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日記かもしれない(夏の話)

春に春の話を書いたので、夏に夏の話を書く。秋に秋の話を書くかどうかは分からない。

寒いことよりも暑いことの方が私には辛いので、夏は苦手だ。毎年、この夏は今までの人生の中で最も暑い気がする、いよいよこの夏を越せないのではないか、とかそんなことを考えている。その他に考えることは、エアコンをつけたら快適さのあまりもうエアコンと結婚したいとか、ヨーグルトがおいしく感じるあまりもうヨーグルトになりたいとか、そういうことだ。不毛。
と、不満ばかりを書きつつも、夏というのは夏の短歌を作りたくなる季節で(当たり前と言えば当たり前だけれど)、短歌を始める前よりも凌ぎやすくなったような気もする。短歌を考えているうちに一日が終わって、翌日も終わってまた終わってまた終わって秋が来て冬になれば良い。こう書くと一日中短歌のことを考えている人みたいだけれども、そういうわけではない。

夏草が茂っている中に黄色い花がいくつか咲いていて、その中の一番背の高い花に、薄茶色の蝶が止まっていて、今日見たものの中でそれが一番きれいだと思った。

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