#2 ドラゴンボールで例えるな

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嘘です。
なすと申します。

日常のなんでもない出来事を、何かに例えることによって笑いに昇華する(便宜上、「例え芸」と呼ぶことにします)人っていますよね。
私はそんな例え芸をするのもされるのも基本的に大好きです。
「煮込み過ぎた牛肉か!」とか「チャリンコ漕いでるババアくらい不安定やな!」とか。

この例え芸、ただ例えりゃいいってわけではないと私は思っています。重要なのはその場にいる全員に伝わる例えであることです。

私が嫌いな例えの1つにドラゴンボール例えがあります。
ドラゴンボールを読んできた人たちはドラゴンボールを義務教育だと考えています(偏見です)し、ドラゴンボールを読んでいない人は非国民扱いされる(偏見です)こともままあります。私もそんな非国民の一人です。

無論、ドラゴンボールに関する知識が0%というわけではありません。
アニメではベテラン声優の野沢雅子さんが演じる孫悟空というキャラクターが主人公であるらしいということ、7つの謎の玉(これがどうやらドラゴンボールと呼ばれるらしい)を集めることが目的であるらしいこと、シェンロンという優しい龍が願いを叶えてくれるらしいということ、ベジータナッパといった名前のキャラクターが存在するらしい(素性は謎)ということ、キャラクターたちは時々スーパーサイヤ人という覚醒モードに変化し髪がすごく逆立つらしいということ、「クリリンのことかー!」というセリフを誰かが言うらしいということ、などなど…

なんとなーく生活していて入ってくる情報についてはなんとなーく知ってはいるのですが、いかんせん全く読んだことがないため、シンプルに「知ったかぶり」状態なのです。

そんなわけで、誰かが繰り出す「クリリンみたいな頭しやがって!」みたいなドラゴンボール例えで笑うのは、どーも気が引けるのです。「知ったかぶり」なので。

いや、薄い知識でなんとなく理解できる場合はまだ愛想笑いで流すことができますが、本気で知らないネタを言われると、これはもう硬直です。真顔です。

で、「読んだことない」って言うと「えっ!マジかー・・・」みたいな反応をされるわけです。「マジかー」はこっちのセリフです。しょうがないじゃないですか。ドラゴンボールが義務教育であるなんて教育基本法で定められていないんですから。


文句を垂れてきましたが、おそらく私の考えに共感する方は少ないと思います。だってドラゴンボール人口めちゃくちゃ多いんですもの。調べてないけど。


ちなみにジブリ例えも私にはあまり伝わらないので注意してください。
「バルス!」は目が痛くなる呪文として認識しています。

それでは。

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