「ひろばの家・那須1」の増築決定! 第二期工事に向けて、全体設計図ができたぁ! 近山はダイエット決行中
〈那須まちづくり広場〉に新たな居室32戸
前回noteを発信させていただいのは、なんと8月の終わり。
28回目でした。自分でいうのもなんですが、よく頑張っていたのに、ついに力尽きたのか?
と、そんなご心配をされていた人はいないと思いますが、心配無用の74歳近山恵子(^_^)
じつは、多摩ニュータウンの住人になって、「一般社団法人コミュニティネットワーク協会」が企画した交流拠点「コミュニティプレイスまつまる」「コミュニティプレイスあたご」を行ったり来たり。そこでの仕事が一段落……してはいないけれど、事情があっていまはまた〈那須まちづくり広場〉に日々出没しています。
事情というのは、〈那須まちづくり広場〉の中にあるサービス付き高齢者住宅(サ高住)の「ひろばの家・那須1」の増築工事が決まったのです。一期工事49戸は、昨年12月で完成してほぼ入居者が決まり、今年1月からは住人が次々に転居されてきました。49戸ですが、ご夫婦や親子での入居もありますから、50人以上の方にお申し込みを頂きました。
一般社団法人コミュニティネットワーク協会HPをググって!
「ひろばの家・那須1」って、サ高住ってなんだ?? という方はHPをご参照ください。ちなみに、以下のHPは〈那須まちづくり広場〉の理念母体である「一般社団法人コミュニティネットワーク協会」です。そちらの「事業」からググって見てください。私たちの活動をより詳細にご理解いただけることと思います。
〈那須まちづくり広場〉のサ高住の話にもどします。
「ひろばの家・那須1」を契約した方でも、なかには2拠点暮らしに利用する人あり、そのうち転居しようとお考えの方もおられるので、よくお顔を見かけるのは半分くらいの方でしょうか。
それも、私たちのように毎日のようにカフェで食事を摂る(ただし、いま近山はカバの腹筋といわれながら、ダイエットに励んでいる)人は少なくて、みなさんご自宅で料理もされているので、ほとんどお目にかからない人もいます。住民懇談会やホールのコンサートで「お久しぶり!」ということも。
「人間だもの」を包括する仕事なのだ
コミュニティというと、なにやら人間関係が濃くて難しそう煩わしそうと思われるかもしれませんが、それも経験的に数の問題があると思います。コミュニティに暮らす人数です。根拠は? と問われると答えに詰まるのですが、あくまで経験的に20〜30戸は少ない。かといって、大手サ高住の500戸とかになると、どのように暮らしの質を担保するのか。う〜ん、どうなんでしょうと思います。
園児がお友だちを噛む、という話。あれは密室状態になると起こりやすいという話を聴いたことがあります。人間、他者との距離感はある程度ないと事故る。人の気配があまりにありすぎるというのも人間本来の性に合わないのかなあと思います。
私たちには40箇所ほどのコミュニティ創生とその後の運営経験があります。過日も長い間一緒に活動している仲間と話していたのですが、コミュニティの日常や運営がよい雰囲気なのは、だいたい70戸くらいだねと意見が一致しました。
どこにも多様な人がいて当然で、世間的には良い人であっても、あなたが好きになれるかどうかはわかりません。危うい人を魅力的に思うこともある。人数が多くなれば、好き嫌いを超えて関係を結びにくい人もいたりします。
でも、それでも、人間だもの。そんなことを恐れたり、面倒に思う気持ちも含めて私たちは考えを巡らせます。
家庭にも学校にも会社にも、それぞれに雰囲気というか空気感というのがあるものです。コミュニティの空気感もそこに暮らし合う人たちによって左右されることがあります。個人の小さな問題がやがて、その場の全体の空気に影響していき、それがプラスになることもあり、また濁ってマイナスが広がることもあります。
人が暮らす場では、そういう問題や時間の流れによって空気が変わっていくのはごく自然なこと。それを見越して息が通る、だれもが自分らしくいられ、他者とも共生できるように、さまざまな仕組みや企画を整えていくのも私たちの仕事のひとつです。
ということで、「那須まちづくり広場」にある「ひろばの家・那須1」増築の目的は、長期安定の運営とそこに住まう人たちの人間らしい暮らし、関係、心あるおつきあいのベースをさらに強固なものにする! そこにあるのでした。(次号につづく)
★増築にともない「人生100年・まちづくりの会」通信発行中。
(20231020-29)