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REALFORCE R3S 短期使用レビュー

三度目の投稿です。
今回は最近(まじで5日前)に購入したREALFORCE R3Sについて短期使用レビューをしていきたいと思います。
超短期使用レビューなので、また少し使ったら似たようなこと書いていこうと思ってます



そもそもREALFORCE ってなんだよ

REALFORCE なんですが、超簡単に言うと「クソ高いキーボード」と思ってもらえればいいです
クソ高いんですが、詳細は後述しますがそれ相応のメリットはあるのです…

真面目に解説すると、東プレというプレス加工などを専門としている企業から出ているキーボード(もしくはマウス)です。電子機器を専門としている会社じゃない会社がこんなニッチなキーボードを発売しているのが面白い点ですね!!
「静電容量無接点方式」というあまり採用している例がないキースイッチを採用しています。例を挙げるとPFU社のHHKB(Happy Hacking KeyBoard)だとか、Niz社のキーボードなんかが該当します。
特徴としては、その耐久性と打鍵感!!これに尽きます
最近では東プレ社のREALFORCE GX1というキーボードがRapid Trigger風の機能を追加したことで話題になりましたね。
こだわったキーボードを使いたい社会人やタイピングを趣味としている人からの支持が多い印象です。
https://www.realforce.co.jp/products/R3SC31/

今回買ったキーボードの詳細・スペック

今回買ったのはREALFORCE R3S (R3SC31)です
今発売されてるREALFORCEの中では最安値…になるのかな?
それでも2万円と結構な値段はしますし、機能的には上位モデルと遜色ない機能が搭載されています。
以下スペックです↓


インターフェイス   USB(有線)
サイズ                     142mm x 369mm x 38mm
重量                         1.1Kg
キー配列     JISかな(日本語配列)
キーストローク  4.0mm
キー印刷     レーザー印刷
キー荷重     45g
キー構造     ステップスカルプチャー(階段型…?)
スイッチ     東プレスイッチ(静電容量無接点方式)
スイッチ寿命   1億回以上(!?)
生産国         日本


スイッチが静電容量無接点方式であることと、スイッチ寿命が1億回以上であることに目を引かれますね。
特にスイッチ寿命一億回以上に関しては、それよりもっと多くて15年使って壊れてない人がいるとか…頭おかしい
ちなみに公式に問い合わせましたが、キー耐久一億回というのは、単キーで一億回ということだそうです。
ローマ字入力でよく使うキー全部合わせたら20億回…?えぐいっす



外観上の特徴

外観についてなんですが、まずUSBのケーブルはビニール製でした。2万もするから布製ケーブルだと良かったなぁ…と思いました
ですが結構太いためそう簡単にちぎれたりすることはなさそうです。
1.7mもあるため相当遠くなければ多分PCにはつながると思います
ちなみにUSBは真ん中ではなくキーボードの側面から出すことも可能です!


(少し分かりづらいかも…?)

これは結構便利で、机の上の配線がごっちゃになったりしないのが魅力ですね(机の上の配線とは…?)。
キーボード本体を見ていくと、まずかな印字が印刷されていますね。個人的にかな印字は嫌いじゃないのですが、見た目がすっきりしないためない方が好きですね。
今ラインナップされているREALFORCEの日本語配列にはアルファベットのみの印刷がないのが残念です。
印刷はレーザー印字の場合は少し黄色がかった白色の印刷が施されます。
R3Sには「昇華印刷」という少し高級で消えにくい印刷がラインナップされていません。R3には存在します
多分R3Sを買うのはR3のあの丸っこいデザインが嫌な人が一定数いると思うのでラインナップの種類が少ないのは少し残念な点です。

いいところをざっとまとめると、

・右上の「REALFORCE」のデザインがかっこいい
  黒の色にガンメタっぽい色なのでかっこいいですね。R2のときは金色ぽかったりとか銀色だったりとかしてダサいデザインが多いっていう話を聞くのですが、R3Sではその色はなく、全てのモデルが銀色っぽい色でデザインされています。
ちなみにR3ではそもそもその右上の印刷自体がありません。なぜ

・ライトの色を変えることが可能
 結構地味な点ですがカスタマイズが可能です。専用ソフトの「REALFORCE CONNECT」というのを入れるか、Fn+Insertでも変更が可能です。
赤、青、緑、紫、水色、黄色、白色から選択できます

まあでも基本的に業務用として使われるキーボードだからかあまりカスタマイズとかはできないですね。かな印字が入っているのも似たような理由でしょう。



実際に使ってみた感想

1.「筐体が重い!!」
上に書いた通り1.1kgもあるので結構移動は大変です。
HHKBなんかはコンパクトで結構軽い印象がありますが、REALFORCEはどしっと構えてくれます
それ+ゴム足のお陰でちょっとの力だと動かないです!
(前使ってたRazer Ornataはすぐに動いちゃってた…)
これを安定性があると考えるか、持ち運びに不便と考えるかは人それぞれですね。僕は動かすことが基本ないので安定性があっていいと思いました。

