SESから社内エンジニアに転職した男
はじめまして。ツクリンク株式会社インフラエンジニアのkariyaです。
2021年11月に入社し、3ヶ月目という事でブログに挑戦して行きたいと思います。
今回は約6年間エンジニアとしていわゆるSESと呼ばれる業態の会社を渡り歩いた僕が今の会社であるツクリンクに行き着いた経緯やそれぞれの違いなどを感想として書いて行きたいと思いやす。
※SES(システムエンジニアリングサービス)とは企業にエンジニアを派遣する事です。エンジニアは客先で常駐し、常駐先の指揮系統にしたがって業務をする(厳密には契約形態で色々ある)
本記事ではSES=SESやってる会社とする
自己紹介
大学
・経済学部
趣味
・バイク
・音楽/ドラム/DTM
なんらITと関連するプロフィールも経歴もない僕が初めて就職した企業はSESでした。
昨今プログラムのスクールが急増してきて世間でも認知が上がってきていると感じていますが、当時ITでエンジニアと聞いただけで専門性が高く未経験で飛び込めるものなのかと不安でおりました。そんな中出会ったのは未経験の育成に力を入れている旨を謳っている零細SES。面接を受けて不安とは裏腹にあっさり入社となりました。
3ヶ月のjava研修経て同じく研修を受けていた同僚3人で初めて客先に出向しました。
新人3人で仕事になるのかと思われるかもしれませんが、仕事になりません。
先輩社員の存在が必須です。それを解決するのもSES!
上流のSESの社員が先輩社員役を代役してくれるのです。スゴイ
初めては下記の様な商流になっていました。
エンドユーザー(お客さん)
┗SIer※(一次受)
┗SES(二次受)
┗SES(三次受)←仲介のみ
┗SES (四次受)ここが僕らの!
※事業やサービスを請け負う企業のことを「System Integrator(システムインテグレーター)
当時営業と仲良くしていた僕はどこにいくらお金掛かっていたのか全部知っているのですが、生々しくなりすぎるので割愛します。
お客さんはエンジニアに多額のコストを掛けますが、エンジニアまで降りてくるものとは乖離があるというお話でした。往々にしてある事だと思いますが僕が今日まで続いているエンジニア人生で初めて感じたモヤっとポイントだったと思います。
SESからSESへの転職
思ってきた事を一つ一つ丁寧に描き始めたら本になりそうだったので簡単にまとめて行きます。
仕事が板についてきたら予算と給料の乖離に疑問を感じ始める
周りの先輩エンジニアの話を聞いていくうちに前述した商流通り、エンドユーザーがエンジニアの発注に掛ける予算から我々の手元に降りてくる金額には大きな乖離がある。という事実に気づいてきます。
給与テーブルについては星の数ほどあるSES会社次第であり望んだ会社を見つけ出すのは至難
転職のことが脳裏をちらつき始めるものの、他のSESも大体似通っており状況を打開するのは至難の業です。
転職時の給与交渉が簡単であることから転職を繰り返して給料を上げていく人も多くいる
僕がまさにこの状態で、SES会社からすればエンジニアが増えれば増えるほど売り上げが上がり、エンジニアが出向している限り取りっぱぐれないので転職が楽です。(若干上の項と矛盾を感じますが同じ会社で昇給に期待しにくいという意)
フリーランスになる。収入の形態が雇用と大きく異なるが会社に収めていた分がなくなったり、うまくいけば商流を浅くできるので金額が段違いにあがる。
ありがちな選択肢の一つです。一匹オオカミには打ってつけだと思います。
体一つで経費がかからないのに対して売り上げが高くなるので法人成りする人も結構多くいます。
ずっと客先で仕事をしているため、自社への帰属意識が薄れていく(誰から給料をもらい、誰のために働いているのかわからなくなる)
これは人に依るところが大きいですが、僕としてはモチベーションに大きく関わるポイントでした。
一体感を感じられない。常駐先での一時的なチームワークは存在するが、所属している自身の会社とのつながりは薄くなっているため孤独を感じやすい。
上と被りますが僕は寂しがり屋さんなのでキツかったです。SES時代は殆ど一人で客先に常駐していました。
ここまでSESの事しか書いてませんがもうちょっとだけ、
SESのメリット
っぽい事も書きます。
様々なアーキテクチャに触れらる
案件の数だけ要件があり、多様な言語、機器、人々に触れられる機会を得られます。やらかしてもリセットが効く
次の案件に移れば環境リセットです(横のつながりも増えます)
社内エンジニアへの転職
さてツクリンクの魅力について存分に語りたいところですが、同じ年に新卒で入社された先輩社員の記事を貼っておきます。
今まで転職を繰り返してきた僕ですが、今回初の事業会社への転職に至った理由はいくつかありますが、一番の理由はやり甲斐を感じたからです。
(誰にもマージンを抜かれてないし)
何社ものSESを経験しました。エンジニア力を高めてバリバリのフリーランスへの道もあったし、エンジニア仲間や仲のいい営業と新たにSES会社を立ち上げる話もありました。
しかし僕が求めていたものは社員が一丸となり、同じ目標に向かって仕事をしていく事でした。
今僕の日々の業務は仲間と作り上げていくプロダクトのためになると信じてやれています。そういう一体感が一番自分の求めていたものだと気づいた次第です。
弊社は「産業構造を変え、豊かな未来をつくる」をミッションに掲げています。
所謂解決型の事業というやつだと思っています。
建築業界と言えば僕の父が建築設計士という事もあり、幼少の自分から職人さん達と交流する機会が多少ありました。それもあって建築業界においても職人さんのお賃金が低い、まさにIT業界における深い多重商流の構造と共通する課題がある事を知り共感を得ました。
ツクリンクで展開するサービスを利用するユーザーの声がまさに弊社の掲げるミッションを解決しうる一歩一歩だという事を実感しています。
長くなりそうなのでここまで。
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ツクリンク株式会社では、一緒にサービスをより良くしている仲間を募集しております。
カジュアルに相談したい場合は僕をご指名いただいてもいいですよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?