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SDRs 研究所マガジン

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持続可能な開発のルール、Sustainable Development Rules の頭文字を取ってSDRs(エスディーアールズ)について研究する SDRs 研究所のマガジンです。
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2022年1月の記事一覧

弟子屈町の総合計画には SDGs 169 ターゲットを地域ターゲットに置き換えた別冊まで付いてくる

 北海道「市町村における SDGs 推進モデル事業」で弟子屈町の担当として3回目(事業的には最後)の訪問……の予定だったのですが 新型コロナウイルス感染急拡大の影響を受け、広報していた内容は延期となり、別枠で予定していた内容だけをオンラインで実施となりました。 ↓前回の様子はこちら 弟子屈町 × SDGs × 下川町 = ? 別枠で予定していた内容とは、地域おこし協力隊の方など地域づくりに積極的に関わっている人向けに、私の住む下川町の事例紹介と質疑応答を中心とした少人数

知る人ぞ知る? SDGs というゲームのルール

この記事は、2020年に名寄新聞で10回に渡り連載した「ルールを知れば面白くなる SDGsのトリセツ」のリライトまとめ版です。 2021年は北海道庁の派遣事業などで SDGs について話す機会が増え、補足資料としてこの連載を紹介する時にばらけていて読みにくいことに気づきまとめたかったのと 「だ・である調」だと硬くて難しい印象があるので「です・ます調」に変えて柔らかく優しい印象にしたかったのとで、リライトしてまとめました。 他にもマイナーチェンジしたのでタイトルも変更して

新疆ウイグル自治区での人権問題とアパレル業界との関係、業績にどんな影響があったのか

SDGs 、そして ESG 投資をめぐる動きの中で注目していた新疆ウイグル自治区での人権問題とアパレル業界との関係。その後、業績にどんな影響があったのか気になっていたところ、H&M の業績に関するニュースを見かけました。 人権問題に懸念を示した H&M に対し中国では不買運動が起き、中国での売り上げは減少したが、その減少分を超えて欧米が買い支えたように見えます。 一方で、同じ人権問題が元になり米国の税関当局にシャツの輸入を差し止められたユニクロは「人権に問題がないことを確