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歩いて走って戦って 冒険のはて旅のはて ゆきてかえりし物語

『ホビット』(The Hobbit)

(ピーター・ジャクソン監督、マーティン・フリーマン主演)
J・R・R・トールキンによる児童小説「ホビットの冒険」を原作とし、2012年から2014年にかけて公開された3部作の映画です。


この「ホビット」を語るうえで外せないのが、映画としては前シリーズとなる

『ロード・オブ・ザ・リング』

『ホビット』と同じくピーター・ジャクソン監督作品で、J・R・R・トールキンの小説「指輪物語」を原作とし、2001年から2003年にかけて公開された3部作の映画です。

時系列としては「ホビットの冒険」の旅立ちより60年後から物語がスタートします。


この『ロード・オブ・ザ・リング』
私が中学生くらいのときに第1作目が公開されて映画館に観に行ったのですが、
とっっても衝撃的な内容でした。

というのも、シリーズものの作品を映画館でみたのが初めてだったからです。


1作目は、旅の仲間達と別れたフロドとサムが遥か方の滅びの山を見上げるシーンでエンディングとなります。

「と、途中で終わった〜〜?!!」



この『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ
ハートに直撃したのか見事に沼入り。

私では無く、姉が。


私はファンサイトやファンアートにアクセスしやすく(映画や原作を元にした素晴らしいファンアートを姉から教えて貰える)
また両親も(特に父が)『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが大好きでした。


シリーズ最新作が公開されたら映画館に観に行きましたし、DVDがレンタル出来るようになったらいち早く借りて観ていました。

金曜ロードショーや土曜プレミアムで放送されるたびにみていたので、シリーズどの作品も何回も視聴しました。



その『ロード・オブ・ザ・リング』3部作目から9年。同じくピーター・ジャクソン監督作品として公開された映画『ホビット』

今度は私のハートに直撃しました。


『ロード・オブ・ザ・リング』では、
明るい人柄だが偏屈で頑固で
(息子であるフロドには優しいけど)
指輪の魔力に(一瞬だけど)足をすくわれてしまう、どこか孤独で寂しそうなおじいちゃんホビットであったビルボ・バギンズ。

彼の若かりし頃は、あんなに勇敢で度胸があり、小さく力は無いが賢く機転がきき、
純朴で優しい人柄だったなんて・・・!!


『ホビット』ビルボ役のマーティン・フリーマンは、イギリスBBC制作ドラマ「SHERLOCK」シリーズの視聴で慣れ親しんだ役者さんでもあり、
「あの愛嬌のある姿がかわいいよね〜!」
などと姉と語るなどし。
(この頃の姉は「SHERLOCK」にお熱)


そういえば『ホビット』シリーズ1作目公開時に、ビルボのかわいさ&魅了に取り憑かれたため2次創作を漁りにいったら
「(こんな有名なシリーズのハズなのに)
思ってたより無い?!!」
と一時期飢えていました(笑)
(いや無いなら自分でジャンルの畑耕して創作しろって話なんですけどね(笑)
物語作るのメチャ難しい・・・2次創作含め物語作ってる人全員尊敬する。
どうやってオチ思いつくん?)


ちなみに3部作目まで公開したときには2次創作潤ってました(笑)
みんな『ホビット』の魅力に気づいたか〜そうか〜。


●ビルボ以外の旅の仲間達である、ドワーフの王トーリン・オーケンシールド率いる12人のドワーフ達
(バーリン 、ドワーリン、フィーリ、キーリ、オイン、グローイン、ドーリ、ノーリ、オーリ、ボンブール、ボフール、ビフール)

●同じく旅の仲間の灰色の魔法使いガンダルフ(『ロード・オブ・ザ・リング』時より怒りっぽい面が目立つ気がする(笑))

●旅の途中で出会うエルフ
(レゴラスはレゴラスだった(笑)性格も御姿も。タウリエルはかっこいい若々しく美しい女性のエルフだった!)

●ビルボやドワーフ達を匿い助けてくれる人間・バルド
(バルドさん。散々ルクエヴァ!
とか弓パパ!て呼んだ(笑))

●ドラゴンのスマウグ
(ベネディクト・カンバーバッチが表情のモーションキャプチャーを行って演じてたのは言われるまで気づかなかった)

等大変魅力的なキャラクター達も多数登場します。


ビルボのマーティンかわいい!とか
トーリンのリチャード・アーミティッジかっこいい!とか言いながら、
観ていたのはもっぱら吹替版だったり。
(字幕版も一通りは視聴してます)


理由は、吹替の方がドワーフ達がワラワラ喋ってるとき何言ってるか聞こえるから。(笑)

