レート前期までの八獄ウィッチ考察【ノノ採用】
まえがき
はじめましての方ははじめまして
なすちゃ。と申します。
この記事の目的は筆者がRAGEやレートで愛用していた八獄ウィッチというアーキについての現状の理解を言語化し、それを文章として残すことでより理解を深めるというものです。
今期初めてレートにて100位以内のランクインができて嬉しいのでこの記事を書くことにしました
各対面の立ち回りやマリガンの解説等は詳しくは書かないためご了承ください。
また、読んでくださった方の中で認識にズレがあったり私自身が間違えた認識をしていたを思った方はぜひ意見を頂けると助かります。
よろしくお願いします。
環境からみた八獄ウィッチ
現状の環境について
レート23期前半を終了時点でのBo3の環境は財宝ロイヤル、八獄ウィッチ、ラストワードネクロマンサー、の3つのアーキが環境トップになっています。
次いでホズミエルフ、スペルウィッチと続きその下に武装ドラゴンや結晶ビショップがいるという感じです。
この環境の中での八獄ウィッチの立ち位置は、『ホズミエルフやスペルウィッチにはやや不利を取るが、そのエルフやスペルウィッチに対して強く出れる財宝ロイヤルやラストワードネクロマンサーには互角以上に戦える』という認識を筆者はしています。
八獄ウィッチが不利な相手は財宝ロイヤルやラストワードネクロマンサーに不利を取るパターンが多く、八獄ウィッチの立ち位置がその分上がっているのだと思います。
八獄ウィッチの長所
八獄ウィッチとは『高打点コンボ搭載のビートダウン』であり、継続して盤面やリーダー体力のアドバンテージを稼ぎながら高い打点でフィニッシュを決めるデッキです。
このデッキの長所は「フィニッシュコンボの再現性」と「柔軟な対応力」にあると思います。
○フィニッシュコンボの再現性
ここで言うフィニッシュコンボとはセフィーを絡めた打点のことです。
セフィーをはじめとするウィッチの没頭の実験体関連のフォロワー群は、実験体本体も含めドローがしやすくなっておりキーカードであるセフィーへのアクセスはかなり易しいものになっています。
この再現性の高さは、使う側の実感はもちろん八獄ウィッチと対面している側にも影響を与えます。
八獄ウィッチの相手は中盤から後半にかけてセフィーを絡めた高打点を常に警戒する必要があり、盤面への対処や回復をなかなか疎かにはできません。
これは間接的に相手側のしたい動きを歪めることに繋がります。
よって再現性の高いコンボは実用性だけでなくプレッシャーとしても有効に働くことになるのです。
○柔軟な対応力
八獄ウィッチのデッキの性質で特異なものとして、「フォロワーであればまず無駄になることがない」というものです。
後ほど構築は載せますが、八獄ウィッチの構築には単体性能が高いがシナジーに乏しいニュートラルフォロワーが多く採用される傾向にあります。
これは局所的にしか活躍しないカードでも、セフィーや忘我の才媛の融合によっていかなる時でも活用ができるためです。
このシステムは構築の幅を広げてゲーム内での対応力を上げるだけではなく、環境全体の変化に対しても対応できるようになっています。
例えば、
RAGE Day1からDay2にかけて大きく数を伸ばしたラストワードネクロマンサーに対して、あらかじめ置いてあった大佐を破壊することによりネクロマンサー側の打点を抑えるために荒天の雷神の採用がDay2では多くみられました。
(もちろん結晶の効果が腐りにくく使いやすいといった理由もあります)
八獄ウィッチの短所
一方で短所も当然存在します。
いくつかありますがなかでも筆者が注目したのは、「アドバンテージを取り返す力に欠ける」ことと「ハーフロック進行に弱い」ことの2つです。
○アドバンテージを取り返す力に欠ける
最初に述べたようにこのデッキはアドバンテージを継続しながら戦うことが得意なデッキです。
しかし、相手にアドバンテージを取られた状態になった際に有利状況にするのが難しいデッキです。
特に相手リーダー体力が削れていない状態だと、リーサルのプレッシャーがかかりづらくなり相手は負けに怯えないプレイングができるようになってしまいます。
○ハーフロック進行に弱い
このデッキのメインギミックである実験体カウントは5/5の実験体を出すまでに5体の2/2の実験体を出す必要があります(カウント4時のエンハンス研究者は例外)。
実験体カウントを稼いでいく中でどうしても場に出てしまう熱中の研究者や忘我の才媛の本体は、攻撃性能に欠け場に残り続けることで戦いにくくなるということがあります。
この短所に関してはプレイング次第では緩和することが可能で、「終盤で勝ちにつながらないタイミングでは盤面に残っても強くないフォロワーをできるだけ出さない」などの対策が必要になります。
ですので、上記2つの弱点をついてくるホズミエルフやスペルウィッチは八獄ウィッチにとって不利な相手となります。
使用していた構築
ここまでの内容を踏まえて、レート最終日及びRAGE Day2にて最終的に筆者が使っていた構築がこちらになります
特筆すべきはタイトルにもある工房の錬金術師・ノノと、万能の奇跡・メルティーナの採用です。
おそらくみなさんも気になってるでしょうから順番に採用理由を解説します。
工房の錬金術師・ノノ
このカードを採用するメリットは、アドバンテージの継続が格段にしやすくなるところにあります。
八獄ウィッチの短所でも述べたようにこのデッキはハーフロック進行に弱く、特に3tの忘我の才媛や4tの熱中の研究者エンハンスのタイミングで最低限の除去をしながら回復をするといった立ち回りをされることがあります。
そのタイミングでのノノは実験体カウントこそ稼げないものの、
・打点が比較的高い2体のフォロワーを出すことができる
・元々盤面にあったフォロワーに進化を切ることで守護の裏に無視しにくいフォロワーを用意できる
・次のターンにリーダーにダメージを与えることができるフォロワーが場に出てくる
など中盤の停滞しがちな攻撃面で大きく活躍することができます。
また、環境初期では少し注目されていた6t目でノノを出すことでガーディアンゴーレムを含めて2枚のセフィーで進化込み20点を出すことができる。というのも一つの利点になります。
実際にこの20点を出したのは本当に数えるほどしかありませんが、相手視点はこのOTKルートを警戒せざるを得ないため本来やりたかった動きが出来なくなることもあるので、このプレッシャーは有用だと思いました。
一方でノノ以外にウィッチフォロワーがいないと使えないことや、攻めていない時に出してしまうと逆に相手のハーフロックの手助けになってしまうといった欠点も存在します。
使う時は展開的に攻めている時にしましょう。
万能の奇跡メルティーナ
このカードの採用理由は、ノノのために気持ちウィッチフォロワーを増やしたかったからというものです。
ラストワードネクロマンサーの増加に伴い、リソースの確保をしながら相手のフォロワーを消滅させることができて偉そう〜って思って採用しましたが活躍の機会はほぼなかったので、正直真っ先に抜けるカードだと思います。
とはいえ筆者のノノへ評価は高くこの枠はウィッチフォロワーにはしたいなという気持ちがありますがまだいいカードは見つかってません。残念。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。
自分の言語化のためが主な目的のため詳しいことはあまり書いていませんが、必要に応じて加筆修正していく…と思います。
質問があればリプやDM、質問箱にてよろしくお願いします。
ではでは
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