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大感動・村木厚子さんの講演

2024年5月19日。
まつもと市民芸術館にて、「信州岩波講座 まつもと」村木厚子 さんの講演を聞きに行きました。
(トップ画像、公式HPからお借りしています)https://www.mcci.or.jp/www/iwanamikouza/

本当に素晴らしい講演で、大感動?大感銘を受けましたので、内容を忘れないよう超簡単ですが自分がメモをした部分を残しておきます。
※村木さんご本人がおっしゃった言葉そのままではなく、自分なりの解釈や言い回しを加えております。
※きちんとしたレポートが読みたい方は、ほかに整理されたレポートをどなたかがあげられると思うので、そちらを検索頂ければと思います。

村木厚子氏
1955年高知県に生まれる。土佐高校、高知大学卒業後、78年労働省(現厚生労働省)に入省。女性政策、障がい者政策、子ども政策などに携わる。2009年、郵便不正事件で有印公文書偽造等の罪に問われ、逮捕・起訴されるが、翌10年に無罪が確定、復職を果たす。2013年から15年まで厚生労働事務次官を務めた。退官後は、住友化学(株)の社外取締役などを務めるほか、累犯障がい者を支援する「共生社会を創る愛の基金」の顧問や、生きづらさを抱える若年女性を支援する「若草プロジェクト」の活動にも携わっている。2023年より全国社会福祉協議会会長を務めている。

※岩波講座パンフレットより

『共生社会を創る』

(図書贈呈の活動に対して)
子供が育つのに大切なことの一つが文化的影響があること
家に多種の本があることが重要だが、多くの本を用意できない家庭もある
どんな家庭でも利用できる図書館など文化的施設は大変重要

1.公務員生活を振り返って
公務員としての成長のきっかけ…自分の仕事を公務員として別の人に説明すること
産後6週で出勤、当時は育休がなかった。
当時から育児家事に積極的な夫「大きな苦労で大きな幸せ」
娘がてんかんを発症し仕事を辞める覚悟ができてから物事がうまくまわりはじめたー自分の敵は自分だった(自分が自分を追い詰めていた)
専門を創ることは大事だが、新しいことをちょっと経験すると掛け算となっていきてくる
悩むとパフォーマンスが落ちる。悩むなら生産的に悩む。

2.事件に遭遇して
拘置所にいるとき素朴で勤勉な女性たち、どういう犯罪を犯したか
薬物売春が多い…苦しい・貧しい・家にいられない状況
正月を拘置所で過ごしたいために犯罪を犯す人
拘置所は悪い人、怖い人が多いと思っていたが実際は高齢者、知的障がい、中卒以下、外国人が多い 負の回転扉 ひとりぼっちで戦っている子
「若草プロジェクト」

コロナ下、主婦高校生の自殺者増加-経済的自立の重要性
「コロナ下の女性への影響と課題に関する研究会」

3.市民活動から学んだこと
「怒らないで聞くよ」と窓口に明示してほしい
相談にくる人…自分の現状に違和感をもって打ち明ける力を持っている人、相談にくるのは大変
悩みを悩みのまま聞いてくれ、解決の道に導いてくれる人に相談したい
「まちなか保健室」「TsunAがーる」

4.仕事から学んだこと
生活困窮者の共通点…複数の困難が重なっている、社会とのつながりが切れている
「4つの基本的視点」と「3つの支援のかたち」https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12000000-Shakaiengokyoku-Shakai/seidogaiyou.pdf

5.困難に遭遇したときに必要なもの
人は誰でも一夜にして「支えられる(支えられなければならない)」存在になる
(村木さんが)困難を乗り越えるのに必要だったのは
・プロの支援・インフォーマルな支援(家族友人同僚等「真実を貫け」)・「誰かのために」・世間も案外大事(応援)

6.国際社会の知恵、地域の知恵
誰一人として取り残さない…全体が強くなるには弱い存在を残さない(鎖)
SDGs 17番目 パートナーシップhttps://japansdgs.net/

島根「おたがいさま」https://ctc-shimane.jp/old/otagaisama.html

行政主導型→市民自立型社会

以上


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