見出し画像

何かブルーのハーブティーを作るのだ。

呪文のようにそんなフレーズが、どんよりと頭の中にあり

「さて、何をブレンドしたらいいんだかぁ・・・。」と

考え続けていた。

自ら「作ろう!」というより

誰かから「作りなさいよ」と指示されたような心持ち。


今年のブルーマローは大豊作。

これだけ天候不順が続く割に毎日毎日沢山のお花を咲かせてくれている。

記録を見ると6月2日に開花しているから、すでに1ヶ月半。

盛りは過ぎたとはいえ、まだ咲き続けているので

開花から2ヶ月は越えていくだろうか。

お花を収穫するのだけど、

取り残してしまうと受粉して種になってしまい、

株が急速に弱くなってしまうから、

咲いているお花は、とにかく全て摘み取りきる。

朝飯前の作業だけに時間との戦いで、プレッシャーが強い。


そんな毎日を過ごしているからか、

夢に「青いお茶」が出てくるようになった。

しかも何日も「青いお茶」が出てくる。

ブルーマローを使ったブレンドティーはすでに

那須高原ブレンド「空」としてリリースしているけど、

それとは違う方向性・・・・

「さて、何をブレンドしたらいいんだかぁ・・・。」

コンセプトが全然思い浮かばない。


閉店後のブレンド作業中、ふとラジオから流れてきた曲に惹かれる。

「ん?いいなぁ・・なんて曲かな?」

オンエアリストを検索をして、ユーチューブでミュージックビデオを見てみる。

「どこか儚い空気を纏う君は・・」

「明けない夜に落ちていく前に・・・」などの印象的なフレーズのその曲は

私の中で「夜」や「切なさ」「掴めない感情」のイメージが湧き上がり、

「青いお茶」との焦点もぴたっと合った。

と、同時に

今までハーブティーは、シーンや、効能、お料理との相性などの

イメージを膨らませてブレンドしていたけど

「音楽とのマリアージュ」って新しい可能性があるなとも感じた。

青いお茶1

で、勝手にコラボしてこの曲のイメージでブレンドしちゃいました。

ブルーマローを多く使い”深い夜””闇”を表現して

アップルミントで”甘さ”を、ペパーミントで”鋭さ”や”疾走感””爽やかさ”

そこへ野草のカキドオシをブレンドして”野の香り”を立たせて

あえて”不安定”で、ん?何だっけ?この香り・・

という様な味わいにしてみた。

どこかで、何かの香りがクロスするように・・。

青いお茶2

パッケージは彩として、

勝手につけた愛称”あいみょん”ことマリーゴールドを入れ

ビジュアル的にもコントラストを高めて、

”夜”に対比する”太陽”で不安定な感じを出した。

飲む時は”レモン”を入れて米津玄師も仲間入りさせると更に美味しい

と思う。

YOASOBI、あいみょん、米津玄師ってちょっと欲張りすぎたかな。

是非、曲を聞きながら味わってください。

青いお茶

(CM)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?