2.「メディアキーがある!!」
厳密には単体で存在しているわけではないのですが、Fn+矢印キーで音量アップ・ダウン・ミュートが可能です。
ないと思っていたので嬉しい誤算でした。ないと不便なんですよね…

3.「打鍵感が最高すぎる!!!!!」
購入する前からわかっていたことではあるのですが、かなり打鍵感が良いです!!
他のキーボードにはないすっとキーが入ってく感じで、ストレスフリーなタイピングが可能となっています!
キーのグラつきもメンブレンなどに比べると軽減されているため、「ギギギ…」って入ってくことがないです。
メンブレンキーボードを結構使用していた身としては感動でした。

タイピングなんですが、「スコスコスコ」と形容される事が多いREALFORCE。正直半信半疑だったのですが、これはすごい!本当にスコスコと打鍵することができます!!
もっとすごいのが、打鍵感が悪くなりやすいEnterキーやSpaceキーまでスコスコなんですよね。前使っていたOrnataは「ゲショゲショゲショ」って感じだったので脱帽です
心なしか正確性も上がって速度も上がったような気がします…

打鍵音+手元の動画を貼っておきますので興味がありましたらぜひ…
https://youtu.be/-Cq41GEvhPM?si=93yV9wDGZdxMBTLU

4.日本語配列の安心感がすごすぎる…
日本語配列で一生やってきたこの身として、やっぱり日本語配列の安心感はすごいです。
英語配列にしようかと悩んだのですが、なんといっても「変換・無変換キー」がないとかいう致命的なデメリットがあったので日本語配列にしました。
「変換無変換キーなんてつかうことあんまりないのでは?」と思われるかもしれませんが、僕は変換にIME有効、無変換にIME無効を割り当てて使っています。
ちなみにこれはMicrosoft IMEを使っている方なら設定から、Google 日本語入力を使っている方はプロパティからキー設定をカスタムにしてあげれば設定が可能です!!!これだけ覚えて帰ってもらっても大丈夫です!!マジで便利なので設定してください

5.テンキーレスが最高すぎる
僕は今まで使ってきたキーボード2つが2つともテンキー付き(フルサイズ)でした。正直なところ腕の移動が億劫だったのですがテンキーレスにしてからは移動する距離が短くなって便利になりました!!これは革命です
キーボード買う方はテンキーレスにした方が後悔がなくていいと思います。(体験談)

6.ステップスカルプチャーのキー構造が打ちやすすぎる
流石は元オペレーター用のキーボード。打ちやすさはトップクラスです
簡単に言うと、指の上下の移動距離が少なくなるキー構造…?なんて言ったら良いのかわからないですがそんな感じです
ゲームでは少し違和感を感じますけれどもタイピングにおいてはこれが絶大な効果を発揮!!!疲れが減ったような気がしますし速度も上がりました。
正直e-typingでスコア500を達成できたのはこのキーボードのおかげみたいなところありますね


メンブレンとの違いとは

「高級メンブレン」という表現をされることもあるREALFORCEですが、実際メンブレンと何が違うのでしょうか??

・物理的接点がない
 メンブレンはシートが接触して入力を検知するのに対し、REALFORCEは内部のバネが動くことによる静電容量の変化を感知します。そのためREALFORCEは耐久性が高いのだそうです

・フィーリングが違う
 だいぶざっくり言いましたが、そもそも底打ちしたときの感覚が違います。メンブレンは「ブニュン」っていうゴム感のある底打ちなのに対し、REALFORCEは「コンッ」っていう優しい底打ちです。
また底打ちに向かうときもかなり違いがあり、メンブレンではある程度の力を加えるとそのまま下に(むりやり)向かってしまうのに対し、REALFORCEは適度な抵抗感がありある程度のところでキーの沈みを制御することができます。

・静音性が違う
 これは、キーボードの上を滑るようにして手で触るとわかりやすいです。
メンブレンは「バrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrッ」って感じですが、REALFORCEは「ジョ~………….」って感じです(伝わってほしい)
動画を貼っておきます
マイク越しだと違いが分かりづらいですが、実際聞いてみるとかなりの違いがあります

似て非なるものだと思ってもらえればいいかな…?
フィーリングの違いは圧倒的ですが



総評・まとめ

「REALFORCE R3S」は、静電容量無接点方式の良さをすぐに分かることができるコスパの良いキーボードでした!!
デザインに目を瞑れば割とまじで最強なキーボードだと思います。
最近ではゲーマー向けに展開されているGX1に機能が追加されたりしているため、R3Sに限らずぜひ静電容量無接点方式のキーボードの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
(またある程度使って新たな気づきがあったら記事書こうと思ってます)


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