ぶっちゃけ、トーリンとフィーリ&キーリ以外のドワーフ達は声優さんで見分けてました。

(ONE PIECEサンジ役平田広明さんのボフール、名探偵コナン目暮警部役茶風林さんのドーリ、忍たま乱太郎の神崎左門役宮田幸季さんのオーリ、ターミネーターのシュワルツェネッガー吹替玄田哲章さんのドワーリン、等々)


あとはスマウグが吹替の大友龍三郎さんの方が迫力あったように思います。
カンバーバッチも本人の地声が低いから雰囲気あったけれど、ONE PIECEのクロコダイルと白ひげやってる大友さんほどの声の重圧はなかった…



『ホビット』に関して、私の映画初体験があります。

それは4DXでの視聴です。


『ホビット』シリーズ第2作目
「竜に奪われた王国」にてビルボやドワーフ達が樽に流されながら追っ手から逃げる
川下りのシーンがあります。

映画の感想を読み漁っていたとき
その川下りのシーンの4DXでの迫力について、どの感想を読んでも
「本当に川下りをしているような臨場感!」
「水がブシャーッとかかってきた!」
と面白可笑しく書かれていて
「す、すごい観たい…!私も4DX体験したい!」となりました。


そのときは「竜に奪われた王国」
の4DX公開はすでに終了しており
第3作目「決戦のゆくえ」公開時に
4DX公開劇場を探し、結果
電車往復約3000円&駅からバス乗り継ぎ
というプチ旅行の果てに『ホビット』
の4DXを観ることが叶いました。


『ホビット』で4DXを観た劇場は
あれ以来訪れていないのですが
(もっと家から近い場所で4DXが観れる劇場ができたため)
それでも『ホビット』で体験した
4DXの臨場感、フカフカな座席の座り心地は
忘れられません。


ちなみに『ホビット』で4DXを観た劇場はこちら↓↓

劇場以外にも、温泉やアミューズメントパークなどもあり、機会があればまた行きたいです!



『ロード・オブ・ザ・リング』&『ホビット』のその他小話としては、

●『ロード・オブ・ザ・リング』のエクステッド・エディション版がCSの洋画チャンネルで放送していたから録画したが、
さすが4時間超え有りを3作分も録ったら録画圧迫しまくり。
しかし「3作目でアラゴルンが亡霊達を率いているシーンの経緯が詳しく観れる…!」
となって消そうに消せない(笑)
(DVDかBlu-rayを買え!(笑))

●大塚芳忠さんの声について
「『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルンの(吹替の)人」
というと家族間で通じる。
鱗滝さん(鬼滅の刃)も「アラゴルンの人」で通じた。

●『ホビット』で1番好きなシーンは第1作目「思いがけない冒険」の最後のシーンで、
トーリンが「私が間違っていた。許してくれ」とビルボのことを認め抱きしめたシーン。

●J・R・R・トールキン氏の伝記映画
『トールキン 旅のはじまり』を観たとき、
おそらく「指輪物語」等の登場人物の
インスピレーションとなったであろう人が
作中に幾人か出てきて思わず声を上げそうに…!(特にサム…!)

●ワーナー・ブラザースの『ホビット』
のページをみて
「去年の6月くらいに発売されたトリロジー・フィルムコレクション欲しい〜〜!」
てなってしまう(笑)


●兵庫県西宮市に「GANDALF COFFEE(ガンダルフコーヒー)」という喫茶店があり、
海外で上演された「ホビット」「指輪物語」のミュージカルや舞台のパンフ等
トールキンファンにはお宝なグッズ等が
多数置いてある素敵なカフェがあります!


●『ロード・オブ・ザ・リング』&『ホビット』のロケ地となったニュージーランド観光ホームページ、見てるだけでもとても楽しい!



記事のタイトルは、原書房さんの
「ホビット ゆきてかえりし物語」(山本史郎訳)の本のタイトルの一部を使用しました。



見出し画像は、『ホビット』の主人公ビルボ・バギンズを描きました。(色鉛筆画)
ビルボに惹かれたのは、呪われた指輪を長い間所持しながら善良さを失わなかった心の強さ、です。

見出し画像全景版

ちなみに、「ムーミン」の作者トーベ・ヤンソン氏が書かれた「ホビット」の表紙をみて、それが可愛くて可愛くて可愛かったので、私も描いてみようと思いました(笑)

↑こちら信州大学の教授の方の大学BLOGの記事なのですが、トーベ・ヤンソン氏が表紙&挿絵を描いた「ホビット」の本が発売された当時のトールキンファンの反応等が書かれており、大変興味深い記事です。

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