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読書感想文たち

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感想とは書きたいことを書けばいいのだよと小学生の頃の私に伝えたい。
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2023年2月の記事一覧

「誰のための仕事」/読書感想

生産性や効率性を求める労働主義の価値観が余暇に流れてきていることを初めて意識することができた。⁡ ⁡休みの日でも意味のある・価値のあること(ボランティアや自己学習)や充実感のあること(ゲームや旅行)を義務的に追い続けてしまう私たち。⁡ ⁡じゃあ、何をすればいいのだとまで思ってしまうほど消費社会に飲み込まれてしまっているんだなと感じた。⁡⁡⁡ ⁡⁡ ⁡覚えておきたいこと。 結論、未来のために現在を犠牲にする前のめりなものではなく、同時的な私自身の変容に目を向けようってことなのか

作戦勝ち「傲慢と善良」/読書感想

私の好きな朝井リョウさんが解説をしているということで、興味が湧いて買ってみました。 恋愛というか結婚を視野に入れた恋愛の現実をまざまざと見せつけられた。 そういう物語だった。きっと婚活する人達の思考を解像度高く描いているのでしょう。読んでて怖かったです。⁡ ⁡ ⁡ 「この相手にピンときた」という巷のこの謎の表現ありますよね。⁡ ⁡これは相手が自分よりも上か同等の存在だと思うから恋人にしたいという感情であり、点数付け前提の思考だという言語化には納得感がありました。⁡ ⁡⁡点数