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初心者の資産運用:賢い節約と運用戦略

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資産運用するには、まず「節約」し副業などで「貯め」て、「投資」をするパターンが基本です。その基本を順序だてて説明します。 *投資は自己責任でお願いします。
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#つみたてNISA

スマートな「資産運用」の考え方

資産運用するためには、まず、運用する資金を作らないといけませんよね。そのために、支出を抑えて、資金を作り出すというのは、ちょっとハードなので、もう少しスマートなやりかたを検討しましょう。 1)国からの還付まずは、国からもらえる権利があるものをちゃんと申告しているかということです。これは、国から「生命保険などはちゃんと加入しておいてくださいね。優遇しますから」というメッセージでもあります。 いわゆる「所得控除」をちゃんと毎年申請しましょう。生命保険控除ですと課税所得が500

NISAで株式投資~2024年度からは更にパワフルな制度になります

日本人は、高度成長期に、高い銀行金利を経験しており、「お金は銀行に預け、余剰資金は定期預金にする」というのが常でした。定期預金率は10%近くになったりしたので、何も考えなくてもお金がたまっていた時です。今の銀行金利はないに等しいですよね。 そして、世の中低金利になっても、株などで積極的に投資をしようとせず、タンス貯金が増えるばかりで経済がまわらないという悪循環に陥ってしまいました。 遅ればせながら、お金を市場で回すために、政府が音頭を取ったのが、2014年に、国民に「株式

自分の老後は、自分で守る、それが「イデコ iDeCo」

多くの会社員は、公的年金の他に、会社に給料の一部を積み立てて企業年金として年金を受け取っています。 その企業年金の多くは、「確定給付年金」(DB:"Defined benefit pension plan)と呼ばれ、将来に受け取る年金額または年金額の基準が予め決められている年金制度です。 予想を超える運用の低迷などで定められた給付に必要な積立額が不足した場合は、企業などは追加拠出をする必要が出てきますので、1990年代前半のバブル崩壊後は、このDB制度が重荷になる企業が多