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ニセコ からの便り

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北海道・ニセコ への移住のきっかけ、ニセコ で出会うおもしろい 人々、雄大な自然、美味しい農作物。Nashyの視点から見る、リアルなニセコ ライフをお届けしています。
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#北海道

ニセコ に住む人々 #07 画家の徳丸滋先生 - いつからでも、いつまででも

"この記事は「ニセコ に住む人々」シリーズの第7回目です。 これまでの記事はこちらからどうぞ↓ #01 プロ・スノーボーダー Eさん - 幸せの在り方は人それぞれ #02 不動産会社 Tさん - 陳腐な同情なんていらなかった #03  "おとなりさん" - りんごケーキ2切れを6人で食べる #04 整骨院院長 Dさん - 何歳になっても、挑戦し続ける  #05 Yさん - オトナの秘密基地で産声をあげた、1人のイラストレーター #06 石油の小西さん - 固定概念をぶち壊す

どんなときも、スープカレー

皆さまには、飽きもせずに何度でも求めてしまう食べ物はあるだろうか? 私にはある。タイトルのとおり、スープカレーである。 くわえて、私には約3ヶ月ごとのグルメブームなるものがある。ある時は餃子、ある時はガパオライス、ある時はハンバーガー等々(ジャンクにも程があるが...)ある一定期間は、少なくとも週1回はむさぼらずにはいられないという、おかしな習性である。 そしてこのスープカレーブームが、かれこれ半年くらい続いている。 スープカレーは、海鮮類、ラーメン、ジンギスカンに並

【延長決定!】ニセコ滞在 延長の理由3つと懸念点

昨年12月中旬頃からニセコ にお邪魔し、早くも5ヶ月が経とうとしている。掲題のとおり、この度ニセコ での滞在を少しばかり延長することにしたので、ご報告がてら、延長の理由と懸念点をシェアしたい。 ※ニセコ にお試し移住をしている理由はこちら↓ ※ニセコ という町を知らない方はこちら↓ 延長理由1:国際色豊かで、温かくおもしろい人たちが多いパンデミックの影響もあり、ニセコ に来てしばらく経つ今も、知り合いは両手で数えるくらいだ。(もともと知り合いや友人が大勢いるタイプでもな

ニセコ に住む人々 #06 石油の小西さん - 固定概念をぶち壊す、バター飴

"この記事は「ニセコ に住む人々」シリーズの第6回目です。 これまでの記事はこちらからどうぞ↓ #01 プロ・スノーボーダー Eさん - 幸せの在り方は人それぞれ #02 不動産会社 Tさん - 陳腐な同情なんていらなかった #03  "おとなりさん" - りんごケーキ2切れを6人で食べる #04 整骨院院長 Dさん - 何歳になっても、挑戦し続ける  #05 Yさん - オトナの秘密基地で産声をあげた、1人のイラストレーター ——今月も、もうそろそろ"小西さん"が来る頃

「ゆりね」って食べたことある?

ニセコ では、最近ようやく最高気温0度を上回る日が増えてきた。先週末、こちらでは青空が広がったので、近隣エリアに観光に行った帰りに、ずっと気になっていた場所へ立ち寄った。 ずっと気になっていた場所とは、「ニセコ ビュープラザ」という道の駅である。 地産地消・安全安心の農産物直売所お目当てはニセコ ビュープラザ内にある「農産物直売所」だ。農作物が置かれる商品棚には「私が作りました!」といったコメントとともに、生産者の顔と名前が掲載されたポップが貼られている。そんな、安心・安

トリプル羊蹄ビューが贅沢すぎてラッキーな気持ちになった

ニセコ の名峰・羊蹄山(ようていざん)は、富士山にも似た姿かたちから、別名「蝦夷富士(えぞふじ)」として、道民から愛されている山だ。 以前のエッセイにも書いたのだが、冬の羊蹄山が全貌を露わにすることは滅多にない。 私のことばで言ってしまえば、「羊蹄山は来る日も来る日も"無い"のだ。」 雲に覆われると、その存在すら感じなくなるからだ。 しかし今日はどうだろう。 窓の外に目をやると、今日はそれが100%「ある」。 そして今日は300%も「ある」ことに気がついてしまった。

羊蹄山は今日も、無い。

我が家のリビングからは、晴れていればニセコ の名峰・羊蹄山(ようていざん)が見える。そして、それが見える日はあまりない。 冬の羊蹄山はシャイらしい。 こちらに引っ越して来る前から、山好きの私は、それの富士山のようなフォルムの勇姿を見ることを楽しみにしていたのだが、顔を出してくれる日はそう多くない。 「羊蹄山、今日も"無い"ね。」という会話が、我が家では日常茶飯事になっている。 しんしんと降り続く雪の向こうでは、灰色の雪空が深い奥行きをもって広がり、山の気配すらも消して