予定どおりに物事はすすまない、ということ。

最近、「長期のスケジュールは無意味だ」と思うことがある。数ヶ月後に長期休みをとろうと思っていても、いきなり別の日にポツポツ休みたくなったりする。自分はとても意思の弱い人間だ。しばしば、自分のイメージ通りには現実は進まず意外に良くなったり悪くなったりする。人生万事塞翁(さいおう)が馬である。
中には、仕事とか旅行とか予定通りに進めたい(すすまないとイライラする)と思う人がいるとおもうが、経験上から「予定は無意味だ」と思うようになった(人との約束事は重要だが)。ひろゆき氏はさらに極端に「人生(人類だったかな?)の努力は全て無意味だ」と言い切る。ホリエモンは機会を失っても成功しても「偶然だ」と言う。ビートたけしも「たまたま漫才ブームに乗っただけだ」と言う。ダウンタウンの松ちゃんは「最後に自分を救ってくれたのは(たまたま)お笑いだった」と述べる。氷室京介はラストライブで「音楽界には自分よりも凄いのに実らない人がいた。自分が成功したのは運が良かっただけだ」と述べていた(東京ドームで)。ただ、上記の人たちは、自分の専門分野をこつこつ続けたことでは共通項がある。イメージや予定よりも行動の積み重ねが重要だったのである。氷室が属していた初期のボウイの「DAKARA」という曲には、他に何も出来はしない、だから歌を歌うのさ、という歌詞がある。
自分の仕事では、職場のパソコンのデスクトップ上にテキストスタイルの「メモ」を「やることリスト」としているのだが、就業時間ギリギリにきた仕事はそのメモに放り込んで逃亡。
翌日の朝に来ると、数分で解決することがある。「何、明日になれば解決するさ」という誰かの名言もあった。予定をあれこれ独力で考えるよりも、夜によく休んで翌日仕事にきて、「その場の判断や行動をスムーズに」頭脳が冴えた状況でできる方が重要とこの十年くらいで思った。
自分が思い描いていたシミュレーションどおりに現実事は進まないし、あれこれ自分で悩む前に人に聞いたり情報を集めたら「なんだ、そんなことか」と解決することがある。
なので、スケジューリングするよりも、毎日リセットして頭をクリアにする方がいいと思い、今日も早めに寝る。明日は明日の風が吹くだろう。こう来たら、こう、みたいにその場でできることは行動して他の人に分からないことは聞く、分からないことはその場で「分からない」といい(+「教えてください・助けてください」ー筆者付け加え)、失敗したら「ごめんなさい」と素直にいう。これ以上のスキルはないと誰かが言っていた。

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