2023年9月の観劇


アイドルマスター ミリオンライブ!第2幕

地上波放送が日曜朝10時枠という衝撃の事実が発表された状態での第2幕。4話から続く「原っぱライブ」で期待通りに「手作りのぶどーかん」を回収!そして歌織・紬が加入するグリー版 → ミリシタへの流れを回収。監督のミリオン理解度が尋常じゃないことを感じますね。

劇場オープンに向けてアイドルを複数のチームに分けてデビュー&新曲披露していくという体で、第2幕では3チームの新曲が発表されました。曲とダンスがきちんと描写された「Star Impression」が強い。

7話・8話はこれまでそこそこ地に足着いたストーリーを展開してきたのと打って変わってかなりファンタジーに寄った内容で、個人的には「番組のセット作ったやつ何やっとんねん」的な気持ちが勝ってしまい、観ていてモヤっとしてしまいました。ニチアサで子供が観るぶんにはいいのかな…?

劇場版シティーハンター 天使の涙

実家に帰ってきたような安心感。さすがにみんな声が老けたな〜というのと、お約束の昭和ノリのギャグも若干しんどいっすねw。とはいえ全編TM NETWORKの曲で彩られ、OPは新曲?なのかな。ラストは止めて引いてGet Wildだし、それやってくれればだいたいOKみたいにところはありますね。

ゲストキャラが何人か出てくるのですが、マジで謎な人がいました。何か伏線かと思ったけど顔見せしただけで特に何もなかった。エンドロールを観た感じ、冴羽獠のルーツに迫る最終章を引き続き劇場版でやるつもりなのかしら?見守ろうと思います。

シティーハンターといえば、フランス映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」の吹替版がオススメです。原作へのリスペクトを感じるとても良い実写化です。食わず嫌いせずにぜひ一見を。

グランツーリスモ

MX4D吹替で観ました。セリフ回しなどに脚色はあるのでしょうが、実話らしいです(エンドロールでモデルとなった人物たちの姿が描かれます)。事実は小説より奇なり。家族にも理解されなかった夢を、わずかなチャンスを掴んで叶える王道ストーリーでした。

デヴィッド・ハーバー演じる鬼教官ジャックがすごくいいキャラで、主人公ヤンとのバディ感がとても良かった。かつて夢を諦めた老兵と夢を掴みたい若者のコンビものとしてめちゃくちゃ熱い。

けっこうテンポよく場面が展開するので脇役… GTアカデミーの同期とか若干空気ですが、前述の通りヤンとジャックの相棒物語として観れば十分楽しめるかと。この手の作品は身体に響くエンジン音と視界を埋める大画面が没入感を高めるのでIMAX推奨です。

アリスとテレスのまぼろし工場

岡田麿里監督作品。と書いて、「さよ朝」を観てないのを思い出した。それはともかく、現実にちょっとファンタジーを混ぜたセカイ系ですかね。

むき出しの生々しい感情を発露する感じが岡田麿里だなぁという印象。しょっぱなで事件が起こって、その後日常に戻った… ように見せつつも細かい違和感を散りばめて世界の謎に迫っていく。14歳なのに運転免許もってるとか、お腹に赤ちゃんがいるまま長いこと生まれないとか…。

キャラデザは目が小さめなんだけど、女性キャラ、特に睦実の仕草がそこはかとなくエロくて艶がある感じ。物語は鬱展開というほどではないけど、常に息苦しさ、閉塞感を感じました。物語は現実から隔離された閉鎖空間が舞台なわけですが、若いころの何もできない、未来が見えない焦燥感みたいなもののメタファーなんですかね。

葬送のフリーレン ~旅立ちの章~

魔王を倒し、勇者が老衰で亡くなった後の世界を長寿種族のエルフ視点で描くというありそうでなかったファンタジー作品。日本マンガ大賞2021受賞、アニメ放送前1000万部のサンデーの最終兵器。私も連載初期から推してまして、この夏コミでは同人誌も出してたり…

秋アニメだけど初回を9/29 金曜ロードショーで放送という前代未聞の1話(実質4話分)が、舞台挨拶付きで劇場公開されました。舞台挨拶はLV中継されないということだったのでなんとか現地席を確保ッ!

2時間スペシャルという触れ込みですが、実質は90分ちょいで推しの子とほぼ同等で、概ね1巻の終わり(厳密には2巻にちょっと入っている)まで進行しました。原作はけっこう言葉数少なく場面が飛ぶ感じがあるのでどのように映像化されるのか気になっていましたが、非常に原作リスペクトを感じるクオリティで一安心しました。

アイドルマスター ミリオンライブ!第3幕

全12話の9〜12話。月初めの第2幕に続いての完結編です。端的に言って良い最終回でした。若干アイドルの出番に差があるのは12話しかないのでやむをえないとして、これでもかとライブシーンを見せてくれました。

また、そこで起こるエピソードのチョイスがね、既視感があるんですよね!2ndライブのSentimental Venus音響トラブルは忘れられませんて… 

新曲はお披露目重視だったものの、いくつか挿し込まれたソロ曲が圧巻でしたね。5thライブの瑠璃色金魚とハミングバードは忘れられませんて…

沈黙の艦隊

原作漫画の大ファンですが、予告を観た感じでは若干残念実写化かな… とハードル下げて行きましたが、邦画にありがちな大げさ演技は少なく終始低めのテンションでドラマとしては良かった気がします。

ストーリーはかなり原作に忠実だと思うのですが、丁寧に描きすぎた結果あまりにも序盤で終わってしまって物足りない。続編を作る気まんまんなのかな?というところ。

潜水艦って迫力あるドンパチを描く上ではかなり不自由なんですが、音のみを頼りにした戦闘という特色を活かした面白さはありましたね。でも絵面が地味なのはどうしようもなく。。。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?