飼い猫を巡る想い出の旅。(書き散らし途中→少し更新

noteを始めここ数日で爆速で書き散らしているのには訳がある。
20年ぐらい飼っている猫さんにもうすぐお迎えがきそうだからだ。
時が満ちて死ぬと言う事は、順番なので仕方ない事で、この歳になると動物だけでなく近しい人に死が訪れるという場面に立ち会う経験もめずらしい事ではなくなった。だから、あまり自分では動揺しているつもりはなかった。

だいたいさー、20年生きれば大往生じゃん?!!しかもこの数年は、

いや、今年はまじヤバい。年越せないかも…

をn回も繰り返している。
なんで、心の準備は出来ているつもりだった。
でも、食い意地が凄かった猫さんが3日ほど何も口にしていない。部屋の角に隠れてしまっている。顔を見せてくれない。静かに時を終えたいのだろう。近くにいると落ち着かないみたいなので、猫部屋をあとにしてリビングに戻る。なんだか居ても立っても居られない。何かしてないと何か…

猫さんとの出会いは里親掲示板だ。
結婚で全く縁もゆかりもない場所に引っ越してきて、子どももなかなか出来ず、今まで実家でワイワイした暮らししかした事なかったのに旦那は会社が忙しいと言う名のパチンコ活動で夜遅く、寂しかった。そして、小さい頃から家にはずっと猫がいる生活だった。
そうだ、猫を飼おう!と、大した覚悟もなく決めた。
家の近くにはあまり譲渡会とかの情報はなく、ネットで探すしかなかった。
何件か見てまわっても、まぁ、猫なんてみんな可愛いよね。決めきれずにいた。
それでも毎日見ていたら、ミルクティーみたいな色のまぁそれは可愛らしい子猫の写真がupされた…この子だ!!!!!と早速連絡をとる。

が、それはひと昔もふた昔のインターネッツの世界、

あー、更新してなかったんですけど、その子はもうお譲り先が決まったんですよねー

そうよね、リアル更新とか無理よね…

でも、まだまだいっぱいいい子いるんでね!どう言う子をご要望ですか?

と、聞かれたので、うーん茶トラがいいかなぁ、とか適当に答えた。

そこから怒涛の譲り主さんのターンがはじまる。
◯日に連れて行きます。
ゲージはこれを買ってください。こちらで提携しているショップから手配するのでお金は◯日までに振り込んで下さい。
餌はこれとこれ。絶対指定の物で。最初はこちらで提携しているショップ(以下同文)
もう少し大きくなったら必ず去勢して下さい。こちらが提携しているクリニックがありまして…
この子には病院代やワクチン代で◯円かかっています。

ショップと癒着すげーな!と思ったけど相場よりは安くはないけどまぁ譲って貰うんだし…と言われた通りにした。

意外とデカかったゲージ(しかも二段)を組み立てたり、必要な物を揃えたりして、とうとう猫さんがやって来る日になった。

結構遠い所から電車でキャリーに入った猫を抱えて来てくれた譲り主さんは、すらっとした白髪の上品なマダムだった。

いいとこにお住まいね!(新築マンションだった)多頭飼いも出来そう!!と矢継ぎ早に譲り主さんターンがいきなり始まり、あ、あの譲り主さんだわ…と思ったが、キャリーから、にあにあ!とかわゆい声が聞こえいてどうでも良かった。はよ、はよ、見せてくれ…

では…と、猫さんがキャリーから登場する…

!!!!

チャトラじゃないwww
しかも、子猫かって言われると子猫だけど、もう結構大きいwwwオスwwww

希望は何ひとつ通っていなかったが、まぁ生物だし、お金払って買った訳でもないし、何より猫だと言う事実がかわいい。声かわいい。にあにあ。

市役所の茂みに捨てられていた猫らしく、他にもたくさん兄弟猫がいたらしいが、どんくさく、逃げ遅れたこの子だけ捕獲され、保護されたらしい。年齢は正確にはわからないが動物病院にかかり4カ月くらいとの事。

この、どんくさい、はほんとそうで、

洗濯物を干す傘になぜか乗ろうとし、猫の開き干しになっていたり、
意気揚々と網戸に穴をあけ登るが、すげー体勢で爪がひっかかり、宙吊りになっていたり、助けようとすると、遊んでるんですけど?としらっとした態度をとるのでそのままにしようとすると、に、にあああ…とか細い声で助けを求めたりする、かわいいアホの子だった。


猫さんの様子を見てくるので中断

*** そっと、こーしん ***

冒頭部分の切なく、物苦しい感じはどうしたんだ?と言うぐらい回復してきました。
もしかして最後の僅かな小康状態かもしれないけれど、床やトイレの中でしか寝ず、水までも飲まなくなったのが、ベッドで寝るようになり、ずーっとグゥグゥ寝ていてもうこのまま起きないのかな…と全然手をつけていない餌と水を替えたら、

あー、ごはんのじかんだー

とばかりに、のそのそと起きてきて凄い勢いで食べ、またベッドに戻り、寝た。え、好きな餌だつわたの???

その後いきなりカリカリも食べ(好きな時に食べられるようにカリカリはセルフ)、オシッコもぜんぜんしていなかったのがウンチまでするようになった…

でも、ほとんどの時間を寝て過ごしている

もうタワーとか登ったり出来ないので外みたいかな、でも、抱っこ嫌がるかな、と思いながらもゆっくり抱き上げたら、軽いと言うか、

例えるとするなら、紙風船だな…

と思うぐらいにしか重さがなかった。暫くじっと外を見ていた。歳をとり、どこを触ったら痛いとか不快とかわからないし、噛んだり叩いたりして嫌だと言う意思表示をもう出来ないので頭や背中を撫でるぐらいしか出来ていなかったので、抱っこをしたのはどれくらいぶりだろう。もって丸々としていた頃だよな…
だいたい、5年くらい前ですでに15歳くらいで高齢も高齢だったので健康診断は問題なかったが、獣医には、高齢なのでもうこれから病気になったとしても手術などできる体力もないだろうしストレスがかかるだけになってしまうので出来ることは多分ないと思う。と言われていた。それでもこの数日まで、毎日ご飯はよく食べる…嫌いなのはなるべく避けていたがたまに気分にあわないのか残してカリカリだけたべたりしてたけど…。
ちゅーるも総合栄養食が結構種類が出ていて、それを食べさせていた。

ちなみに、高齢猫用のペースト状の高い餌はなんか美味しくないのか全く食べなかった…

あ、高齢猫用カリカリはよく食べる。カリカリでも口溶けがいいらしい。20歳以上のやつを買っていたが全然取り扱っている所がなくなったので、15歳以上のやつに替え。それでも良く食べる。
20歳以上の猫ってあまりいないのかもね…

また更新する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?