ボカロカバーを語る:ボカロカバー39曲集(前編)

最近、私のTwitterのタイムラインで、ボカロカバーについて話題になっていたので、ボカロカバーについて語ってみたくなりました。

というわけで、ボカロカバーを39曲紹介しつつ、色々語ってみます。


調声がすごいボカロカバー

ボカロカバーで注目を集めやすいのが、その調声が素晴らしいカバーです。まるで人間のようにボカロを歌わせる事が評価されたりします。カバーを主に投稿するボカロPには、調声が評価されるPが多くいます。

そんな調声がボカロカバーを5つ紹介。

神無月さんによるSupercell(ryo)さんの曲のGUMIカバー。人間が歌っているように聞こえるGUMIカバーは、結構ある気がします。

これまたryoさんの曲ですね。タカオカミズキさんによる結月ゆかりカバー。

cilliaさんによるVY1カバー曲。cilliaさんは調声に定評のあるカバー専門のボカロPの一人ですね。

根気Pも調声に定評のあるボカロPですね。これはmikiカバー。

ライブPはオリジナル曲を多く投稿していますが、その調声にも定評があります。この鏡音リンカバーの調声の自然さには驚きました。


ボカロ黎明期の懐かしのボカロカバー

初音ミクが発売された直後は、オリジナル曲も投稿されましたが、カバー曲も多く投稿されました。そんなボカロ黎明期からボカロを聞いていた人には懐かしいであろうボカロカバーです。

私はこのボカロカバーでVOCALOIDの歌声すごいなと知りました。ぼか主さんによるMEIKOカバー。

私がボカロを知った頃によく聞いたボカロカバーの1つ。ワンカップPによるMEIKOカバー。少しノイズの乗った音に、ラジオから流れる音のような懐かしさも感じます。

初音ミク発売から4日後に投稿された、このカバー曲は、初音ミクがネギを振る元凶となり、はちゅねミクが生まれた動画でもあります。Otomaniaさんによる有名なミクカバー。

原曲のJUDY AND MARYのYUKIさんに歌声が似てると話題になった、ぢょんさんによるミクカバー。後に商業アルバム「初音ミク ベスト~memories~」にも収録されました。

ぶっちぎりPによるKAITOカバー。「KAITOの本気」とも言われた素晴らしい歌声。


生まれる前の懐かしの歌をボカロカバー

次は、曲自体が懐かしいボカロカバーです。若い人にとっては、生まれる前に作られたり流行ったりした曲です。これを懐かしいと思う人は若くないのかもしれませんがw 少なくともVOCALOIDが生まれる前から歌われていた歌であることは確かです。時代を超えて機械が歌う歌。

昭和6年に発表された昭和歌謡曲を、こがうたPが巡音ルカでカバー。こがうたPのP名の由来である古賀政男さんは、昭和期の代表的な作曲家です。アナログレコードから流れるかのような歌声の揺れに、時代を感じます。

続いて演歌の世界です。隅っこPによるミクカバー。演歌に挑戦したボカロカバーは、検索してみると結構ありますね。

1960年代に日本だけでなく海外でも「SUKIYAKI」としてヒットした歌。口閉さんによる兎眠りおんカバー。途中の口笛も兎眠りおんです。素朴なアレンジに、りおんの鼻にかかったような歌声がよく合います。

1991年に発表され、今でも使われているウイスキーのCMソング。乗り遅れPによる蒼姫ラピスカバー。ムーディーな雰囲気に可愛いラピスの歌声が印象的。


楽しいボカロカバー

可笑しかったり、微笑ましかったり、楽しくなるボカロカバーもたくさんあります。ボカロの歌声が歌に似合い過ぎたり、原曲とのギャップが可笑しかったり、そんなカバーです。

小林幸子さんが歌っているかのような、GOさんによるSachikoカバー。Sachikoの歌声が曲に似合いすぎます。

おっさんホイホイな曲の大福PによるZOLAカバー。元ネタの歌やTV番組を知っている人は、ZOLAのイラストに笑ってしまうかも。

70年代ブリティッシュロックを、つ910さんが東北ずん子でカバー。原曲を知っている人は、原曲とのギャップに可笑しくなってしまうかも。気が抜けたコーラのようなゆるさが魅力。

当時は日本中が踊りを真似したピンク・レディーの有名曲を、音圧高めのシンセロックでカバーというギャップが可笑しい、Omoiさんによるミクカバー。後ろではしゃぐコーラスが楽しい。

たまりさんによる音街ウナ・結月ゆかりカバー。ウナちゃんが近所のゆかりお姉さんの家に来て、二人仲良く歌っている雰囲気が微笑ましいカバー。


ここまで19曲のボカロカバーを紹介しました。

最初は全39曲を1つの記事で紹介するつもりでしたが、長くなったので、前編は19曲目まで。残り20曲は後編で紹介します。





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