライブとCD販売イベントを近くで見て、歌上手いわ可愛いわトーク滑らかだわ近くで見てもニコニコだわ写真のままドンと顔の良さが来るわ…で、完全に固まった感じです。
2020年の響・S・エースクルー合同オーデ出身で(※なら昨年にいっとけと言われそうですが)、私は以前から響声優を指名してきたので、迷子じゃなく進みました。

青木陽菜さんには響でも珍しい、シンガーソングライター路線の可能性を感じているので、まずブシロ関連で、次にそれ以外でも広く多方面に活躍する声優になることを期待しています。おもしれー女…

2位 橘 杏咲(アイムエンタープライズ)

上位候補では素材型、現状最も大きな役としては2024年2月発売予定のゲーム「制服カノジョ」の玉依ひより役です。
ただ2004年度生まれと若く、お顔の可愛らしさから庇護欲をかき立てる佇まい、制服カノジョの動画での制服の似合い方、初々しさの残るボイスサンプル…と、未完成なスケールの大きさというか、ロマンがあると感じています。笑顔と歯並びが好きです。

あえて今ガチガチのアイドル声優道をいける方だと思います。可愛らしいヒロインから徐々に役の幅が広がって、上手くアイドル声優的な活動サイクルが回っていくと嬉しいですね。

3位 井料 愛良(アーツビジョン)

上の2人で可愛らしく甘めな所が獲れたのもあって、低め寄りでも活きるタイプが欲しいと考え、中位(3位~5位)で考えていた候補から、井料愛良さんを指名しました。

ウマ娘のリガントーナ役が発表されていましたが、ボイスサンプル(セリフ③が好きです)や、けものフレンズ3のジョフロイネコ役のキャラ紹介などを参考にして決めました。
マレーシアからの帰国子女で英語が堪能とのことで、アーツビジョンchでの歌ってみた動画で活かされているのも確認しています。
かっこいい所から可愛い所まで演じられ、英語も武器になるオールラウンダーとして期待が持てます。
英語ラップかっこいい…

特に今年はリストアップ時にけもフレ3のキャラ紹介を観た気がします。

4位 乾 夏寧(アーツビジョン)

あまり美しくない?アーツビジョン連続指名でいかせていただきました。
乾夏寧さんはブルーアーカイブの黒崎コユキ役が最も大きなところです。
ベースの声から甘くそれでいてザラっとしている、飴を噛んだような声という表現もツイートしました(伝わるのか?)。

声の幅よりは一点突破で、困っている様子が可愛い幼げな女の子キャラクターあたりで、ここしかないというのを聞かせて欲しくなるタイプと思います。きららアニメに4人ヒロインがいたら1人こんな子がいるよな…という感じですね。
近年はどんなキャラでもこの人、みたいな傾向が強いのでそこをこじ開けて欲しいですね。
好きなボイスサンプルはセリフ2です。

5位 小森 結梨(東京俳優生活協同組合)

何といってもU149がアニメ化され、ボイスの付いた古賀小春ちゃん役。
独特の時間の流れと嗜好を持った、小春ちゃんの可愛らしさを引き立てる素敵な声と演じ方に魅了されました。ご本人も可愛らしい。
願わくば代表作がもう1つ来たらという感じです。

正直なところ、デレマスよりも新たに声優アイドルユニットに入って活動することに、事務所単位の育成スタンスを含めて不安を感じてはいますが、
まずは心が擦り減らないように、仲間を信じられながら活動できることを祈っています。
エブリデイどんなときもキュートハート持っていて欲しいですね。

育成1位 白那美 アンジュ(アクロスエンタテインメント)

育成1位は、今年のドラフトに際してボイスサンプルを聴いた中で最も惹かれた白那美アンジュさんです。
このドラフト初のボリビア出身声優になります。
ボイスサンプルはYoutube限定公開の形になっているので、一応事務所の紹介ページからアクセスをということで。

最初の「白那美アンジュです」の言い方から澄んでいて可愛らしく、それから自己紹介やボリビア要素を絡めたナレ原稿等に入っていきます。

まだメインキャスト級がテレ東の朝アニメ(「ゴー!ゴー!びーくるずー」パオ役)のみですが、
自分が聴いて好きだと思った声の声優さんが活躍する、その夢を見させて頂こうと思いました。
歌声もスッと綺麗に入ってくる良さがあります。

2019年のオーディション企画でのインタビューもYoutubeにあり、スペイン語とボリビアあるある?が聞けます。とても心優しそうに感じたのも指名した一因です。

育成2位 涼本 あきほ(VIMS)

最後の育成2位指名は涼本あきほさんです。
ドラフトの育成2位はいつも悩むのですが、今回は少し失礼かもしれない使い方をさせていただきました。

このドラフトが元来どうしても青田買い傾向であること、更にここ3年ほどの世間的な情勢もあり、少し溢れてしまったゾーンの声優さんがいて、
涼本あきほさんもその中の1人かと思います。
おそらく「夢見る男子は現実主義者」が2年早かったら、2年早い4位くらいの指名になったと思います。

私は夢見る男子を観ていて、涼本さん演じる夏川が好きだったのですが、このドラフトとしての優先順位で迷い、もっと若手の候補と悩んで決めました。NPBのドラフトであれば成立しない、名門社会人チームからの育成指名という感じですね。
1位から4位までが上手く獲れなかったと感じた場合は、涼本さんのゾーンは5位に充てて、育成2位でもっと若手の候補にいく、という戦略になったと思います。

幸いにしてシャニマスに関しても展開が広く取られそうですし、放課後クライマックスガールズの中の人全般に一定の安心感は持っています。それがあると画像やトークで感じられる微笑ましさが違ってきますので。

あと頭の片隅に下記の動画のことが残っていました。
「活動の全部でなくても、一部でも応援してくれるのは嬉しい」という旨のことを仰っていて、色々な声優さんに移り気な声豚である私としては、とても救われた感がありました。

欲しかった枠

リストアップする過程で毎年30人くらい欲しくなるんですが(?)、今年他の参加者が指名した中で、特に欲しかったと思う方を挙げておきます。

花宮 初奈(青二プロダクション、暁さん2位指名)

もちろん容姿も大変素晴らしいのだけれど…スカウトとしては顔面派も身体派も欲しいと言っておりましたわ……
言葉遣いが群を抜いて優しく丁寧で、信じたい度では今年随一でした。「ういさま」というニックネームに相応しい気品のある方ですね。

平塚 紗依(大沢事務所、かわさきろしゅこさん3位指名)

橘杏咲さんと同じ2004年世代で、とても綺麗な方です。「僕とロボコ」のメイコ役ということで、多少マークが薄いだろうと思っていましたが、自分よりキッズ心のある参加者に獲られてお手上げでした。
メイコちゃんも可愛らしく演じているなと思ってチェックしていました。大沢事務所らしく?一度推されると上がっていく可能性があります。

春日 さくら(青二プロダクション、もーすさん4位指名)

ウマ娘のヒシミラクル役があり、見た目とトークの優しさが人柄派好みの春日さくらさん。
ちょうど「ラジオどっとあい」のパーソナリティーを10月からされていて、とても癒されると思っていたところでした。笑い方が優しくて、文字だと「ふふふ」みたいで、今どき珍しいと思っていました。
ドラフト当日もラジオどっとあいを聴きながら最終調整していたくらい気にしていて、主観的には1位2位が上手く決まらなかった時に突っ込むラインでした。ウマ+どっとあいで町内放送2回レベルなので下位は甘え

注目枠

欲しかった枠とも少し重なるのですが、今回は“面白い”かなと感じた方を挙げておきました。

寺澤 百花(シグマ・セブン、ウシトスさん3位指名)

ブルーアーカイブの花岡ユズ役もありますが、10月クールでアニメ「柚木さん家の四兄弟」で末っ子の岳くん役を演じられていて、しかもドラフト直前の3話が岳くん回で、内容も演技も素晴らしい回でした。
声自体も面白いですし、男の子を上手く演じられるとなれば幅広く活躍できる可能性があります。
余談ですが柚木さん家のほかに自分がドラフトのためにチェックしたアニメはロボコとU149です。

海弓 シュリ(マウスプロモーション、カイリューさん育成2位)

ここ3年くらいアニメではメインキャスト以外で結構出演されていて、私も昨年に1度リストアップしていました。
派手髪界の新星で、良い意味で声優感のない風貌やツイートも特徴的です。昨年のExcelのメモに「純粋というより汚れに強そう」という謎のスカウト評が残されていました。
少しの汚れを悲報にしたがる時代に生き残るタイプかもしれません。

おわりに

今年は私自身の指名としては、例年より堅めに、それでいて冒険する枠も織り交ぜられて、それなりに上手くいったという感があります。
もっともそれで本当に上手くいくのか、そもそもこのドラフトで上手くいくとは何なのか、分からないまま10年やってきたのですが…

ただ、まず何より、主催として上手く進行ができず、特に1位指名を決めるのに時間を要してしまった反省があります。
参加者の皆さんや見守って頂いていた皆さんに申し訳なく思っております。改善する試みをしっかりして、どんな企画をやるにせよ失敗したことを活かしていきたいと考えております。

新人女性声優選択会議で迷いながら、
それ以外でも声優に関して様々なことに戸惑いながら、この10年やってきました。
そして今後、来年やるにしても、やらないにしても、別のことをやるにしても、
いち声豚として、迷子のまま進んでいくことに変わりはありません。

今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。


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