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ESG投資とウクライナへの武器供与

2000年頃から日本で経済的リターンと社会・環境的メリットの両方を考慮にいれた戦略的投資SRI(Socially Responsible Investment)というのが浸透しはじめました。

そして2006年頃から、そのSRIの中で、投資判断にESG要因を考慮する投資のことをESG投資と呼んでいますが今はほぼ同義で使われています。

最近は、ESG投資は、一般の投資家も注目しています。

まあ、これは利益だけ追求する企業でなくESGを重要視する企業に投資をするということでいい傾向だと思います。

そういう意味で、反ESG的な企業というと、どういう企業があるのでしょうか。

武器の製造会社などはそれにあてはまるのではなかろうかと思います。

昔から武器を売買する人は「死の商人」と言われていましたし、ハリウッドのSF映画はたいてい武器の会社が殺人ロボットを開発したりして、そのロボットが暴走するなんてストーリーが多く、そこでも武器会社は「悪の権化」のように表現されています。

さて、今朝の日経新聞には、「ESG投資家が銃をとる日」というコラムがあり、スエーデンの金融大手が、軍需関連の企業に投資できるようにしたと下記のように論じました。

「防衛産業への投資は民主主義や人権を守るうえで重要である」。ウクライナ軍が必死にロシア軍に武力で抵抗する姿は、民主主義や人権がきれいごとでは守れない現実を確認させた。欧州からウクライナへの武器供与は、平和を希求する支援と解する。欧米の防衛産業への投資は社会正義にかなう。民主主義や人権は与えられたものではなく「時には血を流して勝ち取り、守ってきたもの」。

「一目均衡」日経新聞

「なるほどね!」

とは、すんなり納得はできにくいですよね。

「正義」とは何か考えさせられます。